茂木健一郎（@kenichiromogi）さんの連続ツイート第949回「機嫌がいい方が、本人も得するよ。」

茂木健一郎 @kenichiromogi

しゅりんくっ！　ぷれいりーどっぐくん、おはよう！

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連続ツイート９４９回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。今日は、最近ときどき思っていることについて！

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きほ（１）最近、ツイッターの反応が時折ロングテールになるという興味深い事象が生じている。大昔のツイートに、反応される方がいらっしゃるのだ。おそらく、twilogや、まとめサイトなどの普及の影響ではないかと思われる。タイムカプセルのようだし、記憶されているのはうれしい。

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きほ（２）それで、昨日も、 ‏@miyajima448さんが、@kenichiromogi: 養老孟司さんを囲む忘年会2012集合写真。楽しかった！ http://t.co/UvLRcOOBiq　という私のツイートに反応してくださった。約６ヶ月後のロングテール。

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きほ（３）それで、養老先生の忘年会に集っている人たちを見て、「あっ」と気づいたのが、みんな上機嫌であるということ。内田樹先生（@levinassien ）は、実際、いつ会っても上機嫌というイメージだし、池田清彦先生も、常に面白いことをいって、へらへら笑っている感じがある。

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きほ（４）改めて思うのは、「上機嫌力」のようなものがあるということだ。上機嫌の方が、生きる上で積極的になるというか、あまりトラブルがあっても気にしないというか、他人との違いにも寛容になるし、何よりも、本人がストレスもないし、健康的になるし、毎日が楽しい。

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きほ（５）なぜこんなことを書くのかというと、ツイッター上では不機嫌な人が案外多いからだ。実際の割合よりも強調された印象になるのは、不機嫌な人は、ツイートする回数が多く、また@メンションでしつこく絡んでくる確率も多いからだろう。

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きほ（６）不機嫌なツイートをする人が絡んでくると、こっちにもその不機嫌さが一瞬にして伝わってくる。もともと、感情は脳の障壁を越えてつたわりやすいから。それは交通事故のようなもので、避けられないが、最近つくづく思うのは、こっちもとばっちりだが一番お気の毒なのは、本人。

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きほ（７）他人にネガティヴなことを言う人は、自己認識、自己評価もネガティヴであることが多い。自分にダメ出ししている分、虚勢を張ったり、余計なプライドを持ったり、他人を攻撃したりする。そんな時、いちばん損をしているのは、実は自分自身なんだよね。

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きほ（８）だって、ツイッターでも、実生活でも、不機嫌な人に遭遇すると、確かにこっちもとばっちりを受けるけれども、ぼくたちがその人と一緒にいるのは、その時だけ。ところが、不機嫌な本人は、その本人と、２４時間いっしょにいるわけだ。とばっちりどころの騒ぎではない。

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きほ（９）機嫌がいい方が、本人も得するし、機嫌が悪いと、本人が一番損をする。だから、できれば機嫌がいい方がいい。楽しそうな人の回りには、自然に人々が集まってくる。不機嫌な人からは、どうしても人が遠ざかる。機嫌が悪くて得することなど、ほとんどない。権力者だって、持続不可能。

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以上、連続ツイート９４９回「機嫌がいい方が、本人も得するよ。」でした。