「東京野球ブックフェア」で売る本

2013年10月13日(日)11:00~18:00 月島・相生の里にて開催 http://yakyubookfair.com/ 根津にお住まいのお客さまからお譲りいただいた400冊余りの野球本。出張買取に伺った日から、査定、値付、そして「東京野球ブックフェア」出店までのドキュメントです。今後もフェア当日まで、随時追加していきます。
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古書ほうろう @legrandsnes

おはようございます。開店してます。今日は早起きして、出張買取に伺ってから出勤。とても興奮してます。

2013-04-13 12:22:32
古書ほうろう @legrandsnes

伺ったのは、根津の築75年の一軒家。数日後には取り壊されるその美しい木造家屋から、なんと野球の本ばかり14箱分、お預かりしてきました。「インターネットでドラゴンズのこと書かれてたでしょ。大事にしてくれるかな、と思って」。置き場所も売るあてもありませんが、ぼくが買わずに誰が買う!

2013-04-13 12:25:03
古書ほうろう @legrandsnes

ひと月前、根津のお宅より持ち帰った大量の野球本の査定に、ようやく取り掛かってます。最初に手を付けた箱からはこんな本が! http://t.co/wG5yO8rNux 昭和32年第2版。なんともしゃれた装幀です。

2013-05-10 21:23:11
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古書ほうろう @legrandsnes

残業の疲れも吹っ飛ぶ、飛田穂洲『熱球三十年』の装幀。ビバ! 岡本一平! http://t.co/Nx9Offl2lM

2013-05-11 00:28:42
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古書ほうろう @legrandsnes

査定中、越智正典『ジャイアンツの歴史』の目次に「満州遠征と吉原」を発見。昭和15年の夏、全9球団が大連に上陸し、新京、奉天、鞍山と転戦、16試合のリーグ戦を行ったときの話です。「吉原」とは、最高殊勲選手となった吉原正喜のことで、除隊中だった沢村栄治とのバッテリーも健在。

2013-05-20 21:30:36
古書ほうろう @legrandsnes

「巨人軍は、四試合目にタイガースの左腕三輪にノーヒット・ノーランを食うのであるが、原因は前の晩、宿を襲った南京虫。川上も千葉も顔をはらして試合にならなかった。新京では、吉原が盲腸らしいと唸りだしたが、水原が医者につれて行くと、食べすぎとわかった」(越智正典『ジャイアンツの歴史』)

2013-05-20 21:31:38
古書ほうろう @legrandsnes

ドラゴンズの歴史は子どもの頃から何冊も読んできたけど、ジャイアンツのこういう本を読んだのは、たとえ一部でも初めてかも。目次に「満洲」とあれば、とりあえず何でも読んでみる日々です。(それにしても、ドラゴンズは今日も酷い試合をしてますねえ…。)

2013-05-20 21:33:04
古書ほうろう @legrandsnes

言葉としては、「最優秀選手」より「最高殊勲選手」の方が好きだなあ、と思ってみたり。『最高殊勲夫人』も好きです。

2013-05-20 21:42:00
古書ほうろう @legrandsnes

この装丁、とても好み。山越音という人の仕事。http://t.co/yAVEinRM4h

2013-05-20 21:57:13
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古書ほうろう @legrandsnes

こちらも山越音の装丁。ベースボール・マガジン社の専属だったのかもしれませんね。http://t.co/7BVJmzxapm 先ほどの満洲遠征の話が、より楽しく詳細に書かれてます(「南京虫の完封」)。ジャイアンツは公式戦以外にも7試合という殺人的日程で、吉林にも足を延ばしたそう。

2013-05-20 22:35:14
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古書ほうろう @legrandsnes

ミカコに見せたら、「それ、犯人?」と訊かれました(笑) http://t.co/ubyZz8BTX9

2013-05-20 23:09:42
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古書ほうろう @legrandsnes

小西得郎『したいざんまい』にも、満洲遠征の話が。といっても、こちらは大正7年の明治大学野球部。大連から天津、北京と転戦し、上海に戻る際には張作霖の軍用列車に同乗。「小柄な、顔だちのととのった、好々爺で、これがおそろしい馬賊の頭目とはどうフンでも見えないやさしい顔をしていました。」

2013-05-20 23:43:01
古書ほうろう @legrandsnes

「このときの旅行記を「バットかついで満州見物」と題して、朝日新聞にのせてもらいました」とあるのだけど、本にはなってないのかしら。執筆を勧めたのは「橋戸賞」の橋戸信とのこと。「頑鉄こと橋戸さんは、なぜか私をかわいがって下さった、卒業したら朝日の運動部に入れともいって下さいました。」

2013-05-20 23:51:29
古書ほうろう @legrandsnes

ぼくが野球を見はじめたころ、小西さんはまだご存命でした。実況放送も聴いた気がするのだけど、ひょっとしたら録音だったのかなあ。小西さんの喋りを、父がうれしそうに聴いている光景を憶えてます。

2013-05-20 23:58:41
古書ほうろう @legrandsnes

今日も野球本の査定。水原茂『勝負師の新兵法』の装丁がすばらしい(クレジットなし)。昨日の小西得郎に続いての「じつはドラゴンズの監督もやってました」シリーズです(笑) http://t.co/LGLxehaiJr

2013-05-21 23:02:22
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古書ほうろう @legrandsnes

赤瀬川隼『野球の匂いと音がする』の装画がいい。描いたのは、弟の赤瀬川原平。「球」の字が『球は転々宇宙間』と同じなのもうれしい。http://t.co/hb0KoE6tBl

2013-05-26 21:46:33
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林さやか | 編集室屋上 @oku_jo

@legrandsnes 最近の豊富な野球本、東京野球ブックフェアに持ってきてほしいです(笑)!(今年も、やります~)

2013-05-27 12:00:37
古書ほうろう @legrandsnes

おお、今年もやるのですか! それはいい話を聞きました(笑) RT @oku_jo: @legrandsnes 最近の豊富な野球本、東京野球ブックフェアに持ってきてほしいです(笑)!(今年も、やります~)

2013-05-27 12:34:45
古書ほうろう @legrandsnes

「白球譜」が「薄給夫」と変換され、妙に納得(苦笑) http://t.co/pFZ2UXtQHa

2013-05-28 15:36:26
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古書ほうろう @legrandsnes

今日も野球本の査定。そして今日も素晴らしい装幀に出会う。腰本壽『私の野球』。クレジットがないのが残念ですが、これは見事。昭和6年初版です。http://t.co/qYDBRBZRRJ 著者は1894年ハワイ生まれの日系二世で、「慶應義塾の黄金時代を実現した名監督」なのだそう。

2013-05-28 21:02:31
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トライ @tryamazake

@legrandsnes おおカッコいいですね。腰本さんは甲子園優勝監督でもありますねw

2013-05-28 21:06:16
古書ほうろう @legrandsnes

さすが、よくご存知ですね! ぼくはさっき初めて知りました。随筆だと思って開いたら本格的な教則本でビビりました(笑) RT @tryamazake: @legrandsnes おおカッコいいですね。腰本さんは甲子園優勝監督でもありますねw

2013-05-28 21:15:52
古書ほうろう @legrandsnes

休日出勤して、今日も野球本の査定。「5月末まで」というお約束なのでそろそろ追い込みなのですが、松戸健『われら、夢の甲子園 成東高校 汗と涙の十四年』(新潮社)を手にした途端、作業がストップ。鈴木孝政のエピソードを貪り読んでしまいました。http://t.co/PIoqnOB16B

2013-05-29 17:30:22
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古書ほうろう @legrandsnes

このところ掛かりきりだった野球本の査定が終了。お客さまの承諾を得るまでは落ち着きませんが、とりあえず一段落です。ちなみに今日もっとも痺れた装幀はこちら→http://t.co/iVE9oVqGIp 空とスコアボードと甲賀さんの文字。タイトルもいい。

2013-05-31 18:14:33
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古書ほうろう @legrandsnes

午後から休日出勤して「東京野球ブックフェア」(10月13日開催)の準備中。半年前、池の端のお客さまから買い取った野球本を、ほぼすべて約400冊出品します。正岡子規からノーラン・ライアンまで、大変筋の通ったコレクションです。お楽しみに! http://t.co/cCLtoQYOdf

2013-10-02 22:34:59
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