2014年1月25日　広島市文化協会ほかが参加して行われた「旧広島市民球場跡地を文化イベント広場に！」レポート

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（１－１） こないだ（25日）の広島市文化協会「ら」が主催したシンポジウム二酸化してきました。そのレポートとか所感を書けという圧力を受けたので簡単に。 https://t.co/k1cLj8mmn5

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（２－１） 13時からスタートして、前半の1時間半は4人がプレゼンをしていく流れ。トップバッターは広島市文化会議準備会の石丸さんが『旧市民球場跡地イベント広場　～仮想イベント・カレンダー・「明日の広場」と「世界芸術祭」』というテーマでプレゼン。

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（２－２） このプレゼンは要するに、イベント広場にした場合具体的にどのようなイベントが出来るか月単位でカレンダーを作ってみたというもの。去年開催したオクトーバーフェストやフードフェスタだけでなく周辺で開催されているイベントや広島ならではのイベントを提案していました。

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（２－３） これは今回のシンポジウムの中でも唯一と言っていいくらい前向きなものではありましたが、『旧広島市民球場跡地整備の概要と新たなにぎわいづくりに向けて』で提言されていたものと大して変わらないので割愛します。 http://t.co/xHI8RH1txD

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（２－４） 続いて広島市民球場跡地利用市民研究会の古池さんが『あの場所の可能性』というテーマで。その次に日本建築家協会中国支部広島地域会の前岡さんが『「ひろしましみんひろば」について』というテーマでプレゼン。

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（２－５） 古池さんははもっと河辺であることと出会いの場であること意識するべきという提言でこれは従前から大きく変わっていないと思います。 http://t.co/bsISZYDGel 前岡さんは旧市民球場の歴史などから話を進めていたのですが、特に主張を感じなかったので割愛。

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（２－６） 最後に広島市文化協会の大橋さんが『「旧広島市民球場跡地利用に関する提言書Ⅱ」　～1月20日に市長に提出した提言書の概要～』というテーマで提言書を紹介してくれました。ほぼ先日画像で出したやつを読み上げていたくらいだったのでリンク貼るだけにします。

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（２－７） 「旧広島市民球場跡地利用に関する提言書Ⅱ」 https://t.co/LxKK8x0vyK https://t.co/yAu64xeJ9u https://t.co/rDnlm6B7f3

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（３） 14時半からの後半では、最初にパネラーが自分の主張を簡単に述べた後で会場から質問が飛び、それに答えて最後に欠くパネラーがコメントするという形式でした。質問がかなり多かったんですが、面倒くｓ…長くなるので割愛します。

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（４－１） それで、最後に所感。今回のシンポジウム、個人的にはかなり期待して参加してきました。従来から述べていますが、スタジアム案と「文化芸術機能+緑地広場機能」を「比較」するのであれば両方とも議論できるだけの下地がないといけません。その一端でも垣間見られるのではないかと。

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（４－２） 個人の感想ですが、その期待は裏切られました。今回のシンポジウムは様々な団体が参加していて立ち位置はおろか、どういう風に跡地を活用したいのかその方向性が見えないのです。終わった後、肩すかし感を味わいながらもやもやしていたのですが最近すとんと理解できました。

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（４－３） 後半の質疑応答であった発言ですをいくつかピックアップしてみます。発言者はすべて広島市文化協会の山本さんです。 なお、○○部分は聞き取れなかったところ。

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（４－４） 『あの土地をどう活かすかというのをですね。ずっとそんまま置いといてはいけないと思うんですよ。あの、ほんとに折角の機会があるんだから一日も早く有効利用しながら、将来は将来でまた考えていけばいいんですよ。一歩一歩使いながらですね、有効に使いながら最終的に百年先には（続）』

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（４－５） 『（続）どうなるのか、○○が出来るかもしれません。それはまた次の世代が考えることですけど。今生きている我々の、今回参加しておられる方も、あそこが賑わいの場としてどうやって、今どう使うかということを考えれば自ずと結論が出ると思うんですよ』

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（４－６） 別のくだり 『ハード、あそこに箱物を作るよりはソフトですよ。ソフト開発をしていくことで色んな使い方をして、これから先を考えていきましょう』

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（４－７） 別のくだり 『何百億かをかけて箱物を作る時代はもうすでに過ぎ去ったというか、もう無理なんじゃないかなって。現にあの市の財政も大変ですし、それから日本経済の将来を考えても本当に厳しい状況が続きます。本当にあの少子高齢化の中で○○も増えないし、（続）』

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（４－８） 『（続）○○とかあるわけがないんです。どんなにアベノミクスを頑張っても部分的に東京が良くなることがあったとしても、地方全体の経済が上向くということはほとんど難しいと思っています』

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（４－９） 関係ありそうなところを抜粋しましたが、要するに彼らの主張をまとめるとこうなるんでしょう。 「整備するためのお金がない」 「とりあえず当面の間イベントで人を呼び込みたい」 「そのための簡単な整備をして欲しい」 「特定のイベント（世界芸術祭など）をやりたい」

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（４－１０） これをよくよく考えてみるとすごくシンプルなことに気づけます。彼らは「球場跡地をこうしたい」という主張からスタートしているのではなく、「球場跡地でこれをやりたい」や「球場跡地を早く整備しろ」という要求の上に立っているんです。

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（４－１１） 欲しいものを主張するのが悪いことが悪いわけではありません。、「なぜ必要なのか」、「出来るとどうなるのか」、「その障害は」、「実現のためにはどうすればいいか」といったみんなが頭を悩ましている問題は「行政の責任」で済ませちゃってるからイラッ☆とくるのかな、と。

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（４－１２） ついでに言うと彼らは特定のイベントと人が集まるようなイベントをやりたいだけで、特にあの場所を「文化芸術」で盛り上げていこうとかそういうことは考えていないのだということも理解しました。「文化芸術で盛り上がるといいね（遠目）」くらいの感覚。

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（４－１３） なぜそう感じたかを説明すると長くなる上に難しいのですが、彼らによるとイベントも広義では文化であり、『広島のこういう文化をここでやることにこんな意義がある』という主張よりは『こんな文化的なイベントあるからここでやろうぜ』という風に感じられたからです。

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（４－１４） 「文化芸術機能」でやりたいことが伝わってこないと主張してきましたが、特定のイベントを開催することが重要であり、それ以外のものは穴埋めになっているという感覚がぬぐえません。

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（４－１５） さらに、『中央公園北側広場ではだめなのか？』という質問には『人が多く集まりやすい』という回答だったこと空も、あの場所である必要性などの検討はされていないのでしょう。

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（４－１６） 批判的なツイートになっていますが、彼らが悪いと言うよりは自分が期待しすぎてしまったのかなと感じています。広島市文化協会の提言を見ても分かりますが、出しているのはイベント広場にするためこれを整備して欲しいという要望です。あまりにも考える立ち位置が違う。