池田浩士『ファシズムと文学 :ヒトラーを支えた作家たち』(白水社) の「あとがき」

▼Amazon.co.jp: ファシズムと文学―ヒトラーを支えた作家たち (池田浩士コレクション): 池田 浩士: 本 http://www.amazon.co.jp/dp/4755401658 ▼インパクト出版会|ファシズムと文学(池田浩士コレクション第3巻)〔2006年〕 http://www.jca.apc.org/~impact/cgi-bin/book_list.cgi?mode=page&key=facibun
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2014年(平成26年)

せいじ つなき ざしbot(非公式)™ @yozhiku

池田浩士ファシズムと文学 :ヒトラーを支えた作家たち白水社。 取り上げるのはヘルマン・シュテール、ハンス・グリム、E・G・コルベンハイヤー、アルノルト・ブロンネン、ハンス・ファラダ。 時代的限界はあるとしてもナチズムと文学を私に教えてくれた一冊。

2014-01-01 15:58:27
せいじ つなき ざしbot(非公式)™ @yozhiku

そして最大の萌えはあとがき。戦中、ナチス文学の紹介者として名を成しながら戦後見事に転身した日本のドイツ文学者連への攻撃が見どころ。

2014-01-01 16:05:30

 

池田浩士『ファシズムと文学』(1978) 「あとがき」

せいじ つなき ざしbot(非公式)™ @yozhiku

「1933年1月から1945年8月までの日本では、ドイツ文学の分野にかんするかぎり、困難な状況からの逃避の手段に文学がなりえたということすら、ほとんどなかった。この期間に、ナチ党員作家と消極的協力者とを合わせて、ともかくナチス・ドイツの顔をもった作家の作品が、

2014-01-01 16:11:14
せいじ つなき ざしbot(非公式)™ @yozhiku

承前) 合計80冊以上、邦訳されている。計画されながら出版に至らなかったものを加えれば、その数は百に迫る。 だが、戦後に、そのことの責任が問題にされたことは、ほとんど絶無といってよい。

2014-01-01 16:13:05
せいじ つなき ざしbot(非公式)™ @yozhiku

承前) それどころか、鼓常良佐藤晃一(故人)、星野慎一高橋義孝高橋健二国松孝二といったような、かつてナチス文学の翻訳紹介者として絶大な*貢献*をなした文学者たちは、戦後になって沈黙するどころか、今度はナチスから弾圧され忌避された作家たちを、

2014-01-01 16:13:32
せいじ つなき ざしbot(非公式)™ @yozhiku

承前) そもそもナチス時代もその時代の自分自身も存在しなかったかのように、つぎつぎと翻訳紹介し、戦後世代の意識のなかから二十世紀ドイツ文学(および日本での文学的営為)の全体像を消し去るのに*貢献*した。」 --池田浩士『ファシズムと文学』「あとがきにかえて」, 1978

2014-01-01 16:15:24

 ※**で囲まれた部分は原文、強調あり。
  

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@yozhiku 池田浩士『ファシズムと文学』。インパクト出版会「池田浩士コレクション」から新版が出ていた! ▼http://t.co/aw4w8ui6yYhttp://t.co/ArQw6PXrKE

2014-01-19 02:12:03

 →▼『ファシズムと文学 :池田浩士コレクション第3巻』インパクト出版会(2006年)|インパクト出版会 http://www.jca.apc.org/~impact/cgi-bin/book_list.cgi?mode=page&key=facibun
 →▼『ファシズムと文学 ―ヒトラーを支えた作家たち』 (池田浩士コレクション) | 池田 浩士 |本 | Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4755401658

 
 

(参考)