マクロスの歌姫ではない飯島真理について

あまりに「マクロス」のリン・ミンメイのイメージだけが強すぎて、レーベル換えてアメリカに渡ってしまった飯島真理ですが、マクロスと切り離して、ひとりのシンガーソング・ライターとしての軌跡を、初代マクロス世代の私がとりあえず書いてみました。ちなみにずーーっと追っかけていたわけではないので、ビクター時代以降は申し訳程度です。でも、初代マクロス知らない世代の皆様も、先入観なく聴いてみてはいかがでしょうか。
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阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

今、飯島真理を聴き直している。「マクロス」の歌姫、リン・ミンメイのイメージを振り払うのに本人も苦労したようだが、本来国立音大ピアノ科出身。そのせいか、曲の構成や転調に思いもよらない妙味を見せることがある。初期では、3枚目のアルバム"midori”が出色。何か記事書きたくなるかも。

2013-01-24 15:18:17
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

iTunes Storeの飯島真理のアルバムのディスコグラフィが(完全ではないが)充実しているので今日は聴きまくっている。

2013-01-24 23:46:21
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

・・・あ、飯島真理は、例外曲を除いてはシンガーソングライターです。念のため。

2013-01-25 03:37:03
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

飯島真理は、初期の頃はいい意味でクラシックの和声法が下地にあったせいか大胆な転調の飛躍とかがあった。そういう意味では最初の3枚が濃い。あとは次第に「マイ・ペースの」ポップス路線に入って行ったのかな。それにしても息が長くコンスタントにアルバム出し続けているのには驚いた。

2013-01-25 00:40:27
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

一般には一枚目のサカモト教授プロデュースの”Rose"のほうが2枚目の"blanche"より一般ウケしているようだが、吉田美奈子プロデュースの後者のほうが、一貫地味だが、繰り返して聴くとその「夜の如き」深みに惹かれるようになる。アナログ盤での再生がすごく難しい繊細なソースだった。

2013-01-25 00:45:48
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

あと何枚かitunesにはないアルバムもamazonに発注しているので。ほとんどこのツイートのtogetterみたいな形でとりあえずの飯島真理考みたいなのまとめられるかな。

2013-01-25 00:49:15
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

おそらく2枚目のアルバム(3枚目の一部も?)のあたりまでは、デビュー前に作り貯めた曲(18前後まで!)が多いのだと思う。

2013-01-25 00:52:33
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

次の商品に関するレビューを投稿しました:'midori':飯島真理 via @amazonJP 個人的には、シューマンのピアノ小曲集や歌曲集の展開を思い起こさせる。特に”Tight Rope"の入りからなんてゾクゾク。 http://t.co/LTZoK9Qk

2013-01-25 03:10:42
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

私が大学院生の頃、「ぺっぴん」の編集部に入った後輩に飯島真理の最初のアルバム"Rose"をウォークマンで聴かせたら、「バンドのコード進行にトチリが散見される」という感想をもらったのだが、今聴くと、それは全部坂本教授の確信犯での、現代音楽的な「歪み成分」ではなかったかと思える。

2013-01-25 03:36:15
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

なお、本日"MARI IIJIMA singsLYNN MINMAY"到着済みですでに聴いています。アメリカ移住しても現地でのマクロス人気を体験する中でやっと「ミンメイ」と再開して向き合っていいと思えるようになった彼女の再録音集。編曲と声の変化をどう感じるかは人それぞれでしょう。

2013-01-26 20:31:36
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

今、飯島真理の2枚目のアルバム、"branche"をプロデュースした吉田美奈子のベスト盤をはじめて聴いている。リマスタリングが非常に良好。

2013-01-28 21:00:17
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

「同(1983)年、飯島真理の2ndアルバム「BLANCHE」をプロデュース。この仕事が、他のアーティストのアルバム・プロデューサーとしての彼女を、最初に確立させたものだと思われる。」(吉田美奈子オフィシャル・サイトのバイオグラフィhttp://t.co/0rIfExBIより。)

2013-01-28 21:16:05
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

恐らく、ビクターサイドは、「マクロスの歌姫」がアイドル性のあるシンガーソングライターとしてのラインを保ちながら活動していくことを望んでいたのではないか。しかし飯島真理のほうがマクロスの尻尾を切りたかった。

2013-01-28 21:28:11
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

それしにても、飯島真理の最初の4枚目までのアルバム発売ペースは半年に一枚である。マクロスの歌姫としての余韻があるうちに「使い切られる」ことを恐れていたとも言えるのではないか?このペースが可能だったということはやはりデビュー前にかなり書きためていたのではないかと思える。

2013-01-28 21:30:00
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

実はレーベル移籍後も、アルバムタイトルの「色」シリーズは続いている「ピンク」→「白」→「緑」→「灰色(サブタイトル)」→「青」→「黄」→「赤」。

2013-01-28 21:37:04
阿世賀浩一郎@若き臨床家のために @kasega1960

なお、飯島真理のベスト盤は何枚もリリースされているが、「夢色のスプーン」「リンゴの森の子猫たち」(以上「スプーン」おばさん」OP/ED)、「1グラムの幸福」のオリジナルが聴ける一枚物は「飯島真理 CD FILE」http://t.co/IrwaAtax だけである。

2013-01-28 21:44:53