作家・橋本紡「東南アジアで起業しませんか。一年間の給与・生活費は僕が持ちます」
「なんで移住なんかするの」「日本を出ていくなんて」「信じられない」「外国で暮らすのって怖くないですか」「日本にはなんでもあるのに」「危ないですよ、外国なんて」まあ、こんな感じです。
2013-06-02 15:30:59経済にしても、地震にしても、あるいは原発にしても、日本はカントリーリスクがとても高い国になってしまった。みんさんだって、今のままの、幸せな不幸せが、ずっと続くなんて考えてないでしょう。
2013-06-02 15:34:24だったら、外に出ちゃえばいんです。まだ余裕があるうちに。海外で暮らすスキル、海外で稼ぐスキルを身につけておいたほうがいい。リスクの分散として。
2013-06-02 15:34:58ある逸話を思い出します。東日本大震災のあと、海沿いにまた家を建てているところがあるそうです。津波にあった町なのに、です。アウターライズ地震が来たら、逃げる時間を確保できない。それでも海沿いに家を建ててしまう。理由は港に近いほうが楽だから。
2013-06-02 15:42:37こういう人の有り様を、一概に責めることはできません。責めたところで、意義ある行動にはならない。じゃあ、どうすればいいか。それはまだ、僕にもわかりません。
2013-06-02 15:44:13(このあと、読者とのやりとりを経て、翌朝。ついに、橋本さんがあることを提案します。)
決まったことじゃないです。あくまでも、打診です。こっちに来て、働く気がある人はいますか。一年間の給与、生活費は、僕が持ちます。条件はひとつ。一年間で結果を出すこと。がむしゃらに働くこと。僕の会社じゃなくて、あなたの会社です。
2013-06-03 03:36:39こんなことを書くと「橋本はマルチに手を出すのか」と言われかねませんね。小説家としての僕には、なんの利益もないです。ただ、どうにも我慢できないんですよ。違法シェアハウスとか。ネットカフェキャバクラとか。
2013-06-03 03:38:26アジアには可能性があります。毎年毎年賃金が上がり続けている。生活もよくなっている。そういう国に来て、チャレンジするのも、ひとつの道です。違法シェアハウスに閉じこもり、スマホでネットなんて生活と、どっちがマシなのか。
2013-06-03 03:40:14なにも決めていませんが、君たちのチャレンジを、なんらかの形で公にする。その一年間の経緯、結果を、つぶさにしていく。格好悪いことも含めてね。予定調和ではない。リアルタイム。そうしたチャレンジが成功するのか、失敗するのか、まったくわからない。
2013-06-03 03:43:17僕としては「ほら、チャレンジした人は、ちゃんとゲインを得られるんだよ」と言いたいわけです。外に出た人間として(少数派)、日本にとどまる人たちに (多数派)、喧嘩を売ってみたい。
2013-06-03 03:48:29意地というか、怒りというか、反発心で、こんなことを考え、呟いてます。危険なやり方だけれどね。日本では、出る杭は打たれてしまう。ただ、僕はもう、そういう現状にうんざりしてるんです。
2013-06-03 03:50:53日本にしがみつく人たちに反抗するならば、いくらかのリスクは仕方ない。悪く言われるのも仕方ない。そして、きれいごとに聞こえるかもしれないけれど、やる気のある若い人を、僕は応援したい。
2013-06-03 03:52:32いくらか英語が喋れたほうがいいでしょう。ビジネススキルもあったほうがいいでしょう。ただ、絶対に必要なことじゃない。英語なんて、三カ月もあれば、そこそこ喋れるようになります。ビジネススキルもね。
2013-06-03 04:02:52翌々日。提案はかなり具体化していました。
勤務地:東南アジア 業種:カスタマーサービス 基本給:15万円 歩合給:検討中 住居:提供します 勤務時間:24時間 年齢:22歳以上 勤務形態:起業
2013-06-03 13:37:20