寓話「荒ぶるボブ」

ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer @NJSLYR

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「ハァーッ！ハァーッ！」闇夜を走る男がいた。「ハァーッ！ハァーッ！」その目は爛々と輝き、ばくはつ寸前である。彼の名はボブ。そのような名前であったはずだ。正確なところを知るものはいない。とにかく、彼はデスパレートな感情に支配されていた。

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「僕は許さない！許さんぞーッ！」ボブは叫んだ。何を許さないのだろう？そう、これはひとつの物語……ボブとは何なのか知らない人が親愛なる読者のみなさんの中にも結構増え、あたかもピンボケ写真リークをするマスコットのように思われていかねない為、今回したためられたストーリィー……。

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【ラブ・リスペクト・ラブ……モデスティ】

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「Facebookだと」端末から顔をあげたボブは眉間にシワがより、かなり曇っていました。「Facebook？誰の許可があってそんな事を？Facebook。それはメジャーな感じがする」彼は呟き、クリックしました。「ワッザ？なんだこのエスタブリッシュ感のある感じは……悪のにおいだ」

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「ほんやくチームの奴ら……僕の家の隣からアジトを移して以来、調子に乗ってやがる」ボブは呟きました。そう、ボブとはかつて移転前のほんやくアジトの隣に住んでいた市民の名です。なぜ今、彼は表情を曇らせているのでしょう？そこには強い思考アルゴリズムと苦悩があり、独特なのだ……。

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「なんだこの白いページは……整っている。アンダーグラウンドじゃないよ！」彼は唸りました。「僕はそもそも、書籍展開もほんらい許したつもりはないんだ……奴らはわかっているのか？Twitter更新……それはフリーミアムの体現！ゆえに清貧の象徴！部数を伸ばすなど、僕の権利侵害になる！」

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呟きながら、彼はキーボードをタイピングします。「ふざけるなよ……オーディオドラマだと？僕の許可なくメディアミックスなんかしやがって。アンダーグラウンド文化の体現者はそんな事をしたらいけないんだ。ぼくは古参ファンだぞ！それこそ……とにかくすごい強さがある！」ボブの目つきがおかしい。

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これは実際かなり強い……あるいはそれは、アジトの移転や、とても長くボブの話が掲載されなかったことによる蓄積がドバッとバッファしたのでしょうか。非常な強さのあるアトモスフィアで、ボブは次第に前のめりになり、その目はギラギラと輝きはじめました。

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「ニンジャスレイヤーコンテンツには輝かしい思い出があるんだ。それを裏切っている……そもそも推敲が許せない！俺の黄金の記憶なんだ！許さん！勝手なストーリーが追加される！原作者め、ナメるなよ……ニンジャスレイヤーは俺のものだ。原作者が俺に許可なく内容を改善だと？そんな権利はない！」

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「漫画だと？絵は視覚情報！おれの想像力が侵害！平たく言うと、とにかく新展開を何もかも許さない！むしろ第三部の本編連載も許さない！思い出が壊れる！ニンジャスレイヤー……美しく清貧の中で、誰にも知られず閉ざされて……フリーミアム・アンダーグラウンド……殉教者なんだ……」「何だって？」

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ボブは声のした方向を振り返りました。そこには、おお、白い光の逆光となり、丈高く美しい戦士が佇んでいるではありませんか。あれはエルフのせんし！「そのルールは、誰が決めたのかね？」しかしボブは目を見開き、牙を剥きました。「貴様かァー……邪魔者め！」「ボブ。力が入り過ぎてはいないか？」

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「黙るがいい無力なエルフ」ボブは罵りました。「俺はボブだ……自分がボブだということが自覚できているから、なんでもゆるされる。古参たるものボブであるべし！お前は何もできず、夏枯れ時は全てを奪い去り、ガキどもは馬草の泥に塗れて転げよるわ！」「否、お前はボブではない！」エルフが光った！

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「グワーッ！」「誰にでもボブのような気持ちになる日はある。だがそれは依って立つ旗ではない……それは世界やサーバーに負荷をかけ、巡り巡って、海産物やラッコとかに良くないのだ。ボブ！ボブよ、応えよ！」「やめろ！無駄な……グワーッ！」ボブが苦しげに口を開く！暗黒のエクトプラズムが出た！

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アナヤ！それは長い不在期間を利用してボブの中に根を下ろしていたいにしえの何かなのか？コワイ！だがエルフのせんしは怯まなかったのです。なぜならこのエルフは普段野山を駆け巡る軽やかな存在ではありますが、まことの存在、月明かりを集めた尊い宝石の継承者なのです！

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「エ○○○○！（好きな言葉を入れよう）」「グワーッ！」「ギ○○○○○！（好きな言葉を入れよう）」「グワーッ！」「ボンジャン！」エルフのせんしはバトルチャントを叫び、身を低く構え、苦しむ巨大な影に対峙する！みんな！ここで事前に配ったパワーリングを掲げてエルフをおうえんして！

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みんな、ありがとう！見て！パワーリングのエネルギーがエルフをさらに輝かせる！「イイイイヤアアアーッ！ボンジャン・エルフ・ケン！」「アバーッ！」暗黒神はエルフ・ケンのちょくげきをうけて爆発！粉々のカケラが叫ぶ！「次こそは絶対にだーッ！」……「立つんだ。ボブ君。立てるかね」「う……」

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ボブは涙をぬぐい、起き上がりました。その時です。「ボブめ！」「ボブ！」ナムサン！エルフが振り返ると、そこには大勢の群衆が！「バカものめ！」「ざまあみろ！」石が投げられる！「ウワーッ！」その時だ！「よしなさい！」エルフがまた光った！「アアアーッ！」群衆が目を押さえる！「眩しい！」

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「仲良くせよ！そして奥ゆかしく！」エルフのせんしは言いました。「争いとは、かなしい。お互いが、自ら、やめなければ、死ぬまで、終わらない」「ごめんなさい」ボブも、群衆も、あやまりました。エルフが言います。「ボブ君。きみは、何と戦っているのだね。」「アジトが……無くなって……」

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「アジト？あれかね？」エルフのせんしは微笑みました。見て！地平線に隆起したシルエット！それは翻訳アジト！「アーッ！」ボブは叫びました。アジトからは白髭のお爺さんが現れ、言いました。「ニンジャアトモスフィアは広がり……ハリウッド……宇宙。原作者と翻訳チームはマジだし戦う権利がある」

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お爺さんはボブの手を取りました。「申し訳ないが、我々はこれからも我々の好きにやる。だが、好きに何をやるかというと、それは、開闢当初から変わらないアティチュードの実現だ。Twitterによるライブ更新。推敲し決定版として書籍にする。そして自由なプラスアルファ選択肢メディアミックス」

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ボブは目を拭い、ばつがわるそうにお爺さんを見ました。お爺さんはにっこり笑いました。「さあ、アジトにパイを食べにおいで。そして、きみたちも」と、その場にいた皆を招きます。笑顔が続いて行きます。よかったね！

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「とっておきの食べ物を、みんなにご馳走しよう。食いしん坊が全部食べてしまう前にね。」「やったぜ！」hail to rockn roll people！love, respect, love.... modesty.◆FIN◆