リスク評価なき活断層・原発論争

メモ的まとめ
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Hideyuki Hirakawa @hirakawah

見逃してたんだけど、去年10月末にこんな記事が日経に載っていた。(先日、ある授業で使った教室にコピーが残ってて知った。)「せめぎ合う理学と工学 原発が問う活断層の定義」 http://t.co/OiXXsDUB

2013-01-26 05:05:22
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

参考:せめぎ合う理学と工学 原発が問う活断層の定義 (日経)http://t.co/ijZ8XnXS

2013-01-26 11:23:08
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

↓なんかピント外れてる気がする。これでは理学者は単なるアホの集まりみたいだ。こんな単純な対立図式の時代はとっくに終わってると思う。

2013-01-26 11:23:51
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

理学者の仕事は現象の規模と発生確率を調べて定量的リスク評価。これは理学者にしかできない。それを受けて行政はリスク・ベネフィット比較し、落とし所をいくつか提示する。その中から国民が選ぶ。選んだ結果をもとに工学者が設計する。これが理想ではないだろうか。

2013-01-26 11:29:38
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

あと、現象の規模に応じて、都市や施設に何が起きるかを調べるのは工学者の役割だ。その中身もリスクとして提示しなければ。

2013-01-26 11:34:46
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

で、たぶん理学と工学の意見の相違が起きがちなのは、このリスクの細部に関する評価だろう。自然現象の規模と発生確率は理学で評価できるが、それが都市や施設にもたらす結果の規模と発生確率は、じつは理学も工学もうまく評価できないでいると思う。

2013-01-26 11:42:15
早川由紀夫 @HayakawaYukio

↓ 工学者の出番は、行政に手渡す前のリスク評価のときにもある。原発のような場合は、理学と工学でリスク評価する。それがいままでどのようになされてきたのか、まったくなされてこなかったのか、わたしは何も知らない。

2013-01-26 11:53:01
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

話をつきつめると、40万年に1度動く活断層の真上に原発を建てていいかどうかという問題だ。まずそのリスクをきちんと結果まで定量的に見積もる。放射性物質は炉内の全量放出という最悪を仮定。それによるデメリットと原発による40万年分のベネフィットをきちんと比較して国民が決める。

2013-01-26 11:53:28
早川由紀夫 @HayakawaYukio

どんな地震来たって、津波来たって、絶対壊れない原発つくれると工学者がもしいうなら、リスク管理(原発作るかどうかの判断)はそれに応じたものになろう。それでもし壊れたら、工学者全員に腹切ってもらう。

2013-01-26 11:54:47
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

そのさいには高レベル放射性廃棄物による未来世代への負の遺産のことも勘案する。さらにはリスク・ベネフィット分析結果だけに固執せず、どういう社会を目指したいかという倫理や哲学も勘案して決める。

2013-01-26 11:56:28
クリエネ(出口戦略なしの緩和がコロナ禍を引き延ばす) @morecleanenergy

@usa_hakase 質問です。「原発による40万年分のベネフィット」と仰りましたが、実際にはウラン燃料の枯渇、あるいは原子炉の寿命を考えると、40万年ではなくもっと短い期間になると考えてよろしいでしょうか。

2013-01-26 11:59:39
早川由紀夫 @HayakawaYukio

↓ 40万年に1度の破滅を危惧したら、九州には住めるところないね。

2013-01-26 12:05:22
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

そういう細かいこと言い出すとウランは別の惑星からもってくるとか、どうせ人類は40万年後には地球にいないからとかまで議論がはなはだしく発散するので、まあ数字は色々と自由に替えて考えてみてください。@morecleanenergy

2013-01-26 12:16:07
早川由紀夫 @HayakawaYukio

九州と北海道で過去に発生したカルデラ破局噴火の表  http://t.co/Aq8hfltW 半径50キロから100キロくらいまでが火砕流が残した厚い火山灰の下に埋まる。噴火は1日くらいの時間で決着つく。

2013-01-26 12:23:16
パグさん♪ (🌴公式アプリ至極不便🏖) @fvjmac

日経社説◆原発安全の理念が見えない http://t.co/E3Ns2ws5 「新基準づくりは規制委にとって最優先の仕事だ。しかし規制委の議論の進め方は、目指すべき安全目標など肝心な点を置き去りにしている。」 

2013-01-26 12:26:47
添田孝史 @sayawudon

1月25日開催 日本エネルギー会議シンポ「活断層とは何か?その原発プラントへの影響は?」。岡本孝司・東大教授「今の規制委員会の議論は、非科学的。どちらかというと幻想にとりつかれている。なぜリスクの議論を避けて通るのか」。岡本教授こそ「リスクは数値で表せる」という幻想に執着。

2013-01-26 15:17:15
添田孝史 @sayawudon

続)確率論的リスク評価(PRA)で、プラントの安全性を総合的に評価すべきだ、というのが岡本教授の主張。確率論もうまく使えば安全性向上に役立つ。しかしこれまで電力業界は「対策を取らない言い訳」にしか使ってこなかった。電力業界の実施したPRAは、科学的な装いをしているが中身はクズ。

2013-01-26 15:21:15
早川由紀夫 @HayakawaYukio

.@AerospaceCadet さんのコメント「40万年前以降に動いた物を活断層とするって定義とかね。もうアホかとね。40万年前なんてホモ・サピエンス出現の15万年前、東北は..」にいいね!しました。 http://t.co/Yu2118Rd

2013-01-26 15:22:30
早川由紀夫 @HayakawaYukio

.@AerospaceCadet さんのコメント「そんな時期に動いた断層の近くに原発が建てられないならそもそも日本列島に人が住んじゃいかんだろ馬鹿馬鹿しい。原子力規制委員会での..」にいいね!しました。 http://t.co/viO0KYvw

2013-01-26 15:22:36
早川由紀夫 @HayakawaYukio

↓↓ 活火山の国際的な定義は1万年なんだよね。活断層を13万年だとか40万年だとか議論してると聞くと、ずいぶん経済的余裕があるんだなあと、正直思う。

2013-01-26 15:24:18
添田孝史 @sayawudon

続)例えば、福島第一の津波ハザードを決めるのにどうやったかというと、ある領域で津波地震が起きるかどうかを電力会社の社員に投票させて決めていた。その結果をきれいなグラフにして、なんとなく科学的な装いにし「福島第一の設計想定を超える津波は数千年に1回」と説明していた。

2013-01-26 15:25:21
早川由紀夫 @HayakawaYukio

日本は、活火山の定義をずっと歴史時代に噴火したことがあるとしてた。それだと、北海道に歴史が300年しかないことで不都合があった。2000年にしたのは1980年代。そのあと国際的には1万年だと私たちが気象庁に言い続けて、2000年ころようやくそうなった。

2013-01-26 15:26:17
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