”ICRP103'07勧告 .総括 1.緒言”φ(.. )メモ

せっかくpub103買ったので(3500円!)読む決心。まえがき、無理なく達成できる基準をもつということが強調されているように感じてます。
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<冒頭総括>
 勧告の基準値は前回と変わっていない。3つの被曝状況、3つの防護原則がある。勧告は制御可能な場合に適用する。

onkapi @onkapi

ICRP Pub103 総括 ”線源からの電離放射線の被曝に適用される。しかし、制御可能な状況に対してのみ適用でき、制御になじまないか、制御が是認されないときは適用しなくてもよい。” なんて書いてある。

2013-04-16 10:18:26
onkapi @onkapi

ICRP Pub103 総括 ”低線量影響はPub60と不変でがんと遺伝の複合損害は1Svあたり5%上がる出生前被曝後は小児期早期被曝後と同等奇形誘発、精神遅滞発現にはしきい線量存心血管疾患などがん以外への低線量影響に関してはデータ不足。” とある。

2013-04-16 10:59:12
onkapi @onkapi

ICRP Pub103 総括 ”三つの被曝状況。計画被曝状況:線源の計画的導入と操業に伴う状況。緊急時被曝状況:計画操業中または悪意による予期せぬ状況。現存被曝状況:自然、過去の事象によるものなどすでに存在する放射線の状況。” 原発通常操業、原発事故発生、原発設置前の区別だ。

2013-04-16 11:11:56
onkapi @onkapi

ICRP Pub103 総括 ”三つの防護原則。正当化:被曝状況を変化させる決定は害より便益優先防護の最適化:経済、社会を考慮に、合理的に達成できる限り低く保つ。線量限度の適用:医療被曝を除いて、計画被曝状況では適切限度を超えない。” 特殊な時、無理に被曝量を下げずともよいと。

2013-04-16 11:24:35

<ICRPの成り立ち>
 昭和3年設立の独立したチャリティー団体

onkapi @onkapi

ICRP Pub103 緒言 ”ICRPは国際放射線医学会議により国際X線・ラジウム防護委員会として1928設立。1950改組現名称。独立したチャリティー団体、非営利組織。”  昭和3年だ。キューリー夫人は1903年、明治36年(!)のノーベル賞。

2013-04-16 11:39:40

<ICRP基準数値と考え方の歴史>
 当初専門家1000ミリ基準。'55年低線量のしきい値撤廃。'56年作業者50ミリ公衆5ミリ。'91年作業者20ミリ公衆1ミリ

onkapi @onkapi

ICRP Pub103 緒言 ”ICRPは電離放射線に対する防護。その他の線源に対する勧告は国際非電離放射線防護委員会から。”  電離と非電離とは具体的にわからん。

2013-04-16 13:47:45
onkapi @onkapi

ICRP Pub103 緒言 ”1928年:医療専門家防護、制限量約1000mSv/年。1951年:低LET放射線限度約3mSv/週。1955年:米国放射線医疾患、日本被爆者過剰白血病の疫学証拠から、しきい値の考え減退。1956年:作業者50mSv/年、公衆 5mSv/年。” 

2013-04-16 12:14:17
onkapi @onkapi

ICRP Pub103 緒言 ”現在の、しきい値の有無を実証することは不可能ということを考慮した、可能な限り低くという考え方は1954年勧告でなされる。”

2013-04-16 12:19:24
onkapi @onkapi

ICRP Pub103 緒言 ”1991年:被爆者寿命調査研究より作業者限度20mSv/年。公衆は1mSv/年(特殊な事情においては5年間の平均をとってもよい)

2013-04-16 12:24:58
onkapi @onkapi

ICRP Pub103 緒言 ”今回の勧告は1991年以降の方針の重大な変更を示唆しない。防護の最適化の重要性を繰り返し、強化する。計画被曝状況での経験を緊急被曝状況、現存被曝状況に拡張する。”

2013-04-16 13:37:50

<放射線の被害強度のとらえかたの歴史>
 '54年吸収線量の考え。’65年線量当量の考え。’78年実効線量の考えに変更。'91年等価線量+。

onkapi @onkapi

ICRP Pub103 緒言 ”1954年ラド、吸収線量。(SI単位でグレイGy)。1962年吸収線量と線質係数と線量分布係数とその他修正係数の積を線量当量、レム。1978年組織加重定数の考え→実効線量当量。レム→Sv。1990年放射線加重定数の考え→等価線量、実効線量。”

2013-04-16 14:12:58
onkapi @onkapi

線量当量とか実効線量というのは放射線の量を人への影響に具体的に置き換えたものだ。具体的には素人はわからないでいいでしょ?

2013-04-16 14:17:08

<勧告は誰に対していってるか>
 放射線を防護する人、しようとする人。

onkapi @onkapi

ICRP Pub103 緒言 ”ICRPの助言は、放射線防護の責任をもつ当局、組織、個人に向けられている。” 当局は政府、各省庁かな、規制委員会?組織とは電力会社か。個人は放射線防護を考える人々みなかな。

2013-04-16 13:44:45

<ICRP Pub103の構成>
 8章と2付録

onkapi @onkapi

ICRP Pub103 緒言 ”ICRP Pub103。1.緒言 2.目的 3.生物学的側面 4.諸量と単位 5.人の防護体系 6.三つの被曝状況 7.医療被曝 8.環境防護”  緒言には人の防護は環境の防護につながるみたいなことも書いてる。

2013-04-16 14:22:34

<感じたこと>
 放射線利用はやむ終えない。無理のない放射線防護をしようということかな

onkapi @onkapi

チャリティー団体としてのICRPは放射性物質を利用する状況で、経験上放射線取り扱いを野放しにしてはいけないと自己規制する気持ちなんだろう。放射性物質の利用目的が頭に置かれ、放射線を受けてしまう事に対しては幅を持たせていそう

2013-04-16 14:47:13
onkapi @onkapi

ICRPの提示する目安は、放射性物質を利用する側から、放射線で被害を受ける側からそれぞれ見て有利不利があるだろうか。偏りもあるのだろうか。

2013-04-16 14:50:32
onkapi @onkapi

ICRPの提示する目安は、放射性物質を利用の必要性、放射線被害の大きさ、人の放射性物質利用、放射線被害への考え方によって、これからも変わっていきそうと感じる。

2013-04-16 14:53:27