- dragoner_JP
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クマ(及びその他)を食す
今日の熊肉オフの写真を現像してまちた。まず、ヘビのぶった斬り網焼き http://t.co/IvNkUCTRhj
2014-02-24 00:18:09これが熊肉。右の黒っぽいのがツキノワグマ肉で、左の牛肉っぽいのが熟成させたヒグマ肉 http://t.co/tVgQjEOCdQ
2014-02-24 00:19:14あ、ワニの顎軟骨忘れていた。鶏肉に近い味で、軟骨よりも肉に近い感じです http://t.co/q0PboGKFRB
2014-02-24 00:22:13で、これがクマ鍋。ツキノワグマは味噌スープで煮込み、ヒグマはしゃぶしゃぶ風に食べます。ヒグマは癖が無い味で美味、ツキノワグマは癖が結構ありますが煮込むうちに匂いが取れます http://t.co/UQ9tx0FcYe
2014-02-24 00:24:06で、食べられるとは思ってなかったんだけど、今日が最後だというので注文したアナグマのつくねです。美味しかったのですが、残念な事に臭い消しの生姜等の匂いが強く、肉本来の味がよく分からなかったです http://t.co/Zr1ONEn5Tt
2014-02-24 00:26:05ヒグマはしゃぶしゃぶ風に喰いますが、タレはすき焼き風にとき卵です。臭い消しのためでしょうね。ヒグマはかなりまろやかな味です http://t.co/5hjLps7uuj
2014-02-24 00:28:07ヒグマ・ツキノワグマのダシがとれたスープは、鳥とも牛ともブタともつかない独特の香りで、これは細身のうどんで〆ました。チーズも入れられていて、どろりとした濃厚な旨味が味わえます。うどんではなくリゾットの日もあるようです http://t.co/aEx97Neubl
2014-02-24 00:31:01そして、クマのレバ刺しも食す
で、一番インパクトあったのがこいつ、クマのレバ刺しです。血の臭みも全くなく、濃厚な味と食感で、牛など含めて今まで喰った事のある生肉でも上位に来る味。でも、E型肝炎とかコワイ! http://t.co/r1KJTNxbLv
2014-02-24 00:34:57一夜明け、気になったので調べる
昨夜、クマのレバ刺しを喰いましたが、日本におけるクマの生食は旋毛虫感染症のリスクがあるか。 http://t.co/QTh4ynvPRF
2014-02-24 18:53:481981年12月から1982年1月にかけて三重県四日市市のM旅館でツキノワグマの冷凍肉のサシミを食べた413人中172人が、発疹・顔面浮腫・筋肉痛・倦怠感などの症状を示しました。ツキノワグマの冷凍肉から旋毛虫( Trichinella spiralis )が検出され、ツキノワグマの冷凍肉のサシミを食べた人60人で旋毛虫( Trichinella spiralis )に対する抗体が陽性となりました。このツキノワグマは、京都府および兵庫県で捕獲されたもので仕入れ業者は解体後販売時まで-27℃で保存していました。三重県四日市市のM旅館は仕入れ後は-15℃で保存し、サシミで客に提供していました。旋毛虫( Trichinella spiralis )で汚染されていたツキノワグマの冷凍肉を十分加熱することなく食べたことにより客が旋毛虫感染症(トリヒナ症)となった事件でした。
「ツキノワグマの冷凍肉のサシミを食べてから症状出現までの潜伏期間は、最長54日、最短7日、平均24.3日」か。1ヶ月は様子見だな
2014-02-24 18:55:00当初、クマのレバ刺しは食わないと宣言した参加者(MURAJIさん、私)でしたが、皆が美味い美味い言うので誘惑に負けて喰ったのが私です。MURAJIさん懸命
2014-02-24 18:56:38旋毛虫の生活環を発見した学者の話
旋毛虫感染症の生活史を発見したドイツ人学者マジでおもろい。決闘を申し込まれた学者は、見た目が同じソーセージ(一方が加熱済み、一方が旋毛虫入り未加熱)を1本選んで食べる決闘法を提案。旋毛虫入りを喰った場合、いかに無残に死ぬかを相手に説明し、気持ち悪くなった決闘相手は撤回したという
2014-02-24 19:08:0219世紀中ごろ、旋毛虫( Trichinella spiralis )の生活史を明らかにしていったのは、ドイツの病理学者 Rudolph Virchow でした。(略)
こんなエピソードがまことしやかに伝えられています。あるとき、Rudolph Virchow が決闘の申し込みを受けました。決闘の申し込みを受けた Rudolph Virchow が、決闘に使う武器を決めることになりました。Rudolph Virchow が武器として選んだのは、なんとソーセージでした。旋毛虫( Trichinella spiralis )を含んだ未加熱のソーセージと加熱済みの安全なソーセージ。見かけが変わらない、2本のソーセージからいずれかを選び食べるというものでした。加熱済みの安全なソーセージを食べれば問題はないが、旋毛虫( Trichinella spiralis )を含んだ未加熱のソーセージを食べた場合にいかなることになって死に至るかを、Rudolph Virchow が、熱心に決闘相手に説明します。Rudolph Virchow の説明を聞いているうちに気持ちが悪くなった決闘相手は、とうとう決闘の申し込みを撤回し、決闘は行われずに済むことになりました。
決闘相手はビスマルクだった
@dragoner_JP この学者、調べてみたらなんと病理学の大家ウィルヒョウで、決闘を申し込んだのはビスマルクという話でした。ビスマルクの軍国主義予算を批判して怒らせたとかなんとか・・ http://t.co/SFoKH7SqAP
2014-02-24 19:28:09関連部分の抄訳
「ウィルヒョーは公衆衛生の推進者で、経済的・社会的条件を改善し、人々の健康を改善させる方法について著述している。政界入りし、1880年から1893年までドイツ帝国議会議員を勤め、ビスマルク政権下でドイツの医療制度改革を形作る事に関与した。
ウィルヒョーの関心の多くは寄生虫学で、人畜共通の旋毛虫の生活環を解明した。
彼はビスマルクの過大な軍事予算に反対し、怒ったビスマルクに決闘を申し込まれた。
武器を選ぶ権利を与えられたウィルヒョーは、2本のポークソーセージを選んだ。1本は彼のために調理されたソーセージ、もう1本はビスマルクのための未調理のソーセージで、旋毛虫が混入されている。
鉄血宰相ビスマルクは、リスクが高過ぎるとして提案を拒否した。」