今井哲也氏による7話時点までのガッチャマンクラウズ評
ガッチャマンクラウズいまいち盛り上がりきれない、っていうことをこないだ言ったけど、なんでかっていうと、ルイルイが一貫してしょぼいからなんですよね。
2013-08-27 11:52:20しょぼいっていうとルイルイかわいそうだけど・・・なんだろう・・・敵とも味方とも分からない謎めいた立ち位置で出てきたけど、こいつ敵になるにしても味方にしてもしょぼいぞ、っていう感じがずっとあった
2013-08-27 11:53:18で、7話で本格的にルイルイがベルク・カッツェの前でザコ扱いされて、ルイルイの頭を飛び越えてはじめちゃんとカッツェの対決になって俄然面白くなった感じがする 物語のピースがやっとあるべき場所に収まった感じというか・・・
2013-08-27 11:56:12徹底的に挫折したルイルイがここから心を入れ替えて、本格的にヒーローとして立ち上がってカッツェのこともはじめちゃんのこともびっくりさせてくれるんでしょうか そうなると熱いのでぜひがんばってください
2013-08-27 11:57:48ガッチャマンクラウズ6話までのなんか盛り上がりきれなかった感はおおむね「ルイルイとギャラックスが思ったほどすごくない」に集約されるのだけど、ルイルイがもう一人の主人公として立ち上がるために必要な挫折」
2013-08-27 12:01:53まちがえた。ガッチャマンクラウズ6話までのなんか盛り上がりきれなかった感はおおむね「ルイルイとギャラックスが思ったほどすごくない」に集約されるのだけど、
2013-08-27 12:03:01そのすごくなさっていうか、しょぼさというか、それって「物語的に、ルイルイがもう一人の主人公として立ち上がるために必要な挫折だった部分」と、「単純に描写のレベルでもうちょっと頑張れた部分」が混在していて切り分けるのが難しい感じがする。
2013-08-27 12:04:07まず後者についていうとですね、基本的にガッチャマンクラウズのネット描写ってサマーウォーズを越えて行かないんですよね。ギャラックスそんなすごくないじゃんっていう。
2013-08-27 12:05:33ギャラックスがテクノロジーの描写として個人的にあんまりワクワクしなかったポイントいくつかあるんですけど、ひとつはまず、作中の描写をみるかぎり基本的に、ギャラックスが「現場周辺にリアルにいる人同士のマッチング」を行っていること。
2013-08-27 12:09:14これって要するに、「たまたまその場に使える人がいるかどうか」に依存しちゃうんですよね。作中でも同じような台詞あったけど、これだと、「携帯の電波が届かない場所に居たら役に立たない」「たまたまその場に役に立つスキルを持ってる人がいなかったら無力」になる。
2013-08-27 12:10:57ネットワークとかそういう新技術によって、今まで解決できなかったことが解決できるようになった! というには、なのでギャラックスはちょっと弱い。はじめちゃんはだから「ギャラックスも万能じゃないっすよ」みたいなことを言うんだけど、そうなんすよ、それが一発で見て分かるじゃないっすか
2013-08-27 12:15:38ギャラックスのハード的な弱さを具体的にどうカバーしているか作中であんまり言及がないので、ギャラックスはまだ社会を変えられるほどの技術には達していない、そんなにすごくないんじゃないかって観てるとどうしても思っちゃう。なのに作中の人たちはギャラックスすげーすげー言ってる。
2013-08-27 12:16:45@imaitetsuya アーリーアダプターがすげーすげー騒いでるレベルで、生活インフラとして確立してるレベルではない、という具合だと思って見てます
2013-08-27 12:20:32@sakasakaykhm たぶんそういうことだと思うんですけど、現実のアーリーアダプターのほうが進んだ発想を持ってるのに今これをわざわざ見せられても・・・というのがなんか歯がゆかったです。
2013-08-27 12:25:13@imaitetsuya 「お客様の中にお医者様はいらっしゃいますか!?」と一緒ですもんね。僕も気持ち「人工知能エックスたん作ったルイルイすげー!」の方が関心強かったです
2013-08-27 12:21:06でも話を観てるかぎり、ギャラックスが「誰が見ても万能ですごい」ことを前提として、ルイルイがミステリアスな、はじめちゃんたちと対峙するもう一人のヒーローとして一見演出されていたので、「?」ってなってしまって途中あまり盛り上がれなかった。
2013-08-27 12:21:24でね、もうちょっとギャラックスをすごいものとして描くことはできたんでねえの、と思うわけなんですよ。そこが「ルイルイはいずれカッツェに完敗して挫折する」っていう話のための必要な準備だったとしても。
2013-08-27 12:24:28たとえばトンネル事故のとき。現場に災害救助とか医療の知識がある人間が一人もいないんですよ。でもギャラックスを介した総裁Xのマッチングによって、その場にいる全員に一人ひとり、モバイル端末のカメラを通じて、遠隔地にいる医者や自衛官や消防士とかがサポート役としてつくの。
2013-08-27 12:27:58で、ギャラックスの向こうのバディと会話して指示に従いながら、たとえば現場にいるいい年した中年のおじさんとか、中学生の女の子とかが、的確に救助や応急処置をこなしていく、とか。さらに近くの村から原付を10分飛ばしてお医者さんとかが集まってくる。みたいな。そんくらい幅があってもよかった
2013-08-27 12:30:30@imaitetsuya ギャラックスの人的リソースの配分がシステムによって自動でなされる、というのはサマーウォーズで「おばあちゃん人脈」として描かれていた事では無いかと思います。強力なシステムに個人と解決を預けるというクラウドとして、一歩進んでいると感じました。
2013-08-27 12:27:08@Doublie 発想自体はたしかにそうですね。ただ、はじめちゃんが「連絡網」について言っていたように、既存の行政システムもそれに似た役割を本来果たしているはずなので、ギャラックスは「コンピュータとネットワークにしかできない」レベルでのそれをもっと個別に描いてほしかったな、と
2013-08-27 12:33:50あと、これも個人的な好みというかなんかそういうあれなんですけど、ギャラックスとルイルイのすごさを描くなら、総裁Xはあの世界でもっとありふれた技術である、っていう前提のほうがよかったかもしれない
2013-08-27 12:38:10