シンポジウム『待合室から医療を変えよう !講義メモ
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午後は『シンポジウム『待合室から医療を変えよう !』のために本郷三丁目。福武ラーニングシアター。http://t.co/en7m7Areof
2013-03-24 13:22:18結構、満員。これまで日本の待合室の構造について、病院建築史から見直しているが、世界的にみても中待ち合いが特殊なこと、あまり構造的に病院の中で、こういったものが見直しされてこなかったという話を東京大学建築学の岡本和彦氏から。#iryo
2013-03-24 13:23:48<個人的な考えとして>そもそも日本の病院の外来の待合室に押し寄せるのはおかしいんだが。自分は診療頻度の高さを改善しないかぎり、病院の待合室は混雑しすぎる状況はかわんないと思うが。(意味のない病院への来院は医療の無駄な検査を産んでいる素地あり)
2013-03-24 13:25:151952年の東京厚生年金病院が建築された時に、東洋一豪華な「働く者の病院」待合室にはテレビ、ずらり最新の施設。それから変っていない。東京大学の病院では、毎日予約患者だけ3348人来る。
2013-03-24 13:26:32空間の力として、パリのHotel DIewという病院では入場自由で、回廊は展示空間となっている。日本でも快適な病院では倉敷中央病院では温室があり、待ち合いとしてだけでなく、高校生でもお弁当を食べる場所として使える例などある。
2013-03-24 13:27:56最近はフードコートを院内に設けるところもある。名古屋市の名古屋第二日赤や台湾などでもそういう施設を持って集客効果をあげてきている。
2013-03-24 13:28:37朝日新聞の投稿「待ち合い室は第二の診察室」という話もある。最新の病院では、待合室にスタッフが出て行き、退院後の指導や患者さんと話し合うような施設など工夫されている。待合室は誰のもの?患者さんのものではあるが、害を及ばさないものである必要、地域住民のものであり病院だけで抱えこまない
2013-03-24 13:32:41待合はスタッフのものでもあり、患者への働きかけをして行けるように、より豊かによりインタラクティブなものを日本流の待合室を提案したいと。
2013-03-24 13:33:54待合室研究は最近あまり行われていない。患者さんの対応で忙し、プライバシー保持などの観点から断られる傾向がある。以前に比べての研究も出来にくい状況がある。
2013-03-24 13:35:36次は「病院待合室の今ー病院機能評価だけでは見えない待合室の現状・可能性ー」花木奈央(名古屋第二赤十字病院 救急科医師)より。厚生労働省の平成23年の受療行動調査の概況より、平均すると15-30 分以上待ち時間がある。
2013-03-24 13:37:10病院機能評価の項目では、療養環境と患者サービスで配慮も求められている。名古屋第2日赤病院でも次の医療機能評価の受審のために改善に向けて努力している。名古屋第二日赤病院は、病床数812床、1日外来受診患者数2100名。救急受診者数36441人(救急搬送含まず)救急搬送件数9096件
2013-03-24 13:39:24救急車で搬送される患者さんと歩いてくる患者さんのが混在する名古屋第二日赤病院。総合受付では、ご意見箱や中日新聞が作成した病院パンフレットや冊子がある。また近隣の開業医の紹介用のPCや案内のための相談窓口もある。
2013-03-24 13:40:46名古屋第2日赤の救急外来では情報提供などしてこなかったが、現在ではするようになった。アンケート調査を行い、全国の103の大学病院や救急救命センターなどで一般外来と救急外来でどのような待合なのか調べた。
2013-03-24 13:45:30中央値:病床数611、外来患者数1180名の病院からの回答です。コンビニは60%ちかく、病院ボランティア85%。実情として音楽35%(13%)、雑誌61%(25%)、パンフレット88%(48%)ディスプレイ設置79%(35%)であった。( )内は救急外来
2013-03-24 13:47:24ディスプレイでどんなのをながしているかというと、病院案内やテレビだったり、そういうものが大半で、患者教育は施設数がまだ少ない。掲示板の内容でも自施設の紹介、医師会の作成物、自治体などのものが大半であった。
2013-03-24 13:48:43雑誌、パンフレットなどの情報提供は比較的多くの施設で実施されていた。音楽、売店などは多かったが、患者教育は少なかった。一般外来では待ち時間を快適に過ごす工夫の余地あり。救急外来では音楽、苦情・要望への回答など一般外来の待合と同様なサービス提供がまたれる。
2013-03-24 13:50:05待合室の本棚の現状①雑誌や絵本などはダメなのか?→ダメ。本来なら多様な資料を提供する必要がある。患者さんの情報ニーズを満足させるには家庭医学書では不十分、医学書だけでも不十分。厳しいなぁ・・・
2013-03-24 13:57:32待合室の本棚の現状②医療者に相談した方が良くないか?→ダメ。質問する結城がある人はごく一部。人に聞かなくても自分地震で病気のことを調べる場所は日本にはない!そうな。
2013-03-24 13:58:18本棚に何をつめるかが重要。情報をデザインする。棚のグラデーションがない。(買ってもらうデザインとは違うべき)だそうな。
2013-03-24 13:59:33図書館員からみると幅は90cmで、それに何を詰めるか。せっかくの病院の待合室なら、ここに病気に役立つ情報を詰め込みすぎない。2。患者・家族の知りたい情報とは何か?を知る必要がある。病気と生活に対応する情報源はなにか?
2013-03-24 14:01:23時系列で変化する情報ニーズ。病気と生活に対応する情報源はどういったものか?たとえば 妊娠。患者さんの知りたい情報は時間経過とともに変化する。
2013-03-24 14:02:20さて、PCのバッテリーがなくなってきたので、ネット中継は中止。記者席は、他のお客さんがいっぱいいっぱいなのに、空いているのだが、さすがに彼らの席に座ってまでは出来ない。
2013-03-24 14:05:20