査読のポイント/@pthidaka先生

@pthidaka先生による、査読のポイントをまとめました。
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日高研究室 @PT_Hidaka_Lab

【査読のポイント】 今日から全国学会の査読をスタートさせる。ポイントは、 1.目的と方法が合致していること 2.統計処理をしている場合には、投入する数値の適切さと統計手法の妥当性 3.有意水準の設定 4.倫理的配慮 5.考察の逸脱性 がポイント #jpta48

2012-11-28 09:13:45
日高正巳 @pthidaka

【査読のポイント】 ここ数年、査読者が採否の意見を出すのではなく、点数をつける。点数が高いものが採択されるということであり、採択比率から考えた相対評価となっている。 練った研究と思っていても不採択になるのは、相対的に優れたと判断された研究があるからである。 #jpta48

2012-11-28 09:16:08
日高正巳 @pthidaka

【査読のポイント】 査読者の観点で甘かったり、辛かったりするというのは問題かもしれない。 査読者の質を担保することが大切であるが、これは、査読者のコメントを研究者にフィードバックするしかない。 不採択になるような演題については、コメントをしっかりとつけている。 #jpta48

2012-11-28 09:17:55
日高正巳 @pthidaka

【査読のポイント】 不採択になるであろう演題の点数は低くなる。当然ではあるが、 何が問題なのか ということをコメントとして記述する。方法がおかしければ、以降の結果や考察についての点数も低い。 例外的な採点項目は倫理委員会を経ているかどうかのポイントのみかと #jpta48

2012-11-28 09:19:55
日高正巳 @pthidaka

【査読のポイント】 抄録で大切なことは、限られた字数の中で、伝えたいことの重要性を考え、記述すること。 紛らわしい表現は、損をする。 #jpta48

2012-11-28 18:55:50
日高正巳 @pthidaka

【査読のポイント】 群間比較を行う研究デザインの場合、どのように群を分けたかということはポイントである。 RCTとして、群分けを無作為に行うことが望ましいが、被検者の恣意性で分けると、バイアスが加わるため、本来の比較にならないこともある。 #jpta48

2012-11-28 18:57:41
日高正巳 @pthidaka

【査読のポイント】 考察において、論拠として提示することは、結果として示す、もしくは、基礎情報として聴取したものに限ろう。 #jpta48

2012-11-28 21:23:56
日高正巳 @pthidaka

【査読ポイント】 方法としては、おそらくこういう情報はとっているだろう。という仮定で読ませるのではなく、 大事なものは確認しましたということでのデータ提示をしてほしい。 #jpta48

2012-11-28 21:54:31
日高正巳 @pthidaka

【査読のポイント】 抄録を読んで、研究仮説が理解出来、その仮説に論理矛盾がないことが大切。 仮説の立て方が、目的と方法が合致しているのか ということにつながる。 #jpta48

2012-11-29 06:50:13
日高正巳 @pthidaka

【査読のポイント】 目的と方法と考察の一貫性が大切。 研究をした結果として、別の観点について結果が得られたとしても、目的に立ち戻った考察をすることが大切。 結果に基づいた考察であればよいというものではない。 無論、結果に基づいたものでなければならないが、 #jpta48

2012-11-29 06:52:39
日高正巳 @pthidaka

【査読のポイント】 やはりタイトルとの関連性が大切。タイトルと中身が違うというのではだめ。 タイトルが研究仮説につながるものが分かりやすい。 #jpta48

2012-11-29 06:56:45
日高正巳 @pthidaka

【査読のポイント】 一般的でない尺度を用いる場合には、その尺度の取り得る範囲を提示することが有用である。 数値の意味を理解しようにもその数値の取り得る範囲が不明では大小の判断ができないものだ。 #jpta48

2012-11-30 22:27:39
日高正巳 @pthidaka

【査読ポイント】 興味がどこにあるのか ということは、タイトルと目的に現れる。 介入前の初期状態の分析は、介入に向けた示唆にはなるが、一般論として提示するには、介入後の調査が重要である。

2012-11-30 22:34:48