ある在日コリアンの徒労感

大阪で「友だち守る団」活動中の@geillrim さんの呟きをまとめました。 露骨な排外主義デモがもしなくなっても、日常には依然として無知・無理解が横たわっていて、排外主義デモを駆逐して万歳!では終わらないことを、改めて考えさせられます。
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凛 七星   @geillrim

すごくシンプルに。野間くんたちの『レイシストしばき隊』が、いつホントに「しばいた」の?胸倉つかむ、つかまない程度での罵り合いが暴力?そんなこと言ってる人、血だるまになって殴り合うケンカなんて見ることもなかったのかな。感情が高ぶってるときに、あの程度のことは挨拶みたいなものだよ。笑

2013-03-13 01:55:32
凛 七星   @geillrim

むしろ『レイシストしばき隊』は、うまく役割分担されてホントに手を出すようなことにならないように、統制がとれているとおもうくらい。在特会のようなチンピラのいやがらせレベルをするやつらには、こちらが無傷ではいられなくて同じレベルの言葉や態度でカウンターしないとコミュにならないんだ。笑

2013-03-13 02:04:02
凛 七星   @geillrim

まぁ、自分たちまで低レベルのやり方でコミュしないといけないなんて迷惑千万だし、それだけで被害は少なくないんだけど。ああいう在特会のような連中(もはやレイシストと呼ぶのも似つかわしくない笑)って、ひとが嫌がる部分を次々と引っぱり出してきては、巻きこんでいくスタイルなんだからさ。

2013-03-13 02:12:12
凛 七星   @geillrim

野間くんたちは在特会のようなアポーンたちにわかるコミュスタイルで「つきあってあげてる」ってことでいえば、ある意味やさしさだよなぁ、あれは。あ、ついつい『レイシストしばき隊』のことをポロリとw でも肝要な話はそんなとこじゃないから、いいか。反省、反省。それより『友だち守る団』だよ。

2013-03-13 02:36:50
凛 七星   @geillrim

@han_org ちゃんと理解している人たちは多くいるから。『友だち守る団』の方は、みょんすさんが指摘している問題点をすごく意識して運動をしているし。

2013-03-13 02:51:05
凛 七星   @geillrim

@SU_to_kibo まぁ、それはそうなんだけどw ただ「暴力的だから」って視点で批判するのはズレてるんだよ。だって、あれは、ああいうコミュスタイル。問題はそこじゃないんだよね。

2013-03-13 02:55:32
凛 七星   @geillrim

『友だち守る団』は、みんな良識的な言動をしっかり守って闘う人たちだけで構成されているから、コールや野次も上品で、すごく理性的な言葉を使ってますよ、辛抱強くw でも実はオレって本来は現場に出てこないようにしてる武闘派タイプなんで、ホントは代表なんかに、どうしてなっちゃったのかとww

2013-03-13 03:07:27
凛 七星   @geillrim

@SU_to_kibo まぁ、黙って推移を見つめている時間ってのも必要なことだから。ツイッターでは矛盾する行為だけどww

2013-03-13 03:09:31
凛 七星   @geillrim

しかし、やっぱりダメージを与えるという点で考えると、理知的な言葉は議論のものであって、ケンカ口上には向いていないし、ヘイトスピーチで使われる罵詈雑言に対して弱いことは否めないな。世の中には正論なんぞ一蹴する圧倒的暴力というのがあって、そのパワーのすごさは経験しないとわからない。

2013-03-13 03:14:41
凛 七星   @geillrim

@neko_yamashita @han_org みょんすさんがこれまで危惧して指摘していたことは、在日コリアンの身として、わかりすぎるほどわかる点。研究者である立場では問題を精緻化し、根本的なところまで射程に入れて批判対象とする姿勢は当然のこと。わかってるの痛いくらい十分。

2013-03-13 03:20:15
凛 七星   @geillrim

@neko_yamashita @han_org オレは頭を抱え、胃を押さえ、声を押し殺して『友だち守る団』をしているのですよ。(T^T)

2013-03-13 03:26:45
凛 七星   @geillrim

『友だち守る団』にしても『レイシストしばき隊』にしても、日本社会の日常場面に醜悪な姿を現して、人々のこころに深い爪痕を立てることをとあえずやめさせる。役割や存在する意味は、ただそれだけのものでしかないんだよね。そしてオレと野間くんでは、行動をする意味や考え方も違う点はあるし。続

2013-03-13 03:54:15
凛 七星   @geillrim

続 マイノリティとして多くの在日コリアンたちが憂慮しているのは、カウンター行動で日本社会の地表に顔を出した在特会なんかの連中が行動できなくなったからといって、見えにくい地中深く複雑怪奇に根を張りめぐらすレイシズムの解決に、どれほどの効果があるのかということである点であるのだよ。続

2013-03-13 04:06:16
凛 七星   @geillrim

続 多くの在日コリアンにとって在特会らがやってることなんて、たまたま誰の目にもあからさまに映るようになっただけの話で、それ以前から同様な仕打ちを日本社会から受けてきているワケで「あいつらがいなくなったところで、それがどうしたっての?」なニヒリズムの極北のような心境になってると。続

2013-03-13 04:12:23
凛 七星   @geillrim

続 そんな在日コリアンの1人であるオレも、在特会らの言動を目にし、生身で受け止めていると、ともかくヤツらの存在だけでも消し去りたいと腹の底からおもうのだよね。それはもう差別する方される方、マイノリティうんちゃらじゃなく、うんこやゲロが目の前にあったら掃除しないと不快な気分だと。続

2013-03-13 04:20:07
凛 七星   @geillrim

続 『友だち守る団』も『レイシストしばき隊』も、うんこやゲロをかたづける清掃員みたいなものなのよ。清掃員に「なぜこんなとこでうんこたれさせてる!」とか「なんでゲロさせるんだ!」とか「掃除の仕方が悪い!」とか言われても清掃員は、とあえず汚物をかたづけるのが、目の前にある仕事で。 続

2013-03-13 04:33:29
凛 七星   @geillrim

続 「こんな掃除のやり方、なってないだろ!」というのがあるだろうけど、清掃員としては「とりあえず掃除させてくれませんかね」ってことになっちゃうんでね。そこはどっちにプライオリティを置くのかってことだから。いや、それなら掃除ならしなくていいという声も出てくることもあるだろうな。 続

2013-03-13 04:42:10
凛 七星   @geillrim

続 まぁ、つまりは在特会らへのカウンター行動をする『友だち守る団』にしても、その程度の話なのだね。そこに過度の期待を寄せてもらっては困るんだけどってのがある。それにしては矢面に立つ人はリスクや犠牲にするものが多すぎて理不尽な話で。もう掃除しないと気がすまないんだよってもん。笑 続

2013-03-13 04:53:05
凛 七星   @geillrim

続 実は違う話をしようとおもってたのだよw ネットで延々と在日コリアンたちにぶつけられる、永劫回帰なのか輪廻転生なのか無間地獄なのかみたいな「また、そこからかよ!」話に対する、オレのおもうところについて。でも、それは別のときにします。もう、ゆっくり酒が呑みたいからね。

2013-03-13 05:10:15
凛 七星   @geillrim

昨夜つぶやこうとおもいながら、話が『友だち守る団』や『レイシストしばき隊』のことにそれてしまって、できなかった在日コリアンの多くが経験し疲弊している日常のヘイトや、悪意のあるなしに関わらず無知だったり稚拙だったりする無限ループのような問いかけについての個人的雑感を少しばかり。 続

2013-03-13 15:11:05
凛 七星   @geillrim

続2 時代が経ていくにつれ日本社会に存在するマイノリティとしての在日コリアンの姿は多くの日本人にとって意識的にアプローチしなければみえづらくなるのは状況の変遷を顧みれば当然の帰結とも言えるものだし、在日コリアンについて某かを語られるとき、そのコンテクストが理解されてない場合が多い

2013-03-13 15:17:38
凛 七星   @geillrim

続3 というのも同様な流れであるのが現実。そして事あるごとに「説明要求」を当然のようにされる問題点は、これまでにも繰り返しイヤになるほど指摘されている。仮に、ぶつけられる質問が無垢で悪意が全くないものであっても「要求」に応えないことを許さないというのは、たいへんな抑圧感を生むし、

2013-03-13 15:26:06
凛 七星   @geillrim

続3 その徒労感、虚無感は筆舌しがたいものである。わたしくらいの年齢になると、もう子どものころから40年近く同じことをイチから繰り返すことを際限なくやっている。「いいかげんにしてくれ!いつまでやらせるんだ!」と、ときおり大声で叫びたくなるし、ツイッターでそれを求められ懇切丁寧に

2013-03-13 15:30:26
凛 七星   @geillrim

続4 答えている在日コリアンたちにも、ときおり言葉の端々に同様な感情のニュアンスがくみ取れるときがある。いまから考えけば、そんな在日コリアンとしての人生を歩みだしたばかりの少年時代、フランツ・カフカの小説を読んで衝撃と身につまされる感覚に襲われたのは、まさに作品中の主人公が自分の

2013-03-13 15:36:06
凛 七星   @geillrim

続5 姿そのものだったからだ。カフカの『審判』という小説を読んだ方は多いとおもう。未読の人のために簡単に説明すると、主人公であるヨーゼフ・Kは平凡な銀行員だったが何も悪いことをしていないのに、ある朝突然に逮捕される。このところは『毒虫』と同じで、まさに突然に理不尽なことが起こる。

2013-03-13 15:44:06