クトゥルフ神話の作品のまとめ その2
- mino_ishioka
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(1)オーガスト・ダーレス HPLの(自称)弟子にしてパルプ雑誌に埋もれた作品の紹介に費やした人。 アーカムハウスの設立やラヴクラフトのプロットによる共作、オリジナル作品とクトゥルフに大きな功績を残したのは事実。
2013-02-15 23:54:23アンソロジー収録の作品は一度目を通しておいた方が良い。「永劫の探求」はダーレスの終結と言える。 アメリカではクトゥルフ以外の作品が評価されているにも関わらず、邦訳は殆どないというある意味可愛そうな作家でもある。 いしおかは単行本を見かけたことないです。
2013-02-15 23:05:57(2) ロバート・E・ハワード C.A.スミス(後述)と並ぶHPLの文通仲間。HPLの作品が静なのに対し、ハワードは動が多い・ クトゥルフ関係では短編集「黒の碑」が入手可能。 代表作は「ヒロイック・ファンタジー」の元祖「蛮族王コナンシリーズ」、全集の完訳お願いします!
2013-02-15 23:10:41(3) クラーク・アシュトン・スミス HPLの文通仲間その2 192-30年代を舞台にした作品こそ少ない、 「ハイパーボレア」「アベロワーニュ」「ゾディーク」の神々・魔術書はクトゥルフに大きな影響を与え、また受けている。
2013-02-15 23:18:14「イルーニュの巨人」は絶版だが「ドディーク幻妖怪異譚」「ヒュペルポレウス」極北神怪譚」「アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚」を読めば無問題
2013-02-15 23:21:29 訂正
×ドディーク幻妖怪異譚→○ゾディーク幻妖怪異譚
×ヒュペルポレウス極北神怪譚→○ヒュペルボレオス極北神怪譚
(4)ロバート・ブロック HPLサークルの卒業者として後を継ぐ物。晩年に書いた「アーカム計画」はブロックのクトゥルフ神話の集大成といえる作品。 ブロックは他の短編ホラー小説でも成功を収めた作家で有り、ヒッチコックの英語「サイコ」は有名。 ただし、映画の2~4と小説の続編は無関係
2013-02-15 23:25:29(5)ヘンリー・カットナー ラブクラフト・スクール卒業生その2。HPL存命中にクトゥルフ神話作品を書いたのは勿論、 そのごもシリーズを幾つも執筆したが、ダーレス同様、邦訳が少ないのが難点
2013-02-15 23:29:30(5-1)C.L.ムーア 厳密にいうと、彼はクトゥルフ神話を書いていないが、「処女戦士ジレル」「ノースウェスト・スミス」の描写・陳述は嘆美でHPLに勝るとも劣らない。 「ジレル」は絶版だが、「N.Wスミス」は『シャンブロウ』に纏めて再版されたので比較的入手しやすい。
2013-02-15 23:33:52(6)フリッツ・ライバー 日本では「ファファード&マウザー」シリーズで有名な作家。リストに入れるのは反則な気もしますが、 クトゥルー4(青心社)収録の「アーカムそして星の世界へ」は外せない作品なのでリストに収録 「闇の聖母」(早川)もクトゥルーぽいそうですが絶版のため未読
2013-02-16 09:46:157) ブライアン・ラムレイ HPL死後に誕生したネクスト・ジェネレーションの最筆頭作家。 彼の「タイタス・クロウ」シリーズはウィリマース・ファウンデーションによる邪神側との対立を含め、神話の新たな方向性を模索している。 「タイタス・クロウは」短編1、長編6が刊行予定でうち3冊邦訳
2013-02-15 23:41:01 訂正
×ウィリマース・ファウンデーション→○ウィルマート・ファウンデーション
固有名詞の入力ミスが多くて失礼しました
他にもコリン・ウィルスン「ロイガーの復活」などありますが、個別に取り上げても切りが無いためここまで。 参考になれば幸いです。
2013-02-15 23:46:57意見など
@mino_ishioka 失礼ですが、和訳本の題名は『ゾティーク幻妖怪異譚』『ヒュペルボレオス極北神怪譚』ですよ。ヒッチコックの「英語」は「映画」でしょうか。また、C.L.ムーアは女性ですので、「彼」はおかしいと思います。あと、和訳では「ウィルマース・ファウンデーション」です。
2013-02-16 00:13:50@zealotofBW タイトル・誤字のご指摘ありがとうございます。明らかな間違い以外は生の発言を優先したいとと考えているため、本指摘を文末に追加させて頂いてよろしいでしょうか? なお、C.Lムーアに関しては編集部が女性であることを隠していた事実を踏まえたネタなのでご理解ください
2013-02-16 00:18:52