だから奴隷としても使えないし、かといって化生同士で群れたり目的意識を持つこともないので、人間と大規模な戦争になったことがない。そして大陸丸ごと分くらいの真っ暗な海が世界の中心に鎮座してるので、人間社会は発展はしてるんだけど、人類のマインドは我々と根本的なとこが違ってきている。
2013-06-19 17:14:56化生の発生の仕方はよくわかっていない。世界の中心のあの真っ黒な海に、流され辿り着いた物たちが変化するといわれている。化生と人間との付き合いは長い。遥か昔から人間と付き合ってきたことが綴られている。善良で誠実な、もっとも親しい隣人として。
2013-06-19 11:40:46週に一度、男の屋敷に荷物を届けに行く。荷物は食糧だったり書物だったり様々だ。菓子と茶を御馳走になって他愛もない話をする。屋敷はいかにも上級階級の好みそうな様式だ。一人で住むには広すぎるが使用人を見かけたことはない。部屋は清潔に保たれ、菓子も茶も気づくとテーブルの上に置かれている。
2013-06-18 15:58:03東の森に変わった化生と術士がいることを話すと、男は目を細めて相槌を打った。珍しい反応だ。いつもはそのお綺麗な顔を眉を上げて斜に構えていることが多いのに。今は椅子に深く腰掛け、静かに俺の話を聞いている。何か懐かしむように。
2013-06-18 12:01:06フォルダにこんなんあった。そういえば最初はカニバ?スカトロ?路線だったんだった。忘れてた。 http://t.co/1lLXA7JEs0
2013-06-17 23:46:33「火の精が鶏を欲しがる」の前に「火の精が村へ行く」を描かないといけないのでやっぱり黒鬼さんになかなかたどり着かない。あと「村へ行く」の先に「街へ行く」があるのでここもクリアしないと当て馬くんが出せない。長い
2013-06-13 22:30:35こちらも面食らったのが、荷運びをしていた下男が御同類だったことだ。姿かたちは人間のそれだったが、化生の雰囲気を隠しもせずに楽しそうに作業をしていた。「保護者」のいる化生はそれ程気配を隠したりはしないが、それでもここまで明け透けなのも珍しい。なんだかすこしうらやましく思えた。
2013-06-13 16:16:44村は主に農民と都落ちしてきた上級階級とで住む場所が分かれている。俺はもちろん平民の方だ。都落ちの連中は森を挟んで点々と離れた別荘に住んでいて、時々そこに物を納めに行くことがある。この前は木材を運びに行った。運ぶ量がちょっと多かったかもしれない。荷受主の若い男が驚いていた。
2013-06-13 15:55:01俺たち化生に認められている権利は少ない。人間の保護下に入らないと働くこともできない。俺のような野良はばれるとマズい事態になることもある。だけどこの村の住人は穏やかで懐疑心も少ない。いい所だ。働きたい所で働けて毎日飯を食える。これ以上望むことは無いと思うんだけどな。人間にとっても。
2013-06-13 15:23:35素性を隠して市井の中で暮らしている。この村は過ごしやすい。都市部からは遠いが、上級階級の別荘や交流があるためか部外者に対する風当たりもあまり強くない。特に人間ではないおれにとっては有難いことだった。
2013-06-13 14:54:01小柄だががっしりとした体格の役夫が荷車で木材を運んできた。火の精が嬉々として荷卸しを手伝っている。役夫が帰った後、とんかちを片手に火の精が呟いた。「今のヤツ」「うん。」「人間じゃあなかったな」「うん」
2013-06-10 11:23:12火の精が鶏を飼いたいと言い出したので鶏小屋を作ることになった。火の精が鶏を買ってきてしまったのだ。村の人に頼んで木材を分けてもらうことになった。力の有り余ってる火の精に運びさせればいいのだが、木材問屋のある界隈は荒っぽい連中が多く、嫌な予感がするので村の役夫に頼むことになった。
2013-06-10 10:18:52@hasu78 お米好きー!!「先祖サマはお供えで食えてたのかぁ…ずりぃなぁ…いや働くけどな!!村襲うなんてしねぇよ、俺は」って時々 考えちゃう黒鬼さん
2013-06-03 13:19:44