老男人与JK

福島香織「なぜ中国は台湾を…」発売中！ @kaori0516kaori

100％の善人も100％の悪人もほとんどいないってことだよ。最初、善意で始めたことでもやがて悪意や下心が混じることもあるし、最初騙すつもりでも、いつのまにか情がわくこともある。そういう時、結局、善か悪かは、当事者である「私の心」の問題なのさ。私が幸福かどうかという。

楽俊 @Rakusyun12

@kaokaokaokao 『中国の女』本当はこの本を読みたいんだけど、文芸春秋はあることをきっかけに３０年読んでないんですよ。『中国“反日デモ”の深層』を読もうかな。

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@Rakusyun12 読んで〜

楽俊 @Rakusyun12

@kaokaokaokao 最近韓国関係の本ばっかりなので、読んでみます。最近は便利になって月曜には本が手元にありますものね(*^_^*)

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なんか、抽象的な話をしたので、詐欺師を擁護していると受け取られたみたいだが、詐欺師であるかどうか、って分からない状況ってすごく多いんだよね。ひとつSS風の物語をしたい。創作って言えば創作だけど、事実といえば事実が含まれている。うっとうしい人はリムーブした方がいい。

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①あるところに、ちょっとカワイイ女子高生がいました。駅前で顔みしりのおじいさんを見かけました。そのおじいさん、気難しくて偉そうなので、近所の人は嫌っていました。でも、うろたえて困っている様子なので彼女は声をかけました。

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②すると、おじいさんは、老舗百貨店の場所が分からない、何時までにいかないといけないのに、といいます。歩いて行ける所なので、女子高生は手をとってつれていってあげました。百貨店に着くと、おじいさんは喜んで、一階の超有名ブランドの高級バッグをお礼に買ってあげました。

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③女子高生は、こんな高価なものをもらうわけにはいかないと、断りましたが、顔には「欲しい」と書いてあります。おじいさんは、自分はお金持ちだから、かまわないと、と。お金は死んでも持っていけるわけじゃないから、受け取ってくれと頼みます。そう言われると、彼女も受け取りました。

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④次の日も、女子高生は同じところでおじいさんを見かけました。今度も声をかけました。下心がなかったとは言えません。実際、また百貨店にいって、高級時計を買ってもらいました。彼女は自分がちょっとカワイイことを自覚しているので、おじいさんは自分の歓心を買いたいのだなと思いました。

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⑤しばらくすると、女子高生の母親が、買い与えたこともない高級品が娘の部屋にたくさんあることを発見しました。援交しているのではないかと心配になりましたが、問い詰める勇気がなく、ある日、娘の後をつけました。そして、おじいさんが娘に高級品を買い与えている現場に乗りこみました。

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⑥母親からは、老人が未成年に下ごころで近づき、もので釣っている風に見えたので、おじいさんを激しい口調で責めました。おじいさんはうろたえて失禁し、高級店なので店長や警備員が来て、大騒ぎになりました。おじいさんは軽微室に保護され、夜になって離れて暮らす息子が迎えにきました。

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⑦息子がおじいさんとともに実家にいくと、家が荒れていて、通常の様子でないことに気付きました。しばらく会社を休み、病院につれて検査をしてもらいました。認知症と判断され、もう一人で暮らさせてはいけない、と医師からいわれました。息子家庭は共働きで小さい子供もいるので一緒に暮せません。

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⑧そもそも息子は父親と折り合いがよくありませんでした。ワンマンで厳しい父親で、母親が亡くなってからは実家に帰る気がおこりませんでした。金銭面でも完全に独立してました。幸いなことに、おじいさん（父親）は資産家であり、金はあったので、その金で民営の高級施設に入れることにしました。

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⑨高級施設は、明るく近代的で環境もよかったのですが、おじいさんは突然しらない場所で暮らすことになり少々パニックぎみでした。うろたえて怯える父親の姿を見るに耐えられず、息子は二度と施設に見舞にいくことはありませんでした。

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⑩３年くらいして、施設から連絡があり、すでにおじいさんが寝た切りになり、自力で食事もとれない状況で、胃ろうなどの延命措置をするかどうかの選択を相談されました。息子は延命措置をしない決断をしたので、ほどなくおじいさんはなくなりました。

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⑪おじいさんが亡くなったあと、遺品整理などのために実家にいくと、女子高生の親から宅配で送り返された高級ブランド品の箱が目にとまりました。息子は当初、女子高生のことを、判断力のつかなくなった老人をカモにしたビッチな娘だと腹をたてていました。

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⑫でも、おじいさんにとっては、あれが人生最後のデートであったのだと気づきました。それで、もう一度、女子高生家庭に連絡をとり、おじいさんが彼女に買ったブランド品を形見に受け取ってほしい、と頼んでみました。

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⑬女子高生の親も、最初こそ、エロじじいが未成年の娘をモノで釣ろうとしたと腹をたてましたが、あとで老人が認知症で、娘も高級品をたかろうという下ごころがあったことに気づいていたので、多少反省もし、それを断りませんでした。彼女は両親と４９日に墓参りに来てくれました。

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⑭いや、それだけなんですけどね。

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つまり、騙す（カモにする）、騙される（カモにされる）という状況が、本当に騙す側の悪意１００％だけで生じるものでもないし、加減というかストッパーになるきっかけがあれば、事件や裁判沙汰ににならずに、一つの噂話程度で終わるということだな、と。@kusemasa

楽俊 @Rakusyun12

@kaokaokaokao @kusemasa 香織さんって、物事を白黒はっきりさせるだけの方かと思ったら、とても優しい方なんですね。失礼しました。でも嬉しいです。「中国の女」購読禁止処置をほどいて読んでみたくなりました(*^_^*)