ISPCAN欧州カンファレンス・子ども虐待対応の最前線より

国際子ども虐待防止学会(ISPCAN)ヨーロッパカンファレンス@ダブリンに参加された、@chronologic1さんのツイートをまとめました。
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Kota Takaoka @chronologic1

さて、明日から国際子ども虐待対応学会でダブリンに行ってきます。その後パリで子育て支援&虐待予防のコンテンツデザインについて同世代のデザイナーさんとお話してきます。異業種とのコラボは毎回すげー楽しみだ☆ブレストからのアイデア引き寄せは大好きです。ワクワク・・・

2013-09-13 05:55:31
Kota Takaoka @chronologic1

ダブリン到着。摂氏6度。 くそ寒いでがーす。

2013-09-14 13:01:36

1日目

Kota Takaoka @chronologic1

ISPCANの基調講演でToronto大学のDavid Wolfe教授曰く、虐待を減らしていく小中高校での段階的な予防教育、特にいじめ/デートDV/薬物/虐待/健康/セクシュアリティを盛り込んだThe Fourth Rプログラムを紹介してました。#dublin2013

2013-09-16 18:18:54
Kota Takaoka @chronologic1

ちなみにThe Fourth Rのサイトはこちら。RCTでエビデンスもあるそうです。 確かにこれ全部盛り込んで、長期的に盛り込めるのは大事だよね。予防教育はロングタームでの効果の持続を見ないと意味無いしね。 http://t.co/LLCC1rxVSP #Dublin2013

2013-09-16 18:21:56

×長期的に盛り込める→○取り込める

Kota Takaoka @chronologic1

The Fourth Rの暴力防止に関して特に男の子の減少率はRCTコントロール群に対してオッズ比2.77倍(95%CL≒1.3-5.2)だそうです。Nは2000人レベル。 なるほど。これはちょっとチェックしてみたいですね。

2013-09-16 18:25:29
Kota Takaoka @chronologic1

日本でもThe Fourth Rやっている人いたら情報交換させて頂けたら嬉しいです。 ペアトレ&子どもプログラムについて修論博論とか迷っている人は、これ訳して実践してみたら良いのではないかって思いますが、どうでしょう? 必要であればDavid Wolfe教授に質問してきます。

2013-09-16 18:29:20
Kota Takaoka @chronologic1

さっきのツイート、ところどころ日本語変なところもあるけど、実況翻訳してたので、なんかすんません・・・。

2013-09-16 18:34:27
Kota Takaoka @chronologic1

親告罪って英語だと”an offence subject to prosecution only on complaint (from the victim)”と言うのですね。長い・・・。

2013-09-16 19:11:42
Kota Takaoka @chronologic1

アイルランドでも行政と地域の支援機関の連携について当初、人は増やしてくれないのに対応の要求は上げるわ、施策は改善しないわで相当ぶつかったらしいです。一緒にコホート研究やってエビデンス示したら現場と行政が話し合う土壌が出来たそうです。@行政と現場の協働シンポ #Dublin2013

2013-09-16 19:17:01
Kota Takaoka @chronologic1

PCPS:The Parent-Child Psychological Support Program。 一次予防としてアイルランド・UK・スペインで共通してやっている段階的なプログラムだそうです。PCITの予防教育版みたいな印象。 http://t.co/CQxNLy2NHP

2013-09-16 19:33:32
Kota Takaoka @chronologic1

一次予防については、大体変わらず、既存のプログラムに+α(今回はプログラム内でのビデオフィードバックが面白い)を付け加えて、エビデンスを確立してる感じですね。 やりっ放しではなく、既存のプログラムと比較し、エビデンスを出すのが当たり前になっており、Webも充実してるのを真似したい

2013-09-16 19:35:07
Kota Takaoka @chronologic1

予防プログラムはありすぎるから、量的または質的に共通要因とそのための工夫をコクラン計画みたいなサイトに纏め、それを元に毎年アップデートし、各国でそれを応用するっていうほうが文化的要因を考慮しやすい気がします。欧米のプログラム輸入してバックトランスレーションしてる暇はあんま無いし。

2013-09-16 19:38:04
Kota Takaoka @chronologic1

行政と現場の協働のために、客観的な調査と研究を挟んで共通の土壌にするって話でふと思ったのだけど、今年春に総務省が各児童相談所にやってた調査も、どういう調査のデザインで、それがコスパ計算と共にどのように施策に活かされるのか、知りたい気がします。

2013-09-16 19:43:05
Kota Takaoka @chronologic1

研究者と現場の実践者をつなぐには、研究者やリーダーシップある人達が現場批判するのは逆効果。現場の実践者達に対するFBは現場がまず効果的に適切な対応をしていることをデータに即して後押しし、現場の支持とエンパワメントから始める。そして改善点として客観的な事実を伝える意識が不可欠です。

2013-09-16 20:15:39
Kota Takaoka @chronologic1

なるほど、現場でのMDT協働にはPositive,Negative行き来するものだから、ケース会議や事例検討にLearning Processを目標設定することがとても大事だそうです。@行政と現場の協働シンポ #Dublin2013

2013-09-16 20:17:17
Kota Takaoka @chronologic1

当たり前のことだけど、みんな分かってるだろ?という意識じゃなくて、言語化して毎回設定することが体制だよね。

2013-09-16 20:18:53

×体制→○大切

Kota Takaoka @chronologic1

現場との研究は、研究者がやりたいことではなく、現場のニーズに即してやる。これは世界共通らしい。誰だって知らん人からネガティブ評価をされるのは嫌。だから現場が困っているところを一緒に考える、行き詰まった視点を一歩引いて見直すために研究し、その積み重ねにより先進的な研究ができている。

2013-09-16 20:33:35
Kota Takaoka @chronologic1

ランチの時に考えてたのだけど、現場の実践と研究の協働にもやはり信頼関係とその成熟度があるのだろうなぁ。医療について言えば治験が既にベースになってるから実践と研究がほぼ義務になってるから、研究しないなんてありえねーみたいに言えるだろうけど、福祉はまだそこまでいってないものなぁ。

2013-09-16 20:58:04
Kota Takaoka @chronologic1

あと、たまに研究者の人が、なんで福祉は研究しないんだ!orさせてくれないんだ!と言っている人がいないが、前者は先のような歴史。後者は、現場が困っている内容に耳を傾けず、やりたい研究だけしようとするから&研究者から現場に出向いて一緒に考えるとっかかりを作ってないからだろうな。

2013-09-16 20:59:46

×言っている人がいないが→○言っている人がいますが

Kota Takaoka @chronologic1

虐待問題について現場に挨拶もなく、また研究計画も添付せず、不躾に質問紙送ってくる研究者の人もいる。現場からすれば忙しいのに礼儀を知らない痴れ者め!一方、研究当たり前みたいなバイアスを持った研究者からすれば結果、”回収率○%”という記述。この辺、きっと日本はまだディスコミュだよね。

2013-09-16 21:05:35
Kota Takaoka @chronologic1

先のツイートは、日本の福祉はダメだとかそういうことでは一切ありません。要は一歩一歩積み重ねていけばいいわけだし、Social ChangeとInnovationは直ぐに起きるわけでもないです。研究と実践、全ては当事者のQOLを高める目標は同じなので一緒に協力していきたいですね!

2013-09-16 21:36:06
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