第4回 教師・教育研究会 実践を考える・実践から考える
下記の研究会に参加中。 ◆第4回教師・教育研究会 ・日時:11月30日(土)13:30~16:30 ・場所:早稲田大学22号館(6階617教室) ・テーマ:実践を考える・実践から考える
2013-11-30 13:37:24・第1部:発題 早稲田大学日本語教育研究センター 鈴木綾乃 「第二言語習得研究と授業実践-コロケーションの習得研究を例として」
2013-11-30 13:40:08私たちは授業実践をどのような考えで、どのように行っているのでしょうか。第1部では、コロケーションの習得研究を行い考えたことと、それをもとに行った授業の実践例を紹介します。
2013-11-30 13:40:16【話題提供者の背景】 ・高校、大学と留学生が身近に存在 ・特に大学時代は超級学習者 しかし、彼/彼女らの語彙の使い方に違和感。
2013-11-30 13:41:55語彙の誤用分析→上級学習者のコロケーションの習得研究→中級学習者のコロケーションの研究 ↓ 基礎研究?、応用研究?
2013-11-30 13:43:46【上級学習者のコロケーションの習得研究】 ■語彙の誤用702例を分類 2.類義、類似の音に関する誤用 3.コロケーションの誤り ↑ 注目
2013-11-30 13:46:02■日本語学習者は動詞「する」とともにどのような語を使っているか ■『日本語学習者言語コーパス』http://t.co/y8Bd83ndyJ を使用。
2013-11-30 13:49:35■分析結果、考察 ・母語話者よりも中心義を多く使用 ・母語話者よりも「名詞+する」「名詞+を+する」を多く使用 ・中心儀と様々な語彙を組み合わせて使用
2013-11-30 13:51:07・母語話者よりも派生義の使用が少ない ・「~にする」「~とする」の使用が母語話者より有意に少ない。 ・固定的な語の組み合わせ
2013-11-30 13:52:13①類義表現(例:終わる/済む)に関し、できるだけ共起語を考える。 ②類義表現の意味の違いを考える。 →学生は辞書アプリを使って調べていた。
2013-11-30 13:58:34■これまでの経験より 学習者にとって「教室」は限られたものである。→テキストに出てくる「語」から拡張させて、語彙のネットワークができるようになることを重視する。
2013-11-30 13:59:51■「語彙のネットワーク」 ・第二言語習得研究の知見 学習者は目標言語について、独自に構築した体系を持っている。 →その人の「語」にして欲しい。
2013-11-30 14:01:11【質疑応答】 ・語彙の広がりは個人的なものでは? →個人で経験できることは限りがあるため、いろいろな経験をした人がそれぞれの「語彙のネットワーク」を持ち寄り、見せ合うことで、お互いの「語彙のネットワーク」を豊かにできるのでは?
2013-11-30 14:18:35実践の背景としての メンタルレキシコン理論 http://t.co/oOGKkhLOAQ 誤用分析への違和感:特にコロケーションに関し、正しいコロケーションはあるのか?
2013-11-30 14:21:57第2部:語彙の授業を考える グループで実際に語彙の授業案を考えていただきながら、語彙の授業をどのようにやってきたか/やっているか/やりたいかを話し合います。そして授業案からその背景にそれぞれがどのような考えを持っているのかを探ります。
2013-11-30 14:30:49【課題】 ■もし自分が、『J301』第1課「ことばのネットワーク」を授業で割り当てられたら、どのように扱うか? ・題材:第1課、本文、ことばのネットワーク ・想定する時間・学習者の人数は自由 (現在教えているところの状況を考えるなど)
2013-11-30 14:33:08■授業案を共有 ■これにとらわれず、「語彙の授業」についてディスカッション ■そもそも「語彙」教育を意識したことがあるか? ■教室に集まって語彙を教えることに意味があるかどうか ■そもそも「授業」「教室」は何をする場なのか?
2013-11-30 14:46:49