【竹の子書房】玉手箱 →黒蜥蜴← 怪集【タイトル＆目次連携企画】

加藤AZUKI @azukiglg

@ts_p @anjusuto @kotatakada まったく同じ目次で、方やBL、方や怪談、というのがあったら見てみたいかも。タイトルも同じだけど、レーベルだけ違うとか。「玉手箱 黒蜥蜴」と「怪集 黒蜥蜴」とか。

須藤安寿／水冷式妄想機械 @anjusuto

@azukiglg ナイスです！　それすごく面白そうです（＾＾）＞怪談とＢＬで同じ目次。

加藤AZUKI @azukiglg

@J_AMEMIYA 目次課に依頼です。@anjusuto @kotatakada まったく同じ目次で、方やBL、方や怪談、というのがあったら見てみたいかも。タイトルも同じだけど、レーベルだけ違うとか。「玉手箱 黒蜥蜴」と「怪集 黒蜥蜴」とか。

雨宮淳司 @J_AMEMIYA

「目次連携：ＢＬ」　砂の褥　双丘　ゴールデン・ピアッサー　手首のある風景　唇ダイアモンド　矛盾の美　汗の香り　少年兵士　水の精　爪が……　蒼い肢体　甘辛ジャンキー　着回し先生　金屏風　獣の瞳　ミッドナイト・スーパークルーズ　魔睡　青い羊歯　僕の小さな霊魂が　#tknk

雨宮淳司 @J_AMEMIYA

「目次連携：怪談」　砂の褥　双丘　ゴールデン・ピアッサー　手首のある風景　唇ダイアモンド　矛盾の美　汗の香り　少年兵士　水の精　爪が……　蒼い肢体　甘辛ジャンキー　着回し先生　金屏風　獣の瞳　ミッドナイト・スーパークルーズ　魔睡　青い羊歯　僕の小さな霊魂が　#tknk

高田公太 @kotatakada

私はいつか妻を殺す。悲しい事に、たった今その殺人の一部始終を視てしまったのだ。経験上ああいった空気の漂う夢は例外なく現実となる。だから今回も必ずそうなることだろう。まだ絶叫する彼女の残滓が瞼の裏にある。私は傍らで寝息を立てる彼女をそっと抱きしめ、その時まで深く愛することを誓った。

高田公太 @kotatakada

@takenokoshobo 黒蜥蜴「砂の褥」書きました。 #tknk

高田公太 @kotatakada

いいが、ぼんず。西の山っこさ、絶対に入ったら駄目だ。いぐんだば、東の山っこさ行げ。西も東も小っぺえ山だ。だばって、おめは元気だがら東行ぎなんだ。西は元気でねえ呪われだ童子っ子が行ぐとごなんだ。ほら、見へんが、西の山っこがら良ぐねえのが村とば見下ろしちゃあね。あれはまんず良ぐねぇ。

高田公太 @kotatakada

@takenokoshobo 黒蜥蜴「双丘」書きました。 #tknk

高田公太 @kotatakada

＜チクリ＞の一秒未満後、＜ブチリ＞と肩から先を引きちぎられたような激痛を感じた。手から力が抜け、妙にゆっくりと携帯が下に落ちていった。見ると右手首に大きな穴があいていて、鮮血が吹き出している。すぐ傍で金色の大きなペンチのような道具を持った男がニタニタ笑いながらこっちを見ていた。

高田公太 @kotatakada

黒蜥蜴「ゴールデン・ピアッサー」書きました。

高田公太 @kotatakada

前々からあの手招きは、＜来い＞なのか＜来るな＞なのか判別し難いところがあった。尤も、高層マンション二四階の窓の外をわざわざ漂って手招きするくらいだから、やはり＜来い＞ということなのだろう。今私は借金苦で窓から飛び降りようとしている。正直死ぬのが怖いため、やはりあの手の動きに悩む。

高田公太 @kotatakada

@takenokoshobo 黒蜥蜴「手首のある風景」を書きました。 #tknk

高田公太 @kotatakada

口元を手で隠し、何か落とし物を探す女を見かけた。「手伝いましょうか」声をかけると、女は無言で首を横に振る。なかなかに綺麗な目鼻立ち。「いえいえ、遠慮せずに」女はまた首を振る。「お気になさらずに…あっ」再三首を振ったせいか、女の鼻は頬までずれ、両の目もまた、落とし物になっていた。

高田公太 @kotatakada

@ts_p 黒蜥蜴「唇ダイアモンド」書きました。 #tknk

竹の子書房ラジオ @takenoko_radio

「怪集　黒蜥蜴」目次から「汗の香り」投下しました。誰かTogetterよろしくお願いします。iPhoneできません。

竹の子書房ラジオ @takenoko_radio

助手席に彼女が座ったところで、俺は急に自分の体臭が気になりだした。なんて匂いだ。よくもこんな悪臭をさせ、婚約指輪を渡そうとしたもんだ。まるで糞の匂いだ。見ろ、彼女の嫌悪感丸出しの目。えい、何もかも終わりだ。俺はハンドルを大きく右に切り、目の前に迫るダンプカーに求婚することにした。

竹の子書房ラジオ @takenoko_radio

「怪集 黒蜥蜴」目次より「矛盾の美」改稿版 http://ow.ly/1s0xRR これもとゅぎゃ希望です。

須藤安寿／水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL　20本以上でもOK……の言葉にホイホイとのせられて長編（←竹の子基準）にTryしちゃうよ！の第一弾。正統BL（恐怖箱との連携企画）「黒蜥蜴　１　砂の褥（１）～（６）」投下いたします。今回はハードボイルド風味（？）。#tknk

須藤安寿／水冷式妄想機械 @anjusuto

正統BL（恐怖箱との連携企画）「黒蜥蜴　１　砂の褥（１）」です　#tknk

須藤安寿／水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL　白状すると、行きずりの情事を彩る与太話だと思っていた。耳慣れぬ異国の内戦なんて、亮輔には地図上の距離より倍も遠い。騙されて寝てやるか。そんな気持ちだった。お世辞にも饒舌とは言えぬ身の上話に付き合ったのは、秋月の日焼けした精悍な肉体に惹かれていたせいだ。

須藤安寿／水冷式妄想機械 @anjusuto

正統BL（恐怖箱との連携企画）「黒蜥蜴　１　砂の褥（２）」です　#tknk

須藤安寿／水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL　あの一夜以来、秋月は亮輔の勤めるバーで飲むようになった。止まり木の片隅で、水割りを手に亮輔の仕事を何時間も眺めている。上がりの時間が近づくと「今夜、いいか？」と低く囁くのが決まりだった。それだけだ。秋月は、抱きたい……と、露骨に要求することを好まない。

須藤安寿／水冷式妄想機械 @anjusuto

正統BL（恐怖箱との連携企画）「黒蜥蜴　１　砂の褥（３）」です　#tknk

須藤安寿／水冷式妄想機械 @anjusuto

@takenoko_BL　何度も抱かれたのに、ふたりの距離は遠く隔たったままだった。行為のあと肌を寄せて過ごすひとときにさえ、会話らしいものはほとんどない。秋月の現在の生活について、亮輔は無知なままだ。秋月の心は、今も荒涼とした砂の大地に風が紋を刻む遠い光景の中にとどまっている。