狂人演説（2013/06/04）：児ポ法改正案が通ると実はある日子供がロリショタエロ漫画買って前科持ちになって親は困るんじゃないか？

犬神工房 @nokkaranoumu

昨日の話の繰り返しなんですが、親は児ポ法改正によって、業界もオタクもどうだっていいけど、他ならぬ自分の子が、ロリエロ本を持っているか買うかして、自動的に犯罪者になって、場合によっては前科持ちになって、人生台無しになる可能性がある、という危険性についてもっと恐れを抱くべきだと思う。

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自分の子供だけは絶対に犯罪を犯すわけないし、前科なんかつくわけないし、人生台無しになるわけがない、と思うだろうか。だがそんなわけがない。子供は欲しいものが欲しいし、法律なんて知ったことではない、というのは何となく分かるだろう。そして警察が自分の子供だけは見逃してくれるわけがない。

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親はロリエロ漫画が嫌いだろうが、たかがロリエロ漫画で自分の子供が犯罪者になって前科がついて人生台無しになるなんて、到底馬鹿げているし、恐ろしいことだし、到底容認できないと思いませんか。ということにもっと魂の底が焦げるようなゾッとした恐怖感を抱くべきだと思う。それが児ポ法改正案だ。

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ということです。

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児ポ法改正案が親子にとってヤバい可能性が一個だけあった。ある日お子さんがエロ本を入手した、という事案は今でもちらほら散見されますが、多分施行されたらお子さんはノー会話で補導とかされちゃいますよね、というリスクが生じるんでした。そういえばそうだった。（続く）

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（続く）今の日本の親や多くの人は、前科者とかに決して甘くないので、お子さんが働く段になって生活が困窮して人生がボロボロになるするリスクが上がる。親の感覚からして、エロ本を入手してしまったお子さんをノー会話で補導されて人生がそうなるリスクを果たして容認できるんでしょうか。（続く）

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今に比べて、お子さんがエロ本を手に入れた数日後に、ノー会話で補導歴とか何とかがついて、その後の人生が台無しになる可能性が当然上がることになりますので、私の感覚では多分お子さんも親も損をします。（続く）

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エロ本も、水着グラビアも、お色気漫画も、親にとっては滅ぼうがどうなろうが知ったこっちゃないだろう。だが、昨日まで刑罰の対象じゃなかったことについて、子供に取り返しのつかない前科がつくリスクが生じた。そんな事態は親にとって到底歓迎すべき事態ではないだろうと俺の感覚では思う。（続く）

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表現の自由などどうだっていい、子供の身の安全と健全な成長が大切だ、という親はたくさんいる。その気持ちは法クラスタの端くれながらよく分かる。だが、子供が万が一エロ本を手に入れた時に補導のリスクが上がるという事態を許容する親はガガッと減るだろう。そりゃそうでしょうね。（続く）

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え？　エロ本なんて駆逐するから大丈夫？　駆逐されるまでの間、前科者は必ず出ます。駆逐できなかったら地下で流通するので、やはり前科者は必ず出ます。それがあなたのお子さんだったら多分あなたとお子さんは地雷踏んでギャーでしょう。（続く）

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ちょっと話は外れますが、地下市場を潰すのは大変のようです。俺の知ってる限り、地下市場を根絶できた貴重な成功例は一件、それも物理的に狭い区画に密集していたからできたことで、今も警察はそこを24時間体制でパトロールしているはずです。これを（エロ本の場合）全国で展開できるのか？（続く）

犬神工房 @nokkaranoumu

夕飯食い終わったので話を続けます。エロ本が地下化したら、目につかなくなるから、親は不愉快にならんで済むし、子供は買わなくなるし、いいことづくめやんけ。という意見があるわけですが、買わなくなるというのは単に可能性が低くなるというだけで、別にゼロになる保証はないのでした。（続く）

犬神工房 @nokkaranoumu

親としては一つには「エロ本がお子さんの手に入る可能性をゼロにしたい」のでしょうが、基本的には時間がかかったり、出来なかったりするので、「ゼロにできない可能性でお子さんがエロ本を手に入れて前科がつく」わけですよ。これでは利益と損失が見合わないと私の感覚では思う。（続く）

犬神工房 @nokkaranoumu

子供の性癖が歪む可能性があるからエロ本を刑罰の対象にしようという意見は分かるが、子供がエロ本を入手して刑罰を受けて前科をつける可能性を甘受してまでのことか？　俺は前科の方が圧倒的に怖いし、より圧倒的に子供の全人生を潰すと思う。（続く）

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「性癖の歪んだやつが子供を襲うから、性癖を歪ませるエロ本はなくしたい」？　それも分かる。子供が被害者になるのはとても辛い。でも、エロ本はなくなるのに時間がかかるし、下手すると地下に潜って流通し続けるので、その間子供がエロ本を入手して犯罪者になる可能性がほぼ同時に出てくる。（続く）

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これでは、エロ本の入手の刑罰化によって、子供の犯罪被害を減らす可能性があるとはいえ、子供がエロ本を入手したあかつきには、子供に前科を生じさせる可能性をも排除できない、となってしまう。それでは子供のリスクを減らしたということにはならない。いずれにせよ子供は人生を苦しみ抜く。（続く）

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いずれにせよ、表現の自由なんてものは親にとってはゴミであろうという前提の元、肝心の子の身の安全と健全な成長、そして親の安心、ということを考えた。そして、それらは万が一子供がエロ本を手に入れた瞬間に、前科がついて全部なくなるので、危険度は基本的に上がる、という結論に達した。（続く）

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さて、児ポ法改正案（http://t.co/4XtsXkdCxG の『児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の一部を改正する法律案』平成25年 5月29日）を読んでみましょう。（続く）

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二ページ目に「児童ポルノを所持した者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。」とありますね。（続く）

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これに加えて四ページ目の附則（検討）第二条２では「児童ポルノに類する漫画等の規制（中略）この法律の施行後三年を目途として、前項に規定する調査結果（中略）その結果に基づいて必要な措置が講ぜられるものとする。」とあります。（続く）

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さて、「だいたい三年後、とにかく外見が児童っぽいエロ漫画があって、それを何らかの入手によって所持したら、何か刑罰。という可能性がこの法案が通ることで発生する」という読みになっちゃうと思います。この二つの条項組み合わせたらそりゃなあ。（続く）

犬神工房 @nokkaranoumu

多分ロリエロ漫画の場合は「一年以下の懲役又は百万円以下の罰金」よりは軽いと思うけど。まあ、三年後、刑罰が「出来る」可能性が発生した。というのは、今「ない」ことに比べれば、自分の子供がある日それに抵触する可能性を考えると、親子にとってはより質的に危険な状況であると言えます。（続く）

犬神工房 @nokkaranoumu

というかですね、端的に言って、子供が万が一にロリエロ漫画を入手した時の子供の処遇について、親はどうしたいのかということです。性癖が歪むことをゼロにできないのと、前科がつくことをゼロにできないのと比べて、私の感覚では前科のリスクの方が圧倒的に危ないし怖いんです。（続く）