ウクライナに行った宍戸慈さん評
- HayakawaYukio
- 3919
- 0
- 1
- 6
宍戸慈:東京の国分寺で今日、彼女の話を聞く小さな会があった。昨年の11月にウクライナを訪問した報告。近いので出かけた。福島で被曝した二十代の女性で、ラジオなどを通して情報を発信し続けている。うかつにもこういう女性がいることを今日まで私は知らなかった。どうやら私の長男と同い年だ。
2013-01-28 00:21:21宍戸慈(2)冒頭、ウクライナへ行った事ある人?と問われて、何事も目立ちたくない私は黙っていた。プレッシャーになっても良くない。参加者の多くは若い女性だし。だが、終わりがけに感想を聞きたいと指名された。うろたえた。父が広島で被曝したこと、世代として責任を覚えていることは言えた。
2013-01-28 00:35:16宍戸慈(3)本音は、こんな泣き言しか言えない若い女に原発解体ができるのか、だった。さすがにそれは言えなかった。私は縁あってウクライナを訪れもう八年位、被災者と交流している。もともとヒロシマの被曝二世であることに長く苦しんできた。そこへ福島被曝が追い打ちをかけてきたと実感している。
2013-01-28 00:49:40@yasushi61 お疲れ様です。どの辺が泣き言で、どうしてそう言う「若い女」に原発解体が無理だというお考えなんでしょうか?よろしければ、理由を教えて下さい。
2013-01-28 01:01:53宍戸慈(4)だが私は、膨らむばかりの不安とそれを受け入れようとする、激しい隔絶の不条理を彼女に覚えたのだ。こんな素敵な若い女性にそんな思いをさせている。深く絶望しそうな人ほど、そういう前向きの意志に頼るしかないのだろう、と。その激しいテンションは、長続きはしない。頑張りすぎるな。
2013-01-28 01:15:18@yasushi61 行ったんですね!感想ありがとうございました。私は先日、実家で採れたミカンなど測ってもらいに、こどもみらいに行ったばかりです。また聞かせて下さいね。いつもありがとうございます!
2013-01-28 01:36:45宍戸慈(5)例えば脱原発を思っていても他者にそれを言えないと。避難すべきと思っていてもそれを相手に言えないと。で、自分のピュアな正しさとの狭間に悩む。そんな馬鹿げた心の美しさを人々に理解して欲しいと訴えて何になる。被曝は被曝なのだ。国家と対峙した事がないから、そうなっているだけ。
2013-01-28 03:02:39宍戸慈(6)一方、悲しみを踏まえたあの女性同士の直感的な通底は何だろうと思った。ウクライナの女性達とたちどころに泣き合い抱き合ってしまう。私などは言葉や思想の解答を求めて何年も沈黙している。傷ついた体を投げ捨てられない女性達はとにかくそこから出発出来る強さがある。男はどう支える。
2013-01-28 09:18:09