海外において、自分達の子供がMANGAなるものにハマっている大人達が日本人に一番聞きたいこと。

じゃんぽ〜る西 @JP_NISHI

ニューカレドニアで開催される国際ブックフェアSILOに招待され、現地に着きました。

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ニューカレドニアから今帰国しました。

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先日のニューカレドニアのサロン・ド・リーブルで漫画の仕事についての講演をした時にいきなり「エロマンガについて説明して下さい」と司会者に言われて面食らった。事前にわかっていればそれなりの理論武装をして準備していたのにいきなりそれかよという。（続）

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日本では「クールジャパン」の議論が割りかし盛り上がっているけれども、海外においては自分達の子供がMANGAなるものにハマっている大人達が日本人に一番聞きたいのは「お前んとこにエロマンガとかいうヤバいのあるやろ！何やねんアレは？」ということのような気がする。（続）

じゃんぽ〜る西 @JP_NISHI

いや、よく思い出すと「日本にはどんな漫画があるのか説明して下さい」→「大きく分けて少年、少女、青年です。あーたらこーたら。終わり」という流れがあって「え？エロマンガもありますよね？説明して」という展開だった。（続）

じゃんぽ〜る西 @JP_NISHI

これは自分でも気付かなかったのだが外国人に対して公の場で日本漫画のジャンルについて説明する時にエロマンガのことが頭の中になかった。フランスの本屋でもMANGAコーナーに日本のエロマンガはないので無意識にはずしていた。指摘されてハッとした感じ。（続）

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ちなみにパリのBD(フレンチコミック）専門店に行くとエロエグいBDというのはちゃんとあって、女性を万力で締め上げてよくわかんない機械で犯したりとかそういうファンタジーを描いたものがあった。もちろん子供が読めないような場所には置いてある。店員の目を盗めば読めるかな。（続）

じゃんぽ〜る西 @JP_NISHI

来日したフランス人男性の友人に頼まれて秋葉原の同人誌コーナーに行くと「信じられない！こんなのは非合法だよ！」と言ってびっくりしていた。自国にもエロ漫画はあるけど幼女を登場させてるのはアウトだと。これはありえんと。「ヒャハハ！日本マジキチwwww」という反応。（続）

じゃんぽ〜る西 @JP_NISHI

カメラマンの男性などは段ボール一箱エロ同人誌を買い込んで自国に郵送していた。そんな姿を見てかつて浮世絵の春画を西洋人がこんなノリで買い付けていたのかと想像したり、、、。（続）

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話が逸れました。聴衆の面前で突然「エロマンガについて話して下さい」と振られて面食らった私ですが「誤解のないように言っておくと日本では今現在も表現規制や売り場のゾーンニングの問題などが常に議論されている。やりたい放題というわけではない」ということと（続）

じゃんぽ〜る西 @JP_NISHI

「漫画の魅力は『思い描いたことを何を描いてもいい』という自由であって、エロマンガはセックスのファンタジーを描いた娯楽です。それは日本の漫画文化のエネルギーの根源となっている」ということのみを述べて、その場は終わりました。エロがテーマの講演ではなかったのでそれだけで済んだ。（続）

じゃんぽ〜る西 @JP_NISHI

通訳を挟んでのことだったのでどこまで伝わったかわからないし、釈然としない客もいたのではないだろうか。（続）

じゃんぽ〜る西 @JP_NISHI

以上、ニューカレドニアで日本人のおっさんが冷や汗をかいた話でした。（終）