乙武洋匡と武田双雲の教育対談Vol.2

乙武洋匡と武田双雲の教育対談Vol.2 Vol.1は、http://togetter.com/li/44955
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武田双雲 souun @souuntakeda

乙武先生すごい行動力!教育に近道はないのですね。1つ1つやれることを精一杯やっていく。ただ多くの先生が一生懸命やってても空回りしている方も多いと現場から聞きます。 何かそういった先生に言う言葉があるとしたら何でしょう。コツというか。#taketake

2010-08-27 18:35:47
乙武洋匡 @h_ototake

学校に疑心暗鬼な一部の保護者。その保護者の声に脅えて、硬直化してしまった学校。状況は、決してかんたんじゃない。そんなのわかってるけど、あきらめてタメ息ついてるより、僕は少しでも前に進みたかった。保護者への「OTOフォン」は、そんな想いから始めたことでした。 #taketake

2010-08-27 18:32:25
乙武洋匡 @h_ototake

こうして信頼関係を築いておくと、いざ僕が「従来の手法とは異なる指導」をしても保護者のみなさんは信じてくださるんです。「あの先生なら、きっと子どもたちのためを思っての指導だろう」と。信頼関係のないまま“変わったこと”をすれば、やっぱり保護者だって不安に思うはず。 #taketake

2010-08-27 18:23:50
乙武洋匡 @h_ototake

保護者の方々は、最初のうちはさすがに戸惑っていた。「本当はうちの子が何かしたんでしょう?」でも、僕が本当に頑張りを伝えるためだけに電話しているのだとわかると、とてもよろこんでくださるようになった。僕は、最後には必ずこう言った。「いっぱい褒めてあげてください」 #taketake

2010-08-27 18:08:49
乙武洋匡 @h_ototake

「○○ちゃん、今日ずっと苦手な逆上がりの練習をしていたんですよ」「○○君、今日は△△委員に立候補してくれたんです」――結局、逆上がりができなくても、委員がほかの子に決まってしまっても、その頑張りや意識の変化を伝えたかった。結果だけなら、通知表で十分だから。 #taketake

2010-08-27 18:04:38
乙武洋匡 @h_ototake

「温室栽培」から脱却するため、僕はまず保護者との信頼関係を築くことに努めました。小渕元首相の「ブッチホン」ではないけれど、よく電話をかけるようにしたんです。担任からの電話は、ふつう何かトラブルが起こったときだけど、僕は子どもの頑張りを伝えたくて電話をかけた。 #taketake

2010-08-27 17:59:34
武田双雲 souun @souuntakeda

小さな挫折と小さな成功をいっぱい体験させる環境づくりも大切かもしれませんね。僕の生徒さんで小学校の先生がPTAと教育委員会への対応が大変だと歎いてました。先生も苦境ですね。乙武さんはそこらへんはどうされましたか?@h_ototake #taketake

2010-08-27 16:11:59
乙武洋匡 @h_ototake

挫折から得られるものは、決して小さくないですね。まわりの大人は、その子が挫折でぽっきりと折れてしまわないようフォローしてあげること、そして、その挫折からの学びがなるべく大きなものとなるような示唆を与えてあげることが重要な役割なのかなと。 #taketake

2010-08-27 15:57:42
武田双雲 souun @souuntakeda

字がうまく書けなくて悔しくて泣く子がたまにいますがその後必ず飛躍します。弱さと向き合えた子は強くなっていくのを目の当たりにしてきました。弱さと強味をしっかり伝えるのも先生の醍醐味かと。 RT @h_ototake:#taketake

2010-08-27 15:37:13
武田双雲 souun @souuntakeda

では極度の温室栽培から抜け出すために今日から誰が何をしていけばいいのでしょうか。 RT @h_ototake:#taketake

2010-08-27 15:33:48
武田双雲 souun @souuntakeda

僕の生徒さんの中に不登校や障害を抱えた子供たちと日々向き合っている先生いますが、そういう子たちはいやがおうにも普通の子と比べられてるから逆に傷に強い子が多いと感じてるそうです。 RT @h_ototake:#taketake

2010-08-27 15:30:15
乙武洋匡 @h_ototake

そうなれば、子どもと向き合う時間がさらに奪われてしまうから、結局は「クレームの対象」となりそうな要素は、できるかぎり排除しておこうとなる。学校が「無難に、無難に」と志向してしまう背景には、こうした事情があるんです。 RT @souuntakeda

2010-08-27 13:07:43
乙武洋匡 @h_ototake

でも、学校の姿勢もわかるんです。いまは、わずかな傷にも過剰な反応を示す保護者がいて、学校を飛び越えて、じかに教育委員会などへクレームを入れられる。一度、そうなってしまうと、「再発防止のために」と何度も会議を重ね、レポートを書かなければならない。RT @souuntakeda

2010-08-27 12:59:00
乙武洋匡 @h_ototake

学校では一事が万事、そうだった。でも、社会に出たら、そんな「ビニルハウス」ないでしょう。他人との差をいやというほど感じながら、ありのままの自分で勝負していくしかない。その「ありのままの自分」がどんな人間なのかを知るためにも、ある程度の傷は必要ではないかと。@souuntakeda

2010-08-27 12:51:50
乙武洋匡 @h_ototake

運動会でも、同じようなタイムの子をならべ、あまり差がつかないように配慮する。足の遅い子が傷つかないように。教師は、子どもたちに「お父さん、お母さん」ではなく、「おうちの人」と言うように指導を受ける。片親しかいない子どもが傷つかないように。RT @souuntakeda

2010-08-27 12:46:27
乙武洋匡 @h_ototake

たとえば、バレンタインデー。学校に(その日だけでも)チョコを持ってきてはいけない理由を聞くと、「もらえない子が傷つくから」。でも、僕はそうした傷って必要だと思うんです。「あ、俺ってモテないんだ」と気づき、「じゃあ、モテるためには…」と自分を磨く。 RT @souuntakeda

2010-08-27 12:35:17
乙武洋匡 @h_ototake

過剰な「温室栽培」となってしまっている点ですかね。わずかな傷さえつけることを恐れて、何重にもビニルハウスで囲ってしまっている。だから、子どもたちは自分の欠点や短所に気づく機会を奪われているように思うんです。 RT @souuntakeda: 乙武さんが感じる今の学校の問題点は?

2010-08-27 12:19:25
武田双雲 souun @souuntakeda

@h_ototake おはようございます。今日もよろしくお願いします(^O^)早速ですが乙武さんが感じる今の学校の問題点はどこですか?

2010-08-27 10:50:39
乙武洋匡 @h_ototake

おはようございます(^O^)/ 昨日は、書道家・武田双雲さん@souuntakedaのご提案で、「教育」をテーマとした対談をTwitter上で行わせていただきました。それを読んだフォロワーのみなさんからのリプライからも多くの気づきをいただき、とても感謝しています!

2010-08-27 09:19:22
武田双雲 souun @souuntakeda

すごい言葉が並んでいて寝れない(笑) RT @h_ototake: 僕のクラスの子どもたちは、みんな親に愛されていた。でも、その愛がうまく伝わっていないケースもあった。だから、僕は親から子へ手紙を書いてもらった。子どもたちは、大号泣。「こんなに大切にされてたんだ…」

2010-08-26 23:11:07
乙武洋匡 @h_ototake

@souuntakeda おやすみなさい(^O^)/双雲さん、本当にありがとう!

2010-08-26 23:09:42
武田双雲 souun @souuntakeda

僕も熱くなってしまいました。乙武さんの言葉に僕の身近な人たちも心射たれています。乙武さんにもみんなにも感謝の気持ちでいっぱいです。さて、もう寝ます(笑)今日は、絡んでくれたみんなに感謝しながら寝よう RT @h_ototake: 知らず知らずのうちに、自分でも熱くなっていました。

2010-08-26 23:08:32
乙武洋匡 @h_ototake

知らず知らずのうちに、自分でも熱くなっていました。でも、少しでも僕の想いが伝わっていれば、うれしく思います。そして、こうして語る機会を与えてくださった武田双雲さん@souuntakedaに、心から感謝いたします。みなさんも一日お付き合いくださり、本当にありがとうございました!

2010-08-26 23:05:28
乙武洋匡 @h_ototake

その記録が新刊『だいじょうぶ3組』に詰まっています。小説の形式ではありますが、そのほとんどが生のエピソード。僕の教育実践なのです。 RT @mk4142411222: 具体的に、どのように実践されたのか。RT @h_ototake:僕は自己肯定感を育むことを何より大切にした。

2010-08-26 22:58:29
乙武洋匡 @h_ototake

「みんなちがって、みんないい」。そのことを伝えるのに、僕の体は何より便利にできていたし、自分の存在に不安を抱いている子がいれば、僕は必ずこう声をかけた。「だいじょうぶ、だいじょうぶだよ」――だから、新刊のタイトルは『だいじょうぶ3組』としたんです。

2010-08-26 22:51:47