わたし用、芝村裕吏さんの相談録

タイトル通り。芝村さんがツイッターで受けた相談事のお答えで、特にこれは! て思ったものを抜粋して記録するものです。(2013/02/15~)
2
芝村裕吏 @siva_yuri

次。相談なのですが、私は物事をうまく人に伝えることができません。少しでもマシになりたいと思うのですがなにかいい方法はないでしょうか? ですか。

2013-02-15 08:36:16
芝村裕吏 @siva_yuri

物事をうまく伝えるコツは4つ。1)事前にメモを書く。 2)結論を言った後、理由を告げる。 3)5W1Hもしくは、いつまでに、誰に、こんな風に をきちんと押さえる 4)最後に個人的感想を載せることを忘れない。 です。

2013-02-15 08:40:02
芝村裕吏 @siva_yuri

今日7時までに会議に遅れないようにきてください。 は、 会議にでてください。このような会議で、貴方にはこのような役目をやってもらいます。 時間は7時からです。遅刻しないでください。その理由はこう。 で、これは個人的感想ですが、いつもお疲れ様です。がんばってください。 と言ってね

2013-02-15 08:43:06
芝村裕吏 @siva_yuri

個人的感想を最後に付け加えておくのは手書きメモでの伝言などでも割に必須の事項です。主文に気を使うのではなく、おまけに気を遣うようにしてください。

2013-02-15 08:45:21
芝村裕吏 @siva_yuri

社会人と言うレベルで話を考えると、必要な伝達事項は日時、内容、求める役割、場所なんですが、重要性は内容、求める役割、日時、場所の順です。一般に偉い人ほどこの順番で情報を欲します。逆に下っ端ほど日時と場所を知りたがります。

2013-02-15 08:49:45
芝村裕吏 @siva_yuri

上司に報告するとき良くある話で、日時を話した後内容を話していると、内容を話したあとからなんだって、で、いつからだと聞き直されることがあります。 このやりとりは上司からの心証が確実に下がるバッドなやりとりですね。相手の欲す順番に情報をだしましょうね。

2013-02-15 08:51:32
芝村裕吏 @siva_yuri

また、伝言や言付けを頼まれた際はただ伝える、ではなく、きちんと予備質問とかをして、単なるメッセンジャーで終わらないようにしてください。 伝えた先で質問されてつまる、というのはこれまたダメです。

2013-02-15 08:53:14
芝村裕吏 @siva_yuri

ということで、困ったらまた相談してくださいね。 なお、友人相手だと感情から話すようにしてね。そちらは自分の感情、内容、求める役割の順です。

2013-02-15 08:55:00
芝村裕吏 @siva_yuri

次。時折強く他人を羨ましく思う事があり、その際の羨んでいる自分に対して嫌悪とストレスを感じます。この状態に何かいい折り合いの付け方はありませんでしょうか ですか。

2013-02-15 09:17:36
芝村裕吏 @siva_yuri

私自身は他人をうらやましく思ったことが一度もないので、実体験に基づいた話が出来るわけではないんですが、うらやましいというのはこれがいい、これは良くないとかが分かってイメージ出来るからそう思うのではないかと思います。答えや方向性がイメージ出来るのは悪い事ではないですよ。

2013-02-15 09:20:33
芝村裕吏 @siva_yuri

もちろん、答えや方向性がイメージが見えるだけではダメですね。 それでゆびをくわえているだけではそれはただの悪い考えです。 答えや方向性が見えたら、次に考えるべきは自分でそれをやるならどうすればいいか。なんですよ。

2013-02-15 09:22:43
芝村裕吏 @siva_yuri

悪い考えは昇華して良い考えにしないといけません。結果だけ見て感情を動かすのが悪い考え、そこに至るまでの筋道を考え、どう工夫して良いほうにいくかを考えるのが良い考えです。 良い考えに至ってください。

2013-02-15 09:25:24
芝村裕吏 @siva_yuri

次。客側の考える「価格相応のサービス」と、店側の考える「価格相応のサービス」を一致させようとするとき、芝村さんならどのような手段を採られますか?よろしくお願い致します。 ですか。

2013-02-15 09:39:02
芝村裕吏 @siva_yuri

客側の考える「価格相応のサービス」と、店側の考える「価格相応のサービス」を一致させようとするときは、店側の考えを明確にして押し出します。 なぜそうするかと言えば、私は客の意見をきちんと取り出すのは難しいと思っているからです。

2013-02-15 09:43:49
芝村裕吏 @siva_yuri

客の意見を聞くのはとてもいい話なんですが、その意見は妥当でもないし、正確でもないし、一般的でもありません。自分が客になったことを思って欲しいのですが、客は自分が欲しい物を分かってない。どころか必要なものと欲しい物が区別ついてないこともしばしばだと思います。

2013-02-15 09:52:02
芝村裕吏 @siva_yuri

例えば私がお客だとすると、マクドナルドにたりないものはなんですかといわれたら健康だろそりゃ、と答えると思います。でもヘルシーメニューが増えたら頼むかというとそんなことはないと思うんですね。これは実際に同様例があります。

2013-02-15 09:54:04
芝村裕吏 @siva_yuri

同様に、おむつの隣にビール缶のパックをおくと良く売れるって話もあります。 こういうのはお客としては尋ねられても出てこない発想や考えだったりします。

2013-02-15 09:55:18
芝村裕吏 @siva_yuri

結局ですね、客のイメージする欲しい物と店のイメージするお出ししたい物をすりあわせるのは、客に店を選んで貰うしかないかなというのが実体験です。 客が選ぶにあたって店がすりよるのは商品設計の本道ではないなと思います。

2013-02-15 09:59:18
芝村裕吏 @siva_yuri

客が本当に欲しい物は奇跡のような出会いであって、客の意見じゃないんですね。 これまた自分をお客さんだと思って考えて見てください。 奇跡の出会いの方が俺の意見より格好いいし素敵なんですよ。二つ比べて俺の意見のほうがええわーで商品買う人はまずいません。

2013-02-15 10:02:44
芝村裕吏 @siva_yuri

そう。うっかり買ったあれやそれも奇跡の出会い、奇跡だなくそ。誰が買うんだこんなもの あ、おれか。お前(つくったやつは)は俺か。 というのが、客の最高の買い物体験だと思うんですよね。そのために必要なのは店側の哲学を明確化して押し出すことだと思います。

2013-02-15 10:05:48
芝村裕吏 @siva_yuri

店が俺はこうだと言わなければ、客も選びようがないんですよ。 多くに選ばれるお店はもっと多くに選ばれない店です。 店舗でもゲームでもメガヒットの口コミは五段階中の三点くらいなんですよ。

2013-02-15 10:09:22
芝村裕吏 @siva_yuri

なんで、価格とサービスの均衡を狙うときはまずは哲学を確立して選ばれないことを恐れず、選ばれることを考えていきましょう。客にそうだよ。俺が欲しかったのはこれだよと気付かせるのが第一の仕事だと思ってください。以上説明終わり。

2013-02-15 10:11:37
芝村裕吏 @siva_yuri

誰にでも最初はあるんですが、何故か最初に厳しいのが現代です。というのも、昔は最初のために丁稚、見習い いうのがあったんですが、これ、昭和の頭くらいになくなったんですね。なくなった理由は景気が良いせいです。見習いといえども確保しておかないと先々つらい時代だったんですね。

2013-02-15 10:23:06
芝村裕吏 @siva_yuri

ところが景気が悪くなっても丁稚も見習いも復活しない。対応する横文字すら入ってこない。下積みなければ若者は花を咲かせられないわけです。いやまあ、企業体験という名目ではやるんですけどね。このあたり真面目にやってるのは俺たちの松山さんとこくらいじゃなかったかな。

2013-02-15 10:25:53
芝村裕吏 @siva_yuri

ではどうすればいいかといえば、昔、佐々木哲哉という偉人(変人かも)に言われた事があります。 ただでもいいんで使ってください。あるいはただでやらせてください。 実際雇う側はただで使えるわけないんだけどきくんだよねーと。

2013-02-15 10:30:21