ゲームソフトウェアの特徴は?
コンピュータゲームのことで一つ思うのは、ソフトウェア工学・開発からみると、コンピュータゲームは一つのドメインにすぎない気がするけど(間違ってるかな?)、他の製品ドメイン、何でもいいけどたとえば、表計算ソフトとかと比べて、なんか違いがありそうということ。
2010-02-02 22:47:13たとえば、ゲームデザインというテーマで語ったりはあるけど、表計算ソフトウェアデザインとかブラウザデザインとかって、そんなに語られたりするんだろうか?
2010-02-02 22:48:44今まで特定ドメインを対象とすることに興味がなかったから、あまり調べてないけど、ドメイン工学・分析とかでやってることは、たとえば、どんなゲームを作るか、デザインするか、ということに関心を持つのだろうか?
2010-02-02 22:50:53ゲームのジャンルだけみても、RPGでもアクションでも、シューティングでも、ゲームドメインのさらに特化したドメインとして、分析する必要と価値があるように思える。他の製品ドメインで、こんなに多様なドメインってある? 知らないだけかもしれないけど。
2010-02-02 22:55:13@asatohan ひとむかし前はそういう議論あったみたい。Excel、画期的!という文章はよく読んだ。「闘うプログラマー」(これは違うか?) 「MS‐Windowsとは何か―ウィンドウがパソコンを変える 」とか RT 表計算ソフトウェアデザインとか
2010-02-02 22:55:33@miyayou なるほどー。ちょっと思ったんですけど、表計算ソフトに特化したカンファレンスとかってなさそうですよね? たぶん。OSとかならあるかな。
2010-02-02 23:03:37@asatohan 明確な要求定義がまだできない、というところが一番大きな違いかも?どういうフィーチャーが盛り込まれていれば必要充分なのか、今のデザイン論では定義できない。
2010-02-02 22:56:46@lucifuges なるほどー、その大きな違いって、すごく重要なんじゃないかなと。今までまに気にされなかった特性というか、なんというか。もちろん、昔も今もゲームソフトに関わっている人には、当たり前だったのかもしれないですけど。
2010-02-02 23:06:27ツールとゲームの違いということなのかな?ツールデザインの場合はまず解決したい問題が先にあって、どんな機能があればそれを解決できるか求めていけばいいけど、ゲームデザインは問題を作り出すところから始めなきゃいけない。
2010-02-02 23:00:20@lucifuges そんな感じかもですねー>「ゲームデザインは問題を作り出すところから始めなきゃいけない。」で、そこって誰の仕事なんだろう?と思うんです。従来のアプリのソフトウェア開発者の関心ではなかったように思うんです。
2010-02-02 23:14:42@asatohan 日本のゲーム業界だと、今のところ実質プロデューサーの仕事になってますね。ゲームデザイナーはその与えられた問題に対して個々のフィーチャーを提案する。>「ゲームデザインは問題を作り出すところから始めなきゃいけない。」で、そこって誰の仕事なんだろう?と思うんです。
2010-02-02 23:17:16@asatohan ソフトウェア業界の他の分野、という意味であれば残念ながら知りません^^; 映画のプロデューサーや雑誌の編集者が同じような役割ですね。家電とかにもいると思う。
2010-02-02 23:27:11違いは、製品or作品プロデューサーの存在ってことなのかな。仕事内容はちょっと僕は詳しくわからないけど、製品・作品プロデューサーの仕事内容ってソフトウェア工学の研究の対象?
2010-02-02 23:22:56@asatohan @lucifuges ビジネスモデルの詳しいところまでは知らないのでなんともいえないんだけれど,家電の機能要求とかは基本的にはマーケティング担当や業界分析の人が出してるようです.共同研究先の某企業の開発部門さん曰く,下から提案して聞いてもらえることはほぼ無い.
2010-02-02 23:49:38家電メーカには商品企画がいて、P的な仕事もやってますが、ゲームや映像制作のPとは違って、チームで仕事してますね。規模が違うからかな? QT @asatohan @lucifuges 他の分野でも、ゲームのプロデューサーのような役割の人っているんですかね??
2010-02-03 00:02:38でも、トヨタでは重量級PMという、権限集約された、プロダクトの責任者が置かれるので、単純に規模ではなく組織文化の問題かも。この辺は開発プロセスと見ると工学の対象だし、組織論と見ると経営学の対象だし、境界領域かも。 QT @asatohan @lucifuges
2010-02-03 00:06:51アジャイルがソフトウェア工学の範疇であるなら、Pの機能をプロセスから見るってことで、ソフトウェア工学の範疇になりつつあるのかなあ。工学を名乗るには、まだまだ足りない気はするけど。 QT @asatohan @lucifuges
2010-02-03 00:10:52@mnagaku なるほど。少し違う見方をして、ソフトウェア工学とひとくくりとするのではなく、ゲームソフトウェア工学という見方なんかはどうでしょうか。従来のプロセスやプロダクト、あるいは、開発者の役割を特化、あるいは拡張(たとえばプロデューサー?)するというのは。
2010-02-03 00:19:14あー、家電かー。家電設計とかは、一つのドメインとしてあるんだろうなー。そういう意味では、ゲームもそれほど特殊じゃないか? とすると、機能的か非機能的かの違いなのかな? とはいえ、ゲームデザインの方が複雑な気もする。
2010-02-02 23:38:39@hirocell なるほどー。ちなみに、ゲームデザインに対応するような家電製品設計の本とか議論とかって聞いたりします?? どちらかというと、どんな機能が必要なのか、といったことを設計するという感じです。
2010-02-03 00:32:31@asatohan 流石に一般的な組込み開発方法論以外の現場の話は聞かないねぇ.研究者が問題設計するのと企業の人が機能を決めるのは全く違うからねぇ.ただ,基本的にはトップが方向性を決めるらしくて,トップが替わると製品の方向性がだいぶ変わっちゃうらしい.
2010-02-03 00:36:53@asatohan なのでトップが省エネやるぞ,といえば省エネに関する機能の開発が行われるし,マイナスイオンだ!といえばその機能が作られる.後はマーケの人たちが顧客アンケートや分析から集約してフォロー,みたいなのが良くあるパターンらしい.
2010-02-03 00:39:51@asatohan 大企業とかだとレアケースで,現場が実現したい機能を頑張って作って載せたりってのもあるらしいけど(某P社の安眠システムとかは10年以上日の目を見ずに研究されてたとか),基本トップダウンだそうだ.
2010-02-03 00:41:38