競争すれば、農業は発展する/ぼくたちは「有機野菜」じゃなくて「おもしろい野菜」を作りたい(2)
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対談から抜粋(要約)
「ボランティア農家」がタダみたいな値段で投げ売りして、専業農家がやっていけなくなるようなことって、ほかの業種では起きない。農地は固定資産税や相続税で優遇されているから、それができてしまう。(久松) http://t.co/BKUXbPb7oK 競争すれば、農業は発展する
2013-08-02 06:50:23ぼくは農地法撤廃論者です。適正な競争環境ができてくれば、ボランティアの農家は退出していくはず。優遇があるおかげで「タダでもいい」という人が出てしまう、これは政策として間違っている。(久松) http://t.co/IsKxUr6OL3 競争すれば、農業は発展する
2013-08-02 07:25:33「農家は我々の生命を自己犠牲で守ってくれているのだから、私たちが守らなければいけない」という市民派的な感覚が、実は優良な農家を殺しているということは、すごく強調したいことです。(久松) http://t.co/I8c1m5ILBh 競争すれば、農業は発展する
2013-08-02 08:10:14自由競争、超大好きなんですよ。農業が発展しないのは競争がないから。大学に入ったのが、コメの輸入自由化でタイ米が入った年で、「いきなり自由化すると農家が潰れる。徐々に力をつけていこう」とやってきて、いまだにこのありさまか、と。(小川) http://t.co/cVkzJYCALa
2013-08-02 08:46:33GATTウルグアイ・ラウンド(1986~95)があって、自由化論争が起こった。そのとき農家や彼らを保護している政治家が言ったのは「時期尚早だ」だった。それから30年経って、まったく同じロジックでTPPに反対している。(久松) http://t.co/WRISzNCH3C
2013-08-02 09:20:40農家はみんな自分の技術を隠したがるけど、ほとんどは誰でもできることばかり。本当はさらにその上のレベルがあって、そこでみんなで競い合えばいい。土中の微生物をどう活用するかとか、そんなレベルで勝負できるようになればいい。(小川) http://t.co/MPpt2Epft2
2013-08-02 11:15:49久松達央さん
http://t.co/AWX7UFR8Qb WEDGE INFINITY 小川 幸夫さんとの対談記事第2弾です。 http://t.co/DeUalGjXaA
2013-08-01 05:24:21柳瀬 徹さん(筆者)
連載2回目。一番議論を呼ぶパートだと思いますが、「農家を守れ!」に違和感を抱く農家がいることは知って欲しいです。>競争すれば、農業は発展する ぼくたちは「有機野菜」じゃなくて「おもしろい野菜」を作りたい(2) http://t.co/xAHBSlplot
2013-08-01 09:32:44対談の全文はこちら
柳瀬 徹(フリーランス編集者、ライター)
1972年伊豆大島生まれ。企画・編集をした本に飯田泰之・雨宮処凛『脱貧困の経済学』、五野井郁夫『「デモ」とは何か―変貌する直接民主主義』、若田部昌澄『もうダマされないための経済学講義』、五十嵐泰正・他『みんなで決めた「安心」のかたち―ポスト3.11の「地産地消」をさがした柏の一年』、片岡剛士『アベノミクスのゆくえ』など。
記事について交わされた議論
「産業政策」という視点から
今の税制だと、兼業農家で自分で自給できる作物を栽培しながら少し出荷して収入があるがギリギリ赤字、というパターンが一番「得する」ようになっているので、なかなか構造を変えていくのが難しい
2013-08-01 09:04:34@kaztsuda 産業としての農業を守るって事と、コミュニティとしての農村&多面的意義ある農地を守るって事と、農業者の生活を守るって事とそれぞれあって。農業政策としてはこの記事的な話を前面に出さなきゃですけど、2番目考えると兼業も捨てられはしない。課題の混同が一番まずいですね。
2013-08-01 09:09:49@yas_igarashi そおっすねえ、記事では「ボランティア農家」という表現になってますが、どうして赤字でも農業を続けているのか(おそらくサラリーマンをしている息子がいる)、もう少し掘り下げてみて、将来どうあるべきかを考えないといけないのでしょうねえ。
2013-08-01 09:36:34兼業農家をいま意識高い系界隈の言葉で言い直すと半農半Xじゃないですか。その間をどう生産的に接続するかが課題だと思いますRT @kaztsuda 記事では「ボランティア農家」という表現になってますが、どうして赤字でも農業を続けているのか(おそらくサラリーマンをしている息子がいる)…
2013-08-01 09:40:06昨日の記事にもあったが、特に都市近郊では、生産物を売るだけではなくて体験やプロセスそのものの商品化に可能性があるから、農地での作業に縛り付けられないやり方もある。飲食店のバイト先があるっていうのは、その繋がり形成と就農当初の生活安定の両方を狙える。これがいわゆる半農半Xでしょ?
2013-08-01 09:48:21@yas_igarashi @kaztsuda 「産業政策としての農業問題」と「地域政策・国土管理政策としての農業問題」が峻別されず、前者がうまく行けば後者も自動的に達成されるという「予定調和論」(これは林業も同様)が結局、日本の農業政策をあいまいにしているのだと思います
2013-08-01 09:48:36いわゆる兼業農家は、確かにそれとは全然違う。いろいろ守られてる存在だし。でもそのマジョリティ層の次の世代を、そうした半農半Xにバージョンアップさせて、周回遅れのトップランナーに育成していくような方向性、考えることはできないのかな?
2013-08-01 09:50:19