アニメーター・平松禎史氏の『進撃の巨人』のED作画について
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平松禎史
@Hiramatz
愛知県豊川市出身のアニメーター・演出家の個人アカウント。 youtube.com/@hiramatz1963 経済問題のつぶやきが多いですが、アニメや生活につながっていく身の回りのことなのでボクには自然なこと。 岡田麿里監督『アリスとテレスのまぼろし工場』に副監督で参加しています。
平松禎史
@Hiramatz
「進撃の巨人」始まりましたね。ボクはエンディングで作画を担当しました。次回以降も引き続きお楽しみに！！ http://t.co/7WJmYKtpXK
2013-04-08 19:38:08
平松禎史
@Hiramatz
さて。「進撃の巨人・ED」。演出については山本沙代さんの範疇なので、作画についてちょこっと。プロデューサーからのオファーで「木炭画調でまとめたい」旨の説明があり、それは面白そうだということで少々無理をして（恩着せじゃないですよ）お受けしたわけですが。→
2013-04-25 03:25:45
平松禎史
@Hiramatz
「進撃の巨人・ED」。作画は新井浩一さんと二人で、ということで激しく緊張＆興奮して打合せへ。経験上本当に木炭で描くのは無理があるので鉛筆型のコンテで描くことにしました。紙は沙代さん指定のデッサン用紙。これに絵を描くのは学生時代以来でした。→
2013-04-25 03:29:56
平松禎史
@Hiramatz
「進撃の巨人・ED」。コンテは普通の鉛筆と違ってほぼ消せません。なので全て一発勝負です。いつもより下書きを念入りにやり、動きは基本6k打ちの全原画（動画行程なし）でした。画材はボクと異りますが新井さんのシーンも同様だったと思います。→
2013-04-25 03:33:20
平松禎史
@Hiramatz
「進撃の巨人・ED」。6k打ち作画（秒4枚の絵で動かす）をストロボ撮影でなめらかに繋いでいます。普段、全原画で動きを作ると自然と3k打ちで調度良くなる体質なので、中一枚入るタイミングを想定して6k打ちの動きを作ったのです。ちなみにクイックチェッカーの類は使ってません。
2013-04-25 03:39:54
平松禎史
@Hiramatz
「進撃の巨人・ED」。3kベタで動きを作るのは楽なんですが、中一枚抜いた状態で作るのがちょっと難しかった。最初の担当カット、ミカサの横走りは必要な絵が想定しやすいので良いのですが、風でなびく服の速度や、ほどけていくマフラーのスピードが適切か見極めが難しかった。→
2013-04-25 03:49:22
平松禎史
@Hiramatz
「進撃の巨人・ED」。動きが出来上がればひたすら描く。失敗したら消せないので捨てるしかない。普段に比べて異様に集中して描けたと思う。描画の速度感は「本日の楽描き」の効果か、ちまちましたところに拘らずにざっくりととした勢いで描けたので小さなことでも続けておくものだなぁ、と。→
2013-04-25 03:53:31
平松禎史
@Hiramatz
「進撃の巨人・ED」。誤算は作業ボリュームでした。最初は各カット十数枚ずつだろうと見込んだんですが、大外れ。6カット担当して作画枚数は（記憶では）少なくとも合計200枚。打合せからアップまで16日間。作画期間約10日で下書きを合わせると400枚描いたことに…。→
2013-04-25 04:00:28
平松禎史
@Hiramatz
「進撃の巨人・ED」。どうでもいい話だけど、ゆったり本でも読むつもりで買った大きめの座椅子が読書より先に仮眠ベッド化する有様でした。まったくゆったりしてないけど買っといてよかった(^_^;) 次で最後かな→
2013-04-25 04:03:10
平松禎史
@Hiramatz
「進撃の巨人・ED」。コンテで描くと線自体に味が出ます。指で擦って階調も出せるので一枚一枚イラスト描いてる気分でした。動きと画調のコントロール含めて通常の原画作業と違ったとても面白い仕事でした。新井さんとボクの個性の違いも含めて楽しんで頂けると幸いです。了
2013-04-25 04:08:08