猫の日だからこそ覚えておきたい、野良猫への餌やりの問題点

Hentalist45rpm @mkvet

飼い主のいないネコに食べものをあげてはいけない理由を挙げていくことにします。

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野外ネコは食べ物をめざして移動します。そのネコの動線が車道をまたげば、事故にみまわれる危険性が増します。

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ネコに食べものをあげた回数だけ、地域ネコ活動家にネコが出会える機会が減ります。

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地域ネコ活動家の皆さんが、「飽食なネコを確保できない」と悩んでおいでです。野外ネコに食べものをあげるヒトがいるからです、無制限に無責任に。

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食べものをもらって永らえている野外ネコが去勢されていなかったら、かならず仔ネコがたくさん生まれます。そしてその仔ネコたちのほとんどは数カ月で死にます。一頭生かして、その陰でたくさんのネコを死に追いやっているのです。

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野外ネコを救う方法は、出会ったときに漫然と食べものをあげることではありません。健やかで安全な一生を送ってもらえて初めて「救った」と言えるのです。

Hentalist45rpm @mkvet

野外ネコに食べものをあげることは、公衆衛生のうえでも問題をはらんでいます。野外ネコはみんな回虫やサナダムシやパスツレラ菌も持っています。ネコによってはトキソプラズマや疥癬をもっています。食べものをネコにあげると、これら寄生虫や微生物に食べものをあげることにもなるのです。

Hentalist45rpm @mkvet

あなたが食べものをあげている野外ネコ。ゴキブリやネズミやカラスにもおなじように食べものをあげますか？

Hentalist45rpm @mkvet

あなたが野外ネコに食べものをあげたいのは、説明のつかない感情的な、主観的な動機のせいですね。かわいいから、かわいそうだから、感情移入するから。でも、そのせいで、ネコもヒトもその他の生き物も困っています。

Hentalist45rpm @mkvet

ネコのために置かれているのだろう食べものに、ネズミやゴキブリが群がっている光景も珍しくありません。

Hentalist45rpm @mkvet

放置された食べものの目の前で車に轢かれた野外ネコを弔ったこともあります。一度や二度ではありません。

Hentalist45rpm @mkvet

もう、食べものを野外ネコにあげるのはやめてください。野外ネコを救うために必死に努力している人たちの妨げです。社会の迷惑です。他の生きものの迷惑です。なにより、ネコ自身が救われない状況が改善されません。

Hentalist45rpm @mkvet

「今飢えているネコに食べものをあげて何が悪いのか？」と尋ねられたことがあります。わたしは答えました。「今の飢えをしのぐことができました。明日はどうしますか？明後日はどうしますか？」と。そのネコの一生に責任を負わねば、そのネコを幸せにすることなんてできません。

Hentalist45rpm @mkvet

野外ネコは、食べものではないことにも困っています。ほとんどみんなが膀胱結石を異常に大量にもっています。ネコが罹患する感染症ももっています。寄生虫の寄生もうけています。外傷も多いです。暑さ寒さに苦しんでいます。そんなネコたちに食べものをあげただけでは、救ったことにはなりません。

Hentalist45rpm @mkvet

ネコを救うには、適切な方法を知らなければなりません。地方自治体の保健所や保健衛生課、地域ネコ活動団体のみなさんに御相談ください（丸投げかい

@Hornet_B

ご相談ください。

@Hornet_B

ノラ猫に餌をやることのすべてが悪いとはいいません。が、ノラ猫に餌をやるやりかたとして、最悪なやりかたをご紹介します。『やりっぱなし』です。餌はやりっぱなしでかたづけない。空き缶なんかに入れてやる。猫に雨風しのげるように段ボールなんかを置いてやる。これもメンテナンスをしない。

@Hornet_B

段ボールハウスは、びっくりするくらいすぐにいたんで、猫も使わないただのゴミになります。空き缶は汚れたまま道を汚します。ハエがたかって臭いです。カラスだって寄ってきて、おやつに子猫を殺します。

@Hornet_B

なぜ、のら猫と、猫にむやみにえさを与えてごみばっかり作る人を取り締まらない？猫にそれほど関心がなかったひとたちは、みんなだんだん、猫を不潔な生き物だと誤解してゆきます。毎日苦情を受けている職員は、猫がきらいになります。『死んじゃえばいいのに』とこっそり思う人も、出てきてしまいます

@Hornet_B

猫が好きで、きちんとルールを決めて避妊去勢手術をしている人、猫が好きで、猫のためにできることを探している職員のさまたげになります。死んじゃえばいいのに、と思っている人がいると、仕事も思うようにはすすみません。好きになってもらわないと話が進まんのです。

@Hornet_B

まあ　現に私はごく普通のことしかしていませんが、私が転勤したら、たぶん猫好きのひとびとの話を親身に聞いてくれる人はここにはおらんですよ。

@Hornet_B

でら　やりにくいよ。ほんっとうにやりにくいよ。他の仕事の合間にやってんですから。それで他の仕事ができなきゃあ、ますます猫が白い目でみられますから。

@Hornet_B

地域猫の団体も　相談する人もいろいろです。中には、ああ、だめだったなあと思う事もあります。そういったことを繰り返して前にすすむのが仕事だと私は思っているのですが、ファーストコンタクトが失敗すると、こわがって手を出しにくくなってしまう人も中にはいてだな。ボランティアなんかは余計。

@Hornet_B

猫って法律が（条例でもそうだけど）ないんですよ。犬なら狂犬病予防法があるけど、そういう管理に関することが犬よりずいぶんと明文化されていないんですよ。なので、まえむきな担当者と、優秀なボランティアの人がひとりいるだけで、ずいぶんと違うんですよね。

@Hornet_B

きびしいことを言いますが、のら猫を雨風から守ってやり、のら猫の飢えを防ぎたいと思うなら、人の悪意からも守って下さい。それが一番むずかしくて、一番たいへんなことなんです。人から逃げていて、猫は守れません。