津田氏がtudaる!!「2010年代の出版を考える」まとめ(後半戦)
仲俣「知り合いに前半戦の感想聞いたら『もっと飛ばしていいんじゃないか』と。メディア企業って大きな出版社であればあるほど実験的なことをやって欲しい。大きな会社が守りに入ったら見てる方は萎える。AmazonとかApple面白いと思うのは一番前走ってるから」 #pub2010
2010-02-01 21:11:15仲俣「出版社もやってるのかもしれないけど、後ろ向きに見えちゃう。今日は会場にたくさん業界関係者たくさんいるし、Ustも人多いから宣伝できる。誰かしゃべりたい人、こんなことやってるよ的な話をしていきたい」 #pub2010
2010-02-01 21:12:13高島「昔の出版社が動けないことも含め、既得権益が変われないというのはその通り。それが今激動期に来ているということもその通り。IT系の話は先が予測できない。それは出版業界の人はみんなわかってるが、その中でなかなか成功事例が出てこない。これはダメって話ばかり」 #pub2010
2010-02-01 21:14:17沢辺「そんなみんなが幸せになるようなプラットフォームなんてあるわけないよ! 明るい未来がないなんて当たり前のことだよ。高島さんがそういうのがなくて困ってるってしょうがないじゃん」 #pub2010
2010-02-01 21:16:41橋本「メディアカニバリズムの問題。フリーとかベンチャーとかって大企業が破綻するとかなりやばくなる。個人的にはGoogleがそんなに驚異なのか。小説や文学が検索できるようになって研究者以外誰か使うんですか?」 #pub2010
2010-02-01 21:17:51仲俣「@kobahen が言ってたけど、本当に成功例を持っていたらまず言わない。でも、相乗りできる、相乗効果があるようなプラットフォームのアイデアみたいなものもあるだろう。Twitterも本もネットワーク外部性というところで考えれば似たような部分があった」 #pub2010
2010-02-01 21:15:55高島「インタラクティビティという点でいうと、MacのHypercardが何が凄かったかというと、それまでインタラクティビティ的なコンテンツはなかった。その後マルチメディア的なものがCD-ROMマガジンみたいなものがたくさん出たが、今ひとつうまくいかなかった」 #pub2010
2010-02-01 21:24:26沢辺「本を買うというのは、ライセンス、アクセス権みたいなものになって行かざるを得ないし、自分が買ったものはデータベースに突っ込んでおくと自由に検索できるようになったりするだろう。利用形態で新しいものを提供するのが電子書籍が生きていく道じゃないか」 #pub2010
2010-02-01 21:25:49橋本「ピンクコンテンツが重要。Kindleがダメなのは白黒だから青少年の欲望を満たせない。ベッドの中とかで若い世代がむさぼるように読むようなものを作らないと」 #pub2010
2010-02-01 21:26:37会場「iPhoneみたいなデバイスを通じて新聞読んでる人が出てきてる状況がある。今までは物体の印刷物を作ってた。そこまでの過程に関わる人が多かった。その中抜きが起きてしまうとメーカーとしての立場としてどういう考えを持っていればいいかわからない……」 #pub2010
2010-02-01 21:30:48沢辺「申し訳ないけど、そういう人たちには死んでもらうしかない。僕らは既に写植屋さんを潰してきてるんだよ。石油になって石炭産業は潰した。それを嘆いてもセンチメンタリズムでしかない。印刷屋や校正者を慮るよりも一連のメディア変化で出版社が退場してしまうなら仕方ない」 #pub2010
2010-02-01 21:32:24橋本「印税9割モデル。僕は出版社好きだけど、書き手と読者、情報仲介者というシンプルなモデルができるんじゃないか。人の流れはネットの中にできてきてる。本来は本屋もそういうものだった。そろそろ出版社全体がそういう再編成を考えたらいいんじゃないか」 #pub2010
2010-02-01 21:33:49橋本「今の出版業界の印税割合はおかしい。価値を創出しているのは書き手なのに1割しか取ってない。それはベンチャーの経営者からしたらありえない」 #pub2010
2010-02-01 21:34:40西牟田「これからも本を出していきたいなと思ってますけど、印税率はもっと上がって欲しいなとは思います。ただ、1つ言えるのは編集者というフィルターを通さないと厳しい。防波堤になってもらいたい」 #pub2010
2010-02-01 21:36:40仲俣「ノンフィクションは雑誌がどんどん倒れて取材費も出なくて厳しくなってる。リアルタイムでどんどんつぶやいていたら金が入ってくる、そうなるのが理想像じゃないか」 #pub2010
2010-02-01 21:37:27