丹波の由来

hoso_noriさんによる「丹波」の由来、まとめです。
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細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来 序1】丹波市在住の私。ふと疑問で、この「丹波」はどこからきた?について知りたくなりました。これより、センテンスごとにツイートします。

2010-09-27 18:58:54
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来 序2】出典:「丹波・丹後」(大正14・著:太田亮)、「北摂・丹波ふるさと歳時記」(北摂丹波の祭典実行委員会)、「謎の丹波路」(青木一夫)、「丹波史を探る」(著:細見末雄、「丹波ノート」(著:岡本丈夫)、「日本誕生の謎」(著:岡本健一郎)他

2010-09-27 18:59:25
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来①】氷上郡の名は氷上郷という地が「和名抄」(938年)に記され、現在も氷上町内に氷上という集落があります。よって郡名や国名は中心的な郷名または集落名からきたと考えられます。

2010-09-27 18:59:51
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来②】ではでは、現在の丹波市に「丹波」と入った郷名も集落も無い。一体どこから???

2010-09-27 19:00:11
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来③】実は、昔の丹後国の中にあります。先程の「和名抄」(938年平安時代編纂)には丹後(現在の京都北部)に丹波郡があり、その中に「丹波郷」が記されておりました。

2010-09-27 19:00:29
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来④】では、なぜ「丹後」に「丹波」が存在するのか、、、

2010-09-27 19:00:48
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来⑤】まずは丹波国の生い立ちから。丹波国は丹後国を含めた大きな国でした。理由として当時の丹波郷は北の沿岸部で日本書記や万葉集に記された浦島伝説が朝鮮半島との交流を想像させます。(交易性)竹野側流域の肥沃な沖積層が広がり農耕も安定(生産性=良)

2010-09-27 19:01:06
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来⑤】この交易性と生産性で丹波国が大国であった事は、古墳の数やその大きさ(網野銚子山古墳198m・日本海側最大級)など事実が物語っています。また、古事記によると第九代開化天皇(紀元前208)は丹波の権力者の娘を妃としています。以後、天皇家との係りがあります。

2010-09-27 19:01:22
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来⑥】交易性で特視したいのは「鉄」。( @junjunkoko 氏よりの教え参照)鉄の文化は農耕・戦いに変革をもたらせます。銅剣・銅鐸・磨製石器など出土も多い地域。地名に韓国語で砂鉄場などを意味することや鉄にちなんだ音が含まれるのも事実。

2010-09-27 19:01:38
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来⑦】鉄は瀬戸内海文化、出雲文化からもたらされと見解ですが、実は朝鮮半島に近い宮津や丹後半島で直接伝わったのではとも連想させます。故に強大であった。大和の天皇家に対抗した海洋帝国で、別個の政治権力であったらしいが、大和朝廷の武力討伐をうけ滅亡したとのこと。

2010-09-27 19:01:55
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来⑧】で、話戻りますが、713年に(平城京遷都の3年目)に丹波国の中から丹後国(加佐・与佐・中・竹野・熊野)を作り出した(独立させた)。おそらく都(京都)から遠いため、(丹)後と名づけられた様。

2010-09-27 19:02:16
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来⑨】その結果、丹波は海のない山国になった。丹波郷は丹波国になく丹後国。これも大きな特徴。因みに、口丹波=亀岡、南桑田、中丹波=園部、綾部、福知山、船井、天田、西丹波=丹波、篠山

2010-09-27 19:02:33
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来⑩】因みに奥丹波は室町時代に、氷上、天田、何鹿を示したそうです。阪神間からみると奥というのは奇妙ですが、当時の都(京都)からみると奥になります。

2010-09-27 19:02:51
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来⑪】まとめで迷宮入りしますが、本題の名称の由来です。実は確実なのがありません。あやしいものもありますが、いくつか紹介します。。。曖昧ですが、ロマンでっす!

2010-09-27 19:03:08
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来⑫】1,大昔湖であった。(地質学上間違いなし)その水が赤かったから丹(赤)波といわれた。これは @junjunkoko 師匠の鉄や水銀の赤(丹)に準じます。土壌がそうであったのか。。。湖面が波打った!様子!?

2010-09-27 19:03:34
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来⑬】2,古事記にて旦波はタニハと呼び、タンバに訛る。その旦波が知りたい、、、

2010-09-27 19:04:07
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来⑭】3,山が重畳している山国の底であるから、谷間と称され、タンバに訛った。現代の意見っぽい、、、

2010-09-27 19:04:30
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来⑮】4,伊勢の外宮の要職に丹波地方の偉人の庭が田んぼのように広かったから、田庭。タニワ転訛してタンバ。この意見は有力です。

2010-09-27 19:04:45
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来⑯】他にも沢山丹波のトリビアがありましたが反れてしまいますんで、、、以上、おしまいでーーーっす。お読みいただいた方は有り難うございました。おまけにTL乱しまして失礼しました。

2010-09-27 19:05:44
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来 その後①】前回 @a_kobashi さんに纏めていただいたものはコチラ⇒ http://togetter.com/li/54325 今夕、新しい著書を発見しワクワクしております状況です。。。

2011-02-11 20:44:33
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来 その後②】私観ですが、前回のをツイートしたすぐ後、核心の方向が見つかりました。意地悪な言い方をしますと、大体の由来に関する事(前回分)が「今の目線で修飾されてないかな、、、?」というのが、率直な感想です(お断り:あくまで偏った私観です)

2011-02-11 20:47:04
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来 その後③】その後(昨秋)、コレダ!っと見つかりましたのが、「松山保(丹波市春日町)」さんの著書。「古事記」や「日本書記」の記述より遡った、文献に出てこない、ご自身の足で稼がれた(戦争での渡航など)知識の繋がり。

2011-02-11 20:47:49
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来 その後④】歴史との照合。私も「タンバ・タニハ」の語源は古代朝鮮半島にアリ!と思うように。。。西暦以前の話。

2011-02-11 20:48:23
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来 その後⑤】興奮してすぐさま、著者の松山保様に御出会いに行ったのですが、お家は空家。隣の方に聞くと「もう亡くられました…」とのこと。息子様なら三田にいらっしゃいます、、、との事で、お名前頼りに手土産を持って三田へ。

2011-02-11 20:49:25
細見典行 @hoso_nori

【「丹波」名義の由来 その後⑥】おそるおそるチャイムを鳴らし、アポなしの唐突でハラハラしながら訪れましたが、事情をお話すると息子様ご夫婦が温かく迎えて下さいました。 亡・保様の談義。。。そして、「丹波で仕事も頑張ってくれ!」というエールまで。

2011-02-11 20:51:20