父親としての孫悟空とMrサタン/藍染惣右介は現代の孫悟空か
結局、フュージョン最強というのは間接的に「一人で戦うより力を合わせて戦った方が強い」と言う事を暗喩してたのではないかと思う。敵のブウも強制的ながら合体で強くなる奴。
2010-09-07 14:18:28そう考えると窮地の際に悟空がサタンやデンデじゃ勝てないと考えてたのが印象に残るな。ベジータが生き返って来たから良かったというノリではあったけど、良くも悪くもあの段階の悟空が戦闘力主義者になってる証拠だと思う。
2010-09-07 14:20:46「ダ・・・ダメだ サタンとじゃ・・・ 1000の力が1001になったって 勝てやしねえ・・・ いや、ヘタすっと 今より弱くなるんじゃねえか・・・!?」(サタンと融合するか否かの悟空の評)
2010-09-07 14:22:41そのサタンが仲良くなったデブブウが時間稼ぎしてくれたり、元気玉のエネルギーを集めてくれたり、倒れたベジータを安全な所に運んでくれたりと最終的にはサタンが居なかったら純粋ブウに負けてた状況というのが面白いな。
2010-09-07 14:24:16ドラゴンボールでも「みんな強くなろう」としたのがベジータ&ナッパ襲来編なんですよね。でもその結果がチャオズ&天さんの犬死にとヤムチャのボロ雑巾化。
2010-09-07 14:25:45それでもピッコロは悟飯との疑似親子関係による愛情によって改心出来たし、ベジータ戦でキーになるのは戦力外だったはずのヤジロベーだった。
2010-09-07 14:35:11もう一つ思うのは「凶悪な敵を見逃す」という構図の変化。マジュニア(ピッコロさん)やベジータに対して「次もまた戦いてえ。殺すのは惜しい」と逃がすのは悟空だった。
2010-09-07 14:37:40ある意味では無邪気な慈愛と言える。まあピッコロもベジータも後に愛情によって丸くなる事を踏まえればあそこで殺さなかったのは結果論から見ても間違いじゃない。
2010-09-07 14:38:46ただピッコロ・ベジータの系譜の「悟空が見逃そうとした敵」というのはそこで終わりじゃないと思う。それがフリーザだった。
2010-09-07 14:40:05超サイヤ化した悟空は気円斬を自爆して哀れな姿になったフリーザに対して、気を与えた。その表情はクリリンを殺された怒りに満ちてたし、二度と姿を見せるなとも言ってたはず。
2010-09-07 14:42:30その上で襲って来たフリーザを返り討ち。更にフリーザは父親を同伴で地球に殴りこみに来たら、未来のベジータの息子に父ともども斬り裂かれた。
2010-09-07 14:43:21とにかくピッコロやベジータは改心したけど、最後まで改心しなかったフリーザが相手になった時点で既に「敵を許す」という構図は無くなってた。
2010-09-07 14:45:13そこまでフリーザとの対立が決定的になったのが「クリリンのことかーっ!」である。その怒りはクリリンとの長い付き合いによる友情と、当時のルールでは「もう二度とクリリンは生き返らない」という怒りと悲しみがあった。
2010-09-07 14:46:12ただ「クリリンは生き返った」のと「以降、トランクス・ベジータ・悟飯・悟天も割とあっさり超サイヤ人化した」のが大きい。
2010-09-07 14:48:05「長年の親友であるクリリンは二度と生き返らない怒りと悲しみ」という当時のルールによって超サイヤ人と化してフリーザを圧倒。その取り返しのつかない怒りゆえにフリーザを許す事が出来ない結末。
2010-09-07 14:50:09GTは色々アレな所も多いけど、「ドラゴンボールの使いすぎはいけない」という老界王神の台詞を発展させてドラゴンボールを敵にしたのはそうするしかなかったのかもしれない。そしてドラゴンボールともども悟空は昇天してしまう。
2010-09-07 14:52:15ピッコロ・ベジータよろしく「決着後に助けてやろうとした人物」として「許す事に失敗した(しかも許せない怒りが後付けで霧散した)」フリーザを挙げたけど、もう二人ほど居る。人造人間18号とデブブウだ。
2010-09-07 14:54:13悟空はピッコロやベジータを「そいつを殺すのは惜しい。もう一度戦いてぇから殺さないでやってくれねえか」として生かしたように、クリリンは18号を、サタンはデブブウをそれぞれ「こいつはそんな悪い奴じゃないから殺さないでやってくれ」と悟空達に命乞いする訳。
2010-09-07 14:55:23