漫画家野上武志氏、尖閣問題を語る

「今、俺たちが心がけることは、ワイドショーの糞コメンテーターみたいに目の前のことで一喜一憂しないこと。」
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野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

尖閣問題で憂鬱になっている方に。一つの考察。 沖縄の検察がなぜ外交を言及したのかについて。  尖閣沖衝突事件の中国人船長を釈放 http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2010/09/post-0f3e.html

2010-09-24 19:40:34
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

おはようございます。尖閣問題で心が憂鬱な皆様。 ・・・ようやく、この国も日華事変、日中戦争を客観的に見直す時期がやってきましたね。 現在は日本があの泥沼にはまっていった状況とビックリするほど似ています。このままじゃまた負けるぜ。

2010-09-26 10:12:56
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

領土紛争、経済摩擦、そして邦人拉致。ついでに双方のメンツとプライドと交渉手法の誤解がごっつんこして泥沼にはまっていく。まっとうに勝負しても、最終的には我々は勝てねえ。60余年あまりに御先祖様がはまったところと同じってのはいただけねえ。

2010-09-26 10:15:46
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

今、俺たちが心がけることは、ワイドショーの糞コメンテーターみたいに目の前のことで一喜一憂しないこと。 これまでも続いてきた、そしてこれからも続いていく外交というポーカーゲームで、「負けないこと」。ここで大事なのは「勝つ」、ではないことに注意)

2010-09-26 10:19:13
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

当時よりも有利な点もあるけど、不利な点もある。それはその一つでしかないですね。 嘆くのは簡単、問題は「では、どうするか。」QT @teikokudanzaiin: @takeshi_nogami そしてその時より内患分子が多い。外患誘致罪を適用したい愚者の国と成り果てた。

2010-09-26 10:22:33
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

平野耕太先生が初期作品で「歴史を学べよ豚諸君」って書いてたのを思い出す。マジほんとうだわーQT @g2thsb:今の雰囲気はまさに「開戦止むなし!」となっていった当時を(もちろん直接は知りませんが)思い起こします。こうやって「世論」が戦争に傾いて行ったんだろうなと。

2010-09-26 10:24:47
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

ゲームは続きますからね。配牌がわるけりゃ降りるだけ。そして、配牌の悪さを何としないと。QT @sattan72: @takeshi_nogami 負けないために勇気を出して降りる のも重要ですね

2010-09-26 10:25:54
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

日中戦争時はある意味もっときつかった。邦人が100人規模で惨殺されて、新聞と国士と、そして大事なのは一般のどちらかってゆうと日常に不満をためてる人(←ここ重要)が「膺懲支那」(中国を懲らしめろ)を叫び、宣戦布告なき紛争にはまっていった。

2010-09-26 10:29:16
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

今回の件で日本側が陥りやすい落とし穴(特にネットのおれたち)その1:「今回の敵は中国共産党(さらにその中の人の強硬派)であって中国人でも中国でもない」。つか、中国人や中国ってくくりじゃもう日本には勝ち目ないです。敵の勢力をあぶりだせ。

2010-09-26 10:34:05
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

その二:相手が仕掛けている嫌がらせに乗らない。「こっちがイライラすること」これ自体が相手の思うつぼ。 すでにこの時点で相手の策に踊らせていることに気づけ。 ・・これは外交とかのレベルじゃなく日常での大人の喧嘩の作法でもある

2010-09-26 10:36:24
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

その3 外交も大人の喧嘩も、相手を「論破する」、「殴る」は勝利条件にならない。 論破しても相手が聞くことはないし、殴ったら殴ったほうが悪くなる。

2010-09-26 10:37:39
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

その4.では、外交と大人の喧嘩 の勝利条件って? ・・・それは、相手を第三者の目から見て「悪役」に仕立て上げたほうが勝ちってこと。 ちなみに日本が第二次大戦に負けた本当の理由は、この勝利条件獲得に失敗したからだと思います。

2010-09-26 10:40:13
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

とにかく、俺達日本人に大事なこと列挙。「目の前の状況イライラするな」「残念ながら我々側にスカッと勝利!は無い」「大人の喧嘩だから負けないこと重要」「敵勢力は分断し、征服するコレ肝要。味方候補を敵に追いやるな」  そして、「すでにこの状況は60年前に経験済み。」

2010-09-26 10:52:25
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

なんですかねえ・・あ! 「来るべき真の敵米国との戦いに備えるため、資源と太平洋東半分くらいの海洋覇権を確保する」?QT @rerere_tter: センセイ!質問です! 逆に、中国(あるいは中国の強硬派)側の勝利条件はミニマムなものとしてはどんなのが挙げられますでしょうか?

2010-09-26 11:03:50
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

そっかー。中国の勝利条件は「アフリカ大陸との海洋通商路の確保」か!!だから沖縄近辺がほしいんだ!

2010-09-26 11:04:50
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

世界地図を前に、中国の立場から考える。まず、13億人口を抱えて経済発展しないと、国が崩壊するという危機感。

2010-09-26 11:06:39
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

経済発展するためには資源と燃料が必要。 自国からもでるけどそれだけじゃ賄えない。すでに先進国が資源を抑えている以上、どっか付け入る資源産出地域は? A:アフリカ

2010-09-26 11:07:48
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

というわけで怒涛のごとくアフリカに投資。 しかし問題が。どうやってアフリカでゲットした資源を持ってくる?A:アフリカーインド洋ー東南アジア近辺ー台湾ー日本海あたりまで。

2010-09-26 11:08:55
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

Q:ではその海路を邪魔しそうな奴は? インドー東南アジア諸国ー台湾ー日本ーそして、アメリカ。 これは「意思」ではなく「可能性」の問題。海路にいる国々を列挙しました。

2010-09-26 11:10:40
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

では、話を戻して、Q:中国政府内のプレイヤーさんが最も恐れることは? A:「中華人民共和国が政体として滅亡すること。・・・・ああ、かつて日本が国体護持にこだわったのとあんまりかわんないなあ・・・

2010-09-26 11:20:27
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

Q:じゃあどうなると中華人民共和国の政体が崩壊するの? A(可能性のある順) 1:経済の不満から自らの人民の民心が離れる 。2「思想的に民心を話す勢力の台頭」・・・ 2位以下はそれほど優先順位がたかくないなー

2010-09-26 11:24:11
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

2位の「中華人民共和国から民心を離す思想」だったから、法輪講とかチベットのダライラマを蛇蝎のごとく嫌うんだな。

2010-09-26 11:25:53
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

・・・すみません、おなかが減った・・・あと締め切り間際におれなにしとんのん? いったん休止します。Twitterline占領してしまって御不快なった方申し訳ありませんでした。

2010-09-26 11:27:08
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

それ、一番コスパが良くて我々にもできる嫌がらせですね♪QT @takamikazuyuki: 「獅子身中の虫」が一番嫌。だから国内のネットを金盾で検閲している。 その敵の一番嫌なことをしてやればいい。自由な発想と発言ができる世界は面白いよと、教えて上げるのですよ、ネットで。(笑

2010-09-26 11:42:21
野上武志 takeshi NOGAMI @takeshi_nogami

武力を放棄した俺達でも、「表現の自由」という強力な武器がある、ですね。QT @takamikazuyuki: どんなに検閲しても、必ず漏れる。国家や指導者が決めた「楽しみ」じゃなくて、萌えも燃え等自分たちが作った楽しいことを楽しめる世界を見せるのです。 それが最高の嫌がらせ(笑

2010-09-26 11:50:41