幕末をゲーマー視点でみると

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銅大 @bakagane

幕府と朝廷を含む諸藩は、この時点でも一強皆弱。だが、幕末の混乱の中、『皆弱』は、先の見えない不安でストレスを募らせてきた。ストレスしかない現状維持に対し、いつしか、「いっそ、何もかも壊れてしまえ」と願ってしまうほどに #八重の桜

2013-04-14 20:48:51
銅大 @bakagane

第二次長州征伐は、士気が低く、実戦経験もない大軍を率いることの難しさを表しています。士気が低くても、実戦経験があれば、「被害を受けないようにだらだら」するのですが、この時の幕府軍諸藩は実戦経験がないので、もろに損害を受けて大崩れしてしまうのです。 #八重の桜

2013-04-14 20:54:14
銅大 @bakagane

軍制改革を行った長州が巧みに戦ったことももちろんありますが、同時に、諸藩の軍勢がへたくそな戦い方をしたせいで、本来なら受けずにすんだはずの損害を受けて、戦闘力をばしばし喪失して潰走したように思います。 #八重の桜

2013-04-14 20:56:18
Хаями🍥Расэндзин @RASENJIN

慶喜のモニャモニャっぷりはゲーマーなら嫌いになれないはず。「こうしようかなー」「あーくるから……しまったこうしよう」「一発勝負はこわいなー」あるある。

2013-04-14 20:51:56
銅大 @bakagane

慶喜をゲーマー視点でみると、頭の回転は速いが、めんどくさがりであります。巧みな作戦を、計算して実行する能力はありますが、それが失敗すると、「戦線を立て直すのが面倒になっちゃう」タイプとみました。「あー、今回はオレの負けでいいから」でやめちゃおうとするタイプ。 #八重の桜

2013-04-14 20:59:42
ニャ太郎【明月清風】 @nyatarous

@bakagane 凄ーくよく分ります。実際にいますしね、そう言うゲーマー。

2013-04-14 21:01:11
銅大 @bakagane

対する長州の桂小五郎は、「逃げ」の小五郎であります。ダイス運は悪く、作戦もまあ、凡庸。でも、しぶとい。諦めない。不利になってもじっと盤面をにらんで、何分でもどうするか考えるタイプ。最後に勝つのは、こういう男であります。 #八重の桜

2013-04-14 21:03:06
ニャ太郎【明月清風】 @nyatarous

@bakagane それも凄く分ります。実際ボードSLGでも「俺の作戦は最強!無敵!」とか言ってる奴ほどカモにし易く、その逆に弱くともしぶとく逆境に耐えて逆転の一手を狙ってくる人は油断できないですし。

2013-04-14 21:08:28
銅大 @bakagane

@nyatarous 諦めないプレイヤーは、油断ならんですよね

2013-04-14 21:13:21
銅大 @bakagane

では薩摩の西郷はどういうタイプかといいますと、この大河における西郷は、黒幕役です。ゲーム盤の端っこにいて攻められにくいのをいいことに、他のプレイヤーを争わせて漁夫の利を得ようとする。「長州さん、鉄砲あげるから幕府相手の戦い、諦めないで。がんばっ!」で自分は戦いを傍観。 #八重の桜

2013-04-14 21:08:20
hide @canvas2023

@bakagane その西郷が最後はゲームの主人公に祭り上げられた挙句 勝ち目の戦いへと突き進んで行くのは 歴史のあやとでも申しましょうか? 何とも不思議な物ですよね。

2013-04-14 21:10:55
たのあきら(公開用) @tanoakira_open

@bakagane 切り取り方次第でみんな色々な側面を見せますからね。

2013-04-14 21:12:32
銅大 @bakagane

@tanoakira_open はい。ひとりの人間は本当に多くの顔を合わせもっていますから。ドラマやゲームでは、単純化せざるをえませんが

2013-04-14 21:14:06
hide @canvas2023

@bakagane それは維新後の彼の行動を見ると分かる気がします。 維新により失業した士族の為に征韓論を唱え下野。 鹿児島では政策に反発する士族の大将に納まったり。 愚直で情に厚くそして不器用。西郷隆盛はそんな人間だったのでしょうね。

2013-04-14 21:22:41
銅大 @bakagane

そして我らが会津の容保公はといいますと、「ゲームでも裏切ることはできない」タイプ。では、弱いかというと、実はこのタイプは強い。なぜなら、自分の損害無視しても「敵に損害を与え続ける」ので、一度敵に回すと、死ぬほどやっかい。マルチでは愚直さも利点のひとつとなります。 #八重の桜

2013-04-14 21:11:22
たのあきら(公開用) @tanoakira_open

@bakagane マルチゲームだとマークされて勝ち残れないタイプでもありますね。>容保

2013-04-14 21:15:07
銅大 @bakagane

容保公タイプのプレイヤーには、皆、「あいつには手を出すまい」(泥沼になって、その間に他のプレイヤーに襲われる)なのですが、「手を出すときには、皆で一斉にかかって滅ぼそう」なので、滅びる時は袋だたきであっという間ですね @tanoakira_open

2013-04-14 21:18:00
水沢清流 @Mizsawa

@bakagane 半端に手を出すと痛いので、いかにコストを抑えて叩くかが重要な相手なんですね。

2013-04-14 21:20:36
山北篤 @Gheser

仲良くなって、自分の敵を代わりに叩いてもらうには、大変良い同盟相手です。 @bakagane @tanoakira_open

2013-04-14 21:22:08
銅大 @bakagane

@Gheser @tanoakira_open 確かに、確かに! ・・・なんだか。今回の大河の京都守護職にされた容保公そのまんまですな!

2013-04-14 21:25:44
山北篤 @Gheser

そして、やられた恨みも会津に送りつけて、幕府は勝海舟が、「私ら、そんな酷いことしてないだろ。負けたけど、よろしくな」という。 @bakagane @tanoakira_open

2013-04-14 21:27:28
銅大 @bakagane

慶喜の大政奉還は、策としては正しく、賭けとしては間違っていました。慶喜はうまくやりすぎたのです。もし、薩摩を先に密勅で暴発させていたら、数だけは圧倒的に多い中立派が、「こら、バランスとらんとあかんやろ」となった可能性もあります #八重の桜

2013-05-12 20:47:21
呆庵 @unbalance_x

慶喜は利口すぎたんだろうな。利口だからこれからどうなるか全部先が読める。長州戦争に出陣するのをやめたのも「勝てない」とわかったからだろ。ただ利口なヤツにありがちな欠点としてバカ相手に自分の考えを説明する能力も意欲もない。根回しをしないでいきなり実行に移すから無節操だと言われる。

2013-05-12 20:53:00
銅大 @bakagane

ゲーマー的にみれば、慶喜は知恵者ですが「怖くない」タイプです。頭が回るので、最悪を回避するために妥協を辞さないからです。「わしは負けてもええがお前ら勝たせたらん。こうなったら派手に内戦やってわしら全員、外国の植民地なろうやないか」くらい腹が据わってる方が怖いです #八重の桜

2013-05-12 20:49:21
銅大 @bakagane

八重の桜の作中では、西郷隆盛が、この、「こうなったら、一緒に地獄へおちもはん」タイプのゲーマーとして描かれています。容堂公相手に「腹刺しもそ」などと脅しちゃうわけですから、後先を考えてない石川賢的な目玉グルグルタイプであります。そらこわいわ! #八重の桜

2013-05-12 20:53:26