福島第一原発観光地化計画に影響与えたウクライナ若手建築家
- usausa_sekine
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チェルノ観光地化1)明日は東日本大震災からまる2年。震災によって起きた福島第一原発事故の跡地について、思想家の東浩紀さん @hazuma たちが「福島第一原発観光地化計画」を構想しているを以前お伝えしました。そんな東さんたちが注目しているウクライナの建築家を紹介したいと思います。
2013-03-10 15:00:54チェルノ観光地化2)ウクライナの建築家アリーナ・アゲエワさん(25)と夫のドミトリー・ジュイコフさん(29)。2人は「ZAarchitects」という「チーム」をつくり、チェルノブイリの観光地化計画を建築家として構想しました。 http://t.co/ZZquGqLEiD
2013-03-10 15:09:54チェルノ観光地化3)2人はチェルノブイリ原発事故の跡地を、観光地として開発することで人間の活動ができなくなっているこの土地を再生させたいと考えています。「プロジェクト・チェルノブイリ」という名前で2011年に発表しました。http://t.co/6zrqAJPaQk
2013-03-10 15:13:53チェルノ観光地化4)2人は、立ち入りが制限されている地域のうち、ウクライナ国内の約2250平方キロメートル部分について、観光のための施設やインフラ整備などを提言しています。
2013-03-10 15:15:32チェルノ観光地化5)2人の構想では、主に四つの拠点を整備します。事故の資料などを展示する博物館や記念公園を集めた場所、事故を起こした4号炉や廃虚となった街「プリピャチ」を結ぶ発着点、事故後に希少な動植物が群生する自然保護区、それとカジノ特区です。
2013-03-10 15:17:56チェルノ観光地化6)この四つの拠点をそれぞれモノレールで結び、移動できるようにします。エリアの各地には、短期滞在できる施設や、風力発電設備を建設して各施設やモノレールなどの電力をその場で生み出せるようにします。
2013-03-10 15:19:11チェルノ観光地化7)地域内の移動では、場所によっては使い捨ての防護服の着用を想定し、モノレールの駅や、短期滞在施設の入り口には、着替えと除染できる場所も設けるとのことです。
2013-03-10 15:22:04チェルノ観光地化8)カジノの着想について聞いたところ、一番人が集まりやすく、お金を落としてくれるから、とのことです。2人はとにかく今は一部の観光ツアーをのぞいて人的活動がないこの地に、人の賑わいを取り戻すことが重要だと考えています。そのためにはカジノは効果的とのこと。
2013-03-10 15:23:36チェルノ観光地化9)また、カジノに来る富裕層がチェルノブイリに関心を持ち、投資してくれる可能性も生まれやすい、といいます。カジノと言われるとちょっと嫌悪感を抱く人がいるかもしれませんが、ウクライナの国の財政が整備費用を即座にまかなえる規模でないことを想定しての案だそうです。
2013-03-10 15:32:33チェルノ観光地化10)アリーナさんは子どもの頃、事故の処理作業員だった叔父から立ち入り制限区域内のことをよく聞いたという。学校でも事故について教わったし、自分のまちにも避難民が暮らしていたといいます。このような経験がプロジェクト・チェルノブイリを考えるきっかけになりました。
2013-03-10 15:37:27チェルノ観光地化11)アリーナさんは「チェルノブイリ事故から27年がたち、差し迫った問題ではなくなっている。『風化』の傾向がある。この土地をどうにか復活させたいし、人々が悲劇を記憶すると同時に、ポジティブな面からこの地を見て欲しい」と話しています。
2013-03-10 15:42:17チェルノ観光地化12)東さん @hazuma たちが構想する福島第一原発事故観光地化計画について、アリーナさんは「福島については観光化について語るのは早い気もするが、チェルノブイリのように20年後には必ず現実になる。今から青写真を考えるというのは決して無駄ではない」と話しました。
2013-03-10 15:45:50