福島の米は全袋検査でなく抽出検査で良いと考える理由を説明します。米を刈り取ったらほとんどが乾燥機で乾燥されますが大雑把に言って一回あたり1トンの米を10時間かけて撹拌しながら乾燥します。それを分けると約30袋で、それを全袋検査するのはつまり30回同じ物を検査してるって事なのです
2013-08-28 12:21:25なので統計学によらずとも現場のオペレーションを考えるとどう細かく検査してもせいぜい10袋に1つ程度で良いと思います。異常が見つかればその山だけ毎個検査したらいいので、その手続きも農産物検査法にはすでに組み込まれています。
2013-08-28 12:24:01@y_tambe えっとね、わかるように思います。まってね、うまく言葉にできるかな
2013-08-28 12:35:34米は混ぜちゃって、要するに平均化されたものでしょう。ボツリヌスは菌だし、魚の個体の状況とか、樽のどこに入ってたかの環境によっても、発生率は違いますよね。樽の一つのいずしがOKだからといって、全部OKとは限らない?
2013-08-28 12:41:45@Butayama3 お見事。少し補足すると、「危険なもの」の混ざり方というか、分布の仕方で考え方を変える必要があることもある、ということで。
2013-08-28 12:45:51例えば、何か土壌中にヤバイものがあったとか、使っちゃいけない薬物を一様に散布しちゃったとかで、米全体が「一様に汚染されているケース」は、抜き取り調査が最も有効だと言える。これに対して、「一部にマズいものが入ってる場合」は、確率論的な話になる(続
2013-08-28 12:49:22承前)たまたま抜き取った部分に、その「汚染箇所」がなければ見落とされてしまう…これが、しばしば「だから抜き取りでなく全数で」とか言う話になるのだけど、実際には抜き取るサンプルを妥当にすれば「見落とすリスク」は減るので、リスクとコストのバランスで決められる。
2013-08-28 12:52:27@Butayama3 その喩えは荒れるもとなので、わざと明言はしない(笑) 「田んぼ全体に撒く薬、全部まとめて作って撒いたのだけど、そこに一滴まずい薬が混じっちゃった」と「収穫した後で、倉庫の中で、一滴まずい薬をこぼしちゃった」の違いでいいです。
2013-08-28 12:55:30@Butayama3 食品化学分野に限ればなんとか答えられる。 …ブログネタにするか。
2013-08-28 12:57:07その妥当性のルール作りを考えるの、難しいから、全部測っちゃうというのもあんのかな、、、。
2013-08-28 12:58:29@y_tambe いずしとボツリヌス菌の場合、見落とした場合のリスクの大きさから来るアンバランスがある。ただ、工場レベルとかで「均一な作り方」をしてるのであれば、抜き取りによる調査の精度は上がるから…。
2013-08-28 12:59:06細菌による食中毒の場合の多くは、食品の汚染状況は一様ではなく、部分的に偏って生じることが多い。これは細菌が「増殖する生き物」で、かつ一気に食品全体にまんべんなく移動するほどの運動性は持たないことが多いから(液状の食品の中だと、液が混ざるのに伴って、比較的広がりやすい)
2013-08-28 13:24:22