- Fukushima_Math
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ウチの子は家でまったく勉強しないんです、という相談が後を絶ちません。でも「こどものヤル気」を嘆く前に、その家の環境が本当に「ヤル気になる環境なのか」を再度チェックしてほしいものです。
2013-06-28 02:59:23宿題をもっと出してください、という親の要望はわかります。こちらとしても勉強させるのが仕事ですので宿題をたくさん出します。でも、そうこうしているうちに「勉強=宿題」と思ってしまうのです。そして宿題がなくなると勉強できなくなるのですね。
2013-06-28 03:08:32自分で自分に宿題が課せられるようになればいいんですけどね。どうしても「宿題=やらされるもの」という感覚は拭えません。やらされ感のあるものから本当のヤル気は起こらないと思うわけです。
2013-06-28 03:12:12それでも、塾としてはある程度の宿題は出さざるを得ません。それが時として保護者の満足にもつながり、子供も「宿題さえやっていれば」保護者から疑いの眼差しを浴びなくてよくなりますのでストレスから解放されるからです。
2013-06-28 03:15:52しかしながら、果たして大量の宿題でがんじがらめにすることが、思考力を増強させることにつながるのでしょうか。1を聞いて10を知る子供にするには、1問1問にかける時間を多めに与え、深く考える訓練を積ませる方が好ましいともいえます。
2013-06-28 03:18:09私は最近「適度な量の宿題」こそが生徒の学力向上につながると考えています。宿題が全くないという<完全な自由>はむしろ不自由ですし、学習習慣を身につけねばならない段階の子にはマイナスに働きます。しかし多すぎても「勉強=宿題作業」に成り下がりますので量と質のバランスが重要になります。
2013-06-28 03:21:53「よし、終わった!」という完了感を日々与え、自己肯定感を感じられるレベルで宿題を課す。少なすぎず、多すぎず。自分で使える時間を残しておいてあげることが大切です。
2013-06-28 03:23:34もちろん、逆の考え方もあります。「宿題はちょっとキツイ」というくらいの量を出し、負荷をかけねばならない。その中で初めて時間の使い方を学べるのだし、スピード感覚が身につくのだ。また、反復学習・類題演習は欠かせないので、量をこなさなければ基礎体力はつかない、と。これまた一理あります。
2013-06-28 03:26:31結局、ひとりひとりの能力の特性や個性、学力レベルに合わせて宿題の量も質も変えていかねばならないわけです。これを完璧にコントロールできる親・教師というのはなかなかいないですね。私もたまに失敗しますし。
2013-06-28 03:28:47