- terry_rice88
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世紀末オカルト学院:Ep.11「マヤの死」、Ep.12「千の風、美の尋(と)めゆき」、Ep.13「マヤの文明」 というわけで、オカルト学院最終章を一気呵成にレビュー。
2010-09-28 20:47:23最終的には文明とマヤの話に落ち着いたわけですが、文明の立ち位置というのは最後の最後まで決まらなかったなあと言うのが第一印象。
2010-09-28 20:49:59最終決戦が美風と教頭(千尋)の魔女対決だったわけですが、魔女までオカルトって範囲で取り扱うと収集が付かないんじゃないかって気はしました。魔女は魔女だけで一ジャンルな気もしますし。
2010-09-28 20:54:17オカルト学院というアニメはオカルトって題材の上で繰り広げられるキャラのドラマにどうも重きが置かれてた感じがします。事実、キャラクターの立て方や問題点、問題の解消などにおいてはものすごくしっかりと構成されていた。
2010-09-28 20:58:18オカルトを否定していたマヤはオカルトを肯定できる自分に戻れたわけですし、キャラクターの成長に支えられた作品だったように思えます。
2010-09-28 20:59:43表面上はノストラダムスの鍵を巡る、世紀末の命運をかけた争いとも言えるんでしょうけども争いの中心は明らかに文明でしたね。まあ、彼が本当にノストラダムスの鍵だったって言うオチがつくわけですが。
2010-09-28 21:05:11二人とも文明の意思は無視した上(美風にとってはマヤに近づく手段でしかなくて、千尋にとっては一方通行の恋に終始してた)で争ってて、結局どっちもいなくなった。彼女たちが魔女というオカルト的な存在って事もあるが、文明という人物を見てなかったってのが最大の理由かな。
2010-09-28 21:20:09対してマヤは、っていうと文明の過去を知っていて、なおかつノストラダムスの鍵を一緒に探すパートナーで、自分の弱さを見せられる唯一の相手になっていたんだろうなあと。
2010-09-28 21:23:09最終的には文明と一緒にいたいって思うようになっていたんだろうけど、そこら辺の描写は足りなかったというかあっさりと描かれていたような。
2010-09-28 21:25:52話の積み重ねとしては十分なものがあったと思いますし、これまでの複線も大体回収できていたように思いますが(じゃなければ、最終話の文明の行動はなかったはず)、やっぱりマヤの文明に対する感情の揺れ動きは足りなかったと思います。
2010-09-28 21:28:12「流されやすい」というより自ら動き出すということがなかったのはシリーズ中を通じてそうだったわけで、最終的に自分がノストラダムスの鍵だとわかって、タイムパラドックスを引き起こしたところでようやく自らの道を決した。
2010-09-28 21:32:45そうすることで自分のやりたいことを自己主張できるようになった、自分を信じることが出来たって事で文明に超能力が戻ったってことなんだろうなあと。あんな力合ったのかと突っ込みたくもなりますが。
2010-09-28 21:36:57そして時間軸はOPの通り2012年へと。マヤの親父は多分、滅びた未来とあるべき未来を知る存在という作中の立場なんでしょうね。だから結局、死んだわけじゃなくて生きてたという。今ある幸せを一番感じられるキャラという立場もあるのかも。
2010-09-28 21:43:32それにしてもラストで文明とマヤが結婚してるという情景は出来すぎじゃないかなあと。どんだけ年の差カップルなんだろうなあw
2010-09-28 21:46:07全体的にキャラと話の構成が地に足の付いた手堅い出来だったのが凄く好印象なアニメでしたね。お話の基本形が全部詰まっていたように思います。何かが突出してるわけじゃなくて、全ての要素が安定して高い位置にあった作品。
2010-09-28 21:48:35惜しむらくはさっきも言ったことですがオカルトって題材が一要素以上の絡み方をしてこなかったのが残念といえば残念。あと青春モノでは合ったけど、学院ってタイトルが付くほど学園ものしてたって感じはなかったのが残念かなあと。
2010-09-28 21:52:42キャラ描写と話が丁寧だったのであまり気にはならないけど、悪く言っちゃえば、それだけしかなかった作品ともいえそう。題材と設定が目を引くものであった割にはちゃんと機能してなかった。
2010-09-28 21:55:35