俳句甲子園松山地方選A会場、「人類は雑音まみれです目高」「光ごとパセリをつまむ日曜日」等について
- k551_jupiter
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俳句甲子園。地方予選で惜しくも負けた高校生達よ。まだ投句選考が残ってます。色々な立場の色々な選者が真剣に真剣に審査するので、しばし待たれよ!
2013-06-23 18:45:03@fd_mean 今日はスタッフの皆さんの大変さを実感しました。おつかれさまです!
2013-06-23 18:45:56俳句甲子園の松山会場、A会場は宇和島東が優勝でした。個人的には、勝負としては負けていたけど、宇和島東の「人類は雑音まみれです目高」が一番良かったな。この作者さん、俳句つづけてほしいですね。
2013-06-23 18:50:38@k551_jupiter 審査員お疲れ様でした!審査員の先生方には長時間本当に真摯に審査して頂き、頭が下がるばかりです。今日はゆっくりお休みください。
2013-06-23 18:56:50宇和島東の「人類は雑音だらけです目高」は、句の着想の一つに「人類に空爆のある雑煮かな」があるのかなと深読みして質問してみたけれど、関悦史という作者は知らないらしかった。深読みか…じゃあ、「人類」って、どこから来たんだろう。俳句の世界で、最近はよく使う言葉なのかな。
2013-06-23 19:09:06「人類は」云々という語彙をよく聞くのは、個人的には「人類は衰退しました」あたりのラノベやアニメ、マンガだけど、宇和島東の「人類~」の作者さんは、どこで着想を得たのか、個人的にすごく気になりました。俳句甲子園としてはたぶん注目されない句だけど、この句は面白いよ。いろんな意味で。
2013-06-23 19:13:15それにしても皆さん、いろいろ勉強していますね。「水底に目高沈むや午後三時」の、下五の時刻の使い方とか。 「ひぐらしのこゑのつまづく午後三時 蛇笏」あたりの懐かしい句を思い出してしまったw
2013-06-23 19:18:27討論も興味深かった。A会場で「星条旗網戸開け放されしまま」の説明を、作者側は「沖縄の実際の景色で、沖縄という特殊性の」云々と説明して、なるほどと思ったけれど、下町の路地あたりで蚊も構わず網戸を開けて、星条旗をかっこいいという理由だけでなぜか掲げている家、の方が面白いんじゃないかw
2013-06-23 19:25:48@k551_jupiter 「光ごとパセリをつまむ日曜日」 「月曜日」ですね。一物仕立てにも取り合わせにも取れますが、どちらも曖昧です。「パセリを」の助詞「を」と、中七と下五の「間}(切れ」)の活かし方に問題がありような気がします。
2013-06-23 20:49:23@Seki_Etsushi お誘いがあったので参加させてもらったんですけど、面白かったですよ。個人的には「人類は雑音だらけです目高」が面白かった。作者さんは関さんの空爆句を知らないと言ってましたが、「人類」はどこでヒントを得たのか気になりました。最近、俳句でも多いんですかね。
2013-06-23 21:30:31@garyuu999 俳句甲子園の出場者としては、中七と下五の「間」をできるだけ常識的に埋める、という方向で句を練っていくようでした。審査の感覚もどうもそのようです。僕の「月曜日」案は、それをせめて曜日をずらすことで少しでも「間=裂け目」を裁ち入れる、という思いつきです。
2013-06-23 21:33:31@k551_jupiter 以前から「人類の旬の土偶のおっぱいよ」池田澄子、「さらしくじら人類すでに黄昏れて」小澤實などたまにありますが、最近特に増えた印象はないですね。原発事故関連で多少あるのかもしれませんが。
2013-06-23 21:36:25@Seki_Etsushi 俳句で今もそんなに使う言葉でなさそうとすると、先行俳句にヒントがあるとすれば池田澄子/小澤實あたりなのかなあ。。小澤氏は「海(水)の中の生物+人類」という点で「人類は雑音だらけです目高」と似てはいるけれど。その句、ヒントの出所がけっこう気になりました。
2013-06-23 21:44:51@k551_jupiter 先行テクストとかより、素朴にメダカを見ていてすんなり出来たような句かもしれませんねこれ。頭で捻くっている感じがあまりしない。典拠がもしあるとしたら単語レベルじゃなくて全体の構図に関わるものっぽい。
2013-06-23 22:02:25まあ、そうなんですよね。上五中七はもうそういうものとして、せめて曜日をずらしてちょっと屈折させると面白いかな、と。個人的には日曜日だとあまりにそのまま、という気がして。 RT @Seki_Etsushi パセリのはいずれにせよ切れていないですね。七七が必要になってしまう。
2013-06-23 22:08:22これもそうなんですよ。特に「雑音まみれ」という言葉をどうして選べたのか、また「雑音まみれです」と言い切ってもいいんだ、というスタイルをどこで知ったのか。もし自然発生だとしたら面白いけど、どうかな、と。 RT @Seki_Etsushi 人類よりむしろ雑音がどこから来たのだろうと。
2013-06-23 22:10:46@k551_jupiter いや内容よりも型が。中七は「パセリつまむや」「パセリつまみぬ」「つまむパセリや」等にならないとまずい。ここで一度切れないと下五の体言だけではこの句は立てません。
2013-06-23 22:13:17「構図=スタイル」というか、そこが気になる。たとえすんなりできたとしても、何かが作者に「それでいい」と指示している気がするんですよw RT @Seki_Etsushi (…)典拠がもしあるとしたら単語レベルじゃなくて全体の構図に関わるものっぽい。
2013-06-23 22:15:49面白い。それは「俳句甲子園」という場を考える上ですごく面白い指摘だと思いますよ。 RT @Seki_Etsushi いや内容よりも型が。中七は「パセリつまむや」「パセリつまみぬ」「つまむパセリや」等にならないとまずい。ここで一度切れないと下五の体言だけではこの句は立てません。
2013-06-23 22:17:32作品として考えると関さんの指摘の通りだと思うんですけど、A会場の決勝句の兼題は、「パセリ」だったんですよ。たぶん生徒としては、「お題として出された「パセリ」を中心にいかに活かすか」という発想になるはずで、そうなると、「パセリつまむや日曜日」とは詠みにくいんじゃないか。続く→
2013-06-23 22:20:14