豊富な天然資源、権威主義、情報統制・・・/謎の国トルクメニスタンに迫る
- usausa_sekine
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トルクメ1)本日、中央アジアで旧ソ連の一つ、トルクメニスタンの首都アシガバートにやって来ました。来月日本を訪問するベルドイムハメドフ大統領の取材のためです。「中央アジアの北朝鮮」などと言われるこの国、取材制限は厳しそうですが、で http://t.co/gnTsJldJqC
2013-08-28 14:07:46トルクメ2)もう一枚、ホテルからの写真です。中心部でもあちこちで建設ラッシュが続いています。町は整然としていて美しいです。ゴミも落ちていません。ガスの埋蔵量が豊富で、中国などに輸出。報道の自由や言論の自由はかなり制限されていると http://t.co/4jR1J0n6oY
2013-08-28 14:15:16トルクメ3)少し間が空きましたがトルクメニスタン取材の顚末をぼちぼちつぶやきたいと思います。まずは記事です→朝日新聞デジタル:「日本の投資歓迎」 ガス大国のトルクメニスタン大統領 (http://t.co/7gdjJDxYfY) http://t.co/ZMyCVLu8Ob
2013-09-06 17:10:10トルクメ4)昨日より旧ソ連の一つ、中央アジアのトルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領が日本を訪問しています。訪日を前に、私たちモスクワにいる日本人記者たちは首都アシガバートを訪れ、大統領への取材などをしてきました。少し間が空きましたが、その報告の続きをしたいと思います。
2013-09-12 08:04:12トルクメ5)まずはこの方から。ベルドイムハメドフ大統領です。前任のニヤゾフ大統領時代は副首相。ニヤゾフ氏死去に伴い実施された2007年の選挙で勝利、第2代大統領になりました。昨年の選挙でも97%超の得票率で再選を果たしました。 http://t.co/lw8nM2FiFV
2013-09-12 08:13:27トルクメ6)この97%超の得票率には驚かれるかと思います。詳しくは後ほどお話しさせていただくとして、トルクメニスタンの特徴は天然ガス大国であるという点です。埋蔵量世界第4位。旧ソ連諸国だけでなく、イランや中国へも輸出、パキスタン、インドへの供給計画も進んでいます。
2013-09-12 08:17:31トルクメ7)余談ですが、約40年前、ダルバザという場所で天然ガスの調査をした際、落盤事故でクレーターのような巨大な穴ができました。底から出る有毒ガス対策として火を付けたところ、以来ずっと燃え続けることに。「地獄の門」と呼ばれています。http://t.co/Bl9pUuUt6V
2013-09-12 08:27:58トルクメ8)不謹慎ではありますが「地獄の門」、夜は幻想的な光景とのことで、かねてよりトルクメニスタン側に取材のお願いをしているのですが、断られ続けています。公式的には「危険な場所だから」という理由ですが、事故でできた場所なだけに国の恥をさらしたくないよう。観光では行けるとのこと。
2013-09-12 08:32:40トルクメ9)ガス輸出で急速に経済発展するトルクメニスタンですが、日本からの積極的な企業進出や投資を呼び込むのを期待しています。今回の訪日でも、主にこうした経済分野での協力について安倍首相と合意したようです。
2013-09-12 08:35:59トルクメ10)ガス大国としての顔とは別に、トルクメニスタンにはもう一つの顔があります。権威主義的、独裁制という側面です。トルクメニスタン側にとっては耳障りなことかもしれませんが、大統領への個人崇拝や言論の自由の制限、人権抑圧などがしばしば国際社会、特に欧米から批判を受けています。
2013-09-12 08:39:56トルクメ11)「国境なき記者団」が発表した「報道の自由度ランキング」(2012年)では、調査対象国中下から3番目の177位。北朝鮮の一つ上です。しばしば欧米メディアから「中央アジアの北朝鮮」と呼ばれるゆえんです。
2013-09-12 08:43:18トルクメ12)アシガバートでの取材では、ガス分野だけでなく、こうした「負の部分」も大きなテーマでした。ただ、予想通り、取材制限が厳しく、難航しました。
2013-09-12 08:46:02トルクメ13)まずは首都アシガバートの街並みを紹介します。中心部は大理石の建物ばかりです。建築的にもどれも立派です。たくさんの宮殿のような建物が整然と並び、道路もゴミがなくきれいです。まるでテーマパークにいるようです。 http://t.co/Qxop9cZ8wQ
2013-09-12 08:51:14トルクメ14)両脇の建物はマンションです。地元の人は「エリート住宅」と呼んでいて、公務員や国営企業職員らに優先的に割り当てられるとのこと。数万ドルが相場。年利1%で国から資金を借りられるほか、公務員は国が半額負担してくれます。 http://t.co/Rwczgpn03l
2013-09-12 09:09:34トルクメ15)白い建物群は新しい都市計画に基づき、数年前から本格的に建築が始まりました。完成は5年後で、まだ更地も目立ちます。政府系の建物はフランスの建設会社、それ以外はトルコの建設会社が請け負っているとのこと。 http://t.co/YVAgKjFTGA
2013-09-12 09:16:32トルクメ16)夜景です。これも普通のマンションです。建物が全部大理石なのできれいです。街中の電灯はたくさんあってどれも明るく、この国がエネルギー大国であることを実感します。 て http://t.co/k0yyWQRs1Q
2013-09-12 09:22:21トルクメ18)さらに夜景です。手前のネオンの建物はスーパー、奥はマンションです。 http://t.co/i982YuHN5C
2013-09-12 09:27:42トルクメ19)これは遊園地に建てられた厳かな建築物です。大統領の写真?肖像画?が飾られてています。幻想的?です。 http://t.co/ZRO1OCZcn8
2013-09-12 09:32:44トルクメ20)これは馬省です。トルクメニスタンにはアハルテケという種類の馬がいます。中国の歴史に登場する「汗血馬」ではないかとも言われています。この国では馬は誇りであり、大事にされています。ほかにも特産物の絨毯を扱う絨毯省も。 http://t.co/18ilYNg1yi
2013-09-12 09:40:30トルクメ21)アシガバートにはユニークな建築物がたくさん。いくつか紹介します。まずは「中立の塔」。塔の上には前大統領ニヤゾフ氏の黄金の像が設置されています。ニヤゾフ氏存命中は像が太陽に常に向くように動いていたとのことです。 http://t.co/iyYTyVYCyw
2013-09-12 09:49:48トルクメ22)このギミックが、ある種異様な個人崇拝の象徴として当時、西側メディアに頻繁に取り上げられました。現在は動いていません。「中立の塔」は、トルクメニスタンが1995年に「永世中立国」になったのを記念して建てられました。 http://t.co/cfG5UB80h6
2013-09-12 09:55:50トルクメ23)ニヤゾフ氏の黄金の像をアップでどうぞ。 http://t.co/KqFI29H2Fr
2013-09-12 09:57:56トルクメ24)塔の中腹には展望レストランがあるとのこと。でもいったいどうやって上るのかと思っていた矢先、足の部分の箱が動くではありませんか。エレベーターになっていていました。まるで漫画やアニメのような動きです。 http://t.co/d16VrjQkz8
2013-09-12 10:01:57トルクメ25)こんな感じでするすると動いていきました。 http://t.co/qyv0rSg1Gm
2013-09-12 10:04:01