電子書籍と編集作業での関係・InDesign編
"小説執筆経験のない人間が入学してくることがよく分かる。物書きはプレーンテキスト形式で、テキストエディタ使って書くよ。"ってのがあって,「それどこ情報よー」としか言えない件について →http://t.co/su8lKRHgTR
2013-09-01 14:36:29編集者視点かつ組版視点で言うと、ぶっちゃけ、Wordで入稿しようが一太郎で入稿しようが、一度プレーンテキストに分解されるのであまり意味ないです。ルビ指定は原稿の段階でなく著者校の段階で確定するものなので、原稿の時点でルビがあってもなくてもあまり関係ないです。
2013-09-01 16:17:09Wordなり一太郎なりで入稿されたものをプレーンテキストに直して、そこで表記統一や推敲、各種原稿整理を徹底的に行った後に、今度はInDesignに流し込んで組み直し、そこでルビなどを入れます。Wordや一太郎のルビはそのままInDesignに反映できるわけじゃないです。
2013-09-01 16:18:27※Adobe InDesign(アドビ・「インデザイン」)は、DTPなどデジタル組版業務では、かつて大きなシェアを持っていたQuarkXpress(クォーク・エクスプレス)を押しのけ、いまや業界標準とも呼べるほどの勢力を持つまでに至った組版ソフトです。
英語用のそれとは違い、ほぼ「日本向け専用」に作られたソフトウェアだけあって、後述する異体字やルビなどにも対応しているのが特徴。ただし、ほぼプロ用途向けのソフトという事もあり、お値段も10万円ほどするのが難点。
編集者以外での愛用者では、作家の京極夏彦氏が有名なユーザのひとり。
つまり、Word、一太郎に注ぎ込んだ苦労は、割とムダになっちゃうことが多いんで、できれば原稿はプレーンテキストで下さい。特別なルビ(固有名詞や、意図的な当て字的なルビ)の場合も、著者校の時点で入れて下さい。編集者は笑って受け取って、それからまた分解しますので。
2013-09-01 16:19:29印刷所に入稿する時点ではInDesignからPDFを出力して、PDFが印刷元データになります。 QT @zgmf_x13a: @azukiglg @HisamaTomoki 最終的に印刷用PDFになってればなんでもいい。らしいです。上司曰く。
2013-09-01 16:19:59が、著者が書いた(仕上げた)原稿が、まったく手つかずのまま印刷所に回されることは、【商業出版】ではほぼあり得ないんで、著者はそこに注力しないほうがいいと思うす QT @zgmf_x13a:@HisamaTomoki 最終的に印刷用PDFになってればなんでもいい。らしいです。上司曰
2013-09-01 16:20:42世の中には、「印刷所まで著者の原稿を持っていくだけ」というストローみたいな役割の編集者もいるかもしれませんが、商業出版ではそういうのはかなり稀有な存在です。著者の原稿に全く手を付けずに、そのまま本になるってことはまずないんで。校正も校閲もありますから。
2013-09-01 16:22:01ですねー。あと、Wordから出したPDFは、印刷用原版としてはちょっとアレかな、と思わないでもない。 QT @seitarofujita: @azukiglg カラーだとそんなに簡単じゃないんですけどね。>なんでもいいからPDF
2013-09-01 16:22:50それをまた、直したりする手間がかかるんですよね(^^;) QT @Liriru: @azukiglg @zgmf_x13a @HisamaTomoki 世の中にはパンフレットをエクセルで仕上げて入稿してる会社もありますし、世間一般の常識って以外に社会に出ると使えないですよね(それ
2013-09-01 16:23:19まあ、Wordのほうが書きやすいとか一太郎のほうあg書き慣れてるってのはあるだろうから、個々の書き手が書きやすい環境で書くのが一番だろうと思いますが、単純に文章を書くことだけに集中するなら、テキストエディタのほうが楽ですね。動作が軽いし。
2013-09-01 16:25:28最近は縦書きエディタもいいのが出てきたし、アウトラインエディタで書く人もいるし、まあ入力用ツールは様々だと思います。ただまあ、「ルビを入れたり成形したいからWord」というのは、確かに同人誌などで「著者が完パケデータを作る」ような場合には向いてると思います。
2013-09-01 16:26:41また、ルビ指定をいちいち覚えていられないからWordや一太郎で書いて、その都度ルビも入れていくという人もいますしね。でも、そうやって完成されたデータは一度プレーンテキストに分解されまして、そっから組版されるので、著者の労力は大概ムダになります(^^;)そこはご容赦下さい。
2013-09-01 16:28:08「1行の字数と1頁の行数を決められるからWordのほうが便利」という人もおられますが、大概のテキストエディタにもその機能ありますしね(^^;)なのでまあ、本当に好みの問題だろなという気はします。
2013-09-01 16:30:32逆に、Wordフォーマットのファイルを貰って不便に思うこともあります。行頭一字下げが自動で行われてるような設定になってるファイルの場合、そのままプレーンテキストで保存し直すと行頭一字下げが全部消えて詰まってしまう場合があったりとか……。
2013-09-01 16:31:36まあ、直すんですけども、そこらあたりで著者の意図が変わってしまうだろうこともあるだろうと思うので、一稿についてはできればプレーンテキストで入れて貰って、ルビやらなんやらは著者校の時点でかっちり指定するようにしていただきたいですねー。
2013-09-01 16:32:24今の編集さんはだいたい校正校閲的なことも能力としてはできますけども、それ専門の技能職の校正校閲さんにはたぶん適わないです。あの人達は一種の異能者ですから。 QT @lm700j: @azukiglg というよりも校正校閲を出来る多能工的な編集者だけが生き残ってるのかも
2013-09-01 16:33:32ただまあ、編集経費がどんどん圧縮されているので、ご指摘の通りある程度多能職の編集さんが生き延びて、異能の専門職の人にお願いする機会が減っていくだろうなーとは思います。 QT @lm700j: @azukiglg というよりも校正校閲を出来る多能工的な編集者だけが生き残ってるのかも
2013-09-01 16:34:24ただ、本気出した校正校閲さんの恐ろしさには、なかなか敵うものではないのは確か。 QT @lm700j: @azukiglg というよりも校正校閲を出来る多能工的な編集者だけが生き残ってるのかも
2013-09-01 16:34:51出版社によります。僕だったらそれでOKですが、気になるときは、ルビ入りのものを出力したうえで、ワードファイルとプレーンテキストの両方を付けて送ればいいんじゃないかなと。 QT @EdensLord: @azukiglg 新人賞などの投稿作の場合、名前のふりがななどは適当でも大丈夫
2013-09-01 16:40:17まあ勝手に書いてくれてもかまわないんですが、揃ってれば楽は楽ですな(^^;)縦書き原稿では例外を除いてアラビア数字やアラビア半角数字使わないでほすぃ、とかはある QT @konukopet: @azukiglg 私がめんどくさいと思うのは数字や英字だな… ただそれとかはこっちの仕
2013-09-01 16:43:53ただ、数字の統一ルールと縦書き中のアルファベット単語の扱いは版元、編集部によって結構違ったりするので、書き手は事前に指定がない限りはあまり気にしなくてもいいかもしれない。 QT @konukopet: @azukiglg 私がめんどくさいと思うのは数字や英字だな… ただそれとかは
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