岩波「科学」3月号に 掲載された 津田敏秀さんの 論考、2月7日 福島県 県民健康管理調査 検討委員会で 発表された 2013年末までの 甲状腺がん 症例数 (18歳以下) を、国立がん研究センターの 全国発生率データ (1975〜2008年) と 比較。
2014-03-06 17:08:43平均有病期間が 6年として、全国年間平均発生率 100万人に 11名と 比較、いわき市以外で 二次検査受診割合 80% 以上の 東地区 市町村を 除いて、すべての 地域で 有意差が 認められた。
2014-03-06 17:13:04二次検査受診割合 80% 以上の いわき市を 除く 東地区 市町村の がん症例数をもとに 推定した、県下の 他地域での 有病オッズ比の 上昇が 示されたことから、スクリーニング効果による 説明は 成立しない。
2014-03-06 17:20:12現在までに 公表された、チェルノブイリ 非曝露集団 総数 7万455人の 甲状腺検査 (超音波スクリーニングによる) での がん発見数は 1名のみ。
2014-03-06 17:23:46(訂正) 多発が 観測された 中通りに 隣接する 栃木県では 甲状腺の 症例把握が、発生の 増加が 見られた いわき市に 隣接する 茨城県、中通り北部に 隣接する 宮城県南部では、それぞれ 症例把握の 検討が 必要となる。
2014-04-13 19:31:50「あれ (SPEEDI の データ) は、県庁が 出してくれと 要請したものですよ。 それを (メールの) データが 大きかったから 削除したという 説明が 成り立つでしょうか」(荒木田岳さん)
2014-03-06 20:00:54「それとは 別に ファックスでも 届いていたわけです。 さすがに そちらは 見なかったとは いえないので、見たけれども 放出源情報が ないから 使えないと 思った、と 説明しています」(荒木田岳さん)
2014-03-06 20:04:00「緊急時環境放射線モニタリング指針には、放出源情報が ない 場合も 想定して、仮りの 値を 代入して シュミレーションすべしと 書いてあるわけで、実際、どちらの 方向に 放射性物質が 流れるかということが わかれば 対応が 考えられたはずなのです」(荒木田岳さん)
2014-03-06 20:07:34「SPEEDI にしても、放射線モニタリングにしても、末端では 着々と データを 集めて、政府や 県庁に 送っていました。 にもかかわらず、政府や 県庁は ルールに 従わず、住民には 公開せず、避難も させなかったわけです」(荒木田岳さん)
2014-03-06 20:11:08「たとえば 15条通報が 来たら 付近住民の 避難を 開始させるとかも、機械的に できたはずのことです。 しかし、ルールに 従わずに、行政が 場当たり的な 対応を してしまった」(荒木田岳さん)
2014-03-06 20:14:17「福島県の モニタリング班は、2011年 3月 12日の 朝に、テルルという 核種が 飛んでいるのを 見て、原子炉が 危ないという 情報を つかんでいたはずなのです。 地図に 数値を 走り書きした 資料が 残っています」(荒木田岳さん)
2014-03-06 20:17:56「問題なのは、それが 6月 3日まで 公開されなかったことです。 組織的に 隠したのです。 だから、SPEEDI の 件も モニタリングの 件も、組織として 知らなかったという 説明は 成り立たない」(荒木田岳さん)
2014-03-06 20:21:59「いっそう 深刻なのは『被ばくが 広がっている』という 実感が 共有されない 点です。 モニタリングポストの 周りだけ 除染して、その 数値を 世界に 発信していますし、」(荒木田岳さん)
2014-03-07 14:59:33「3年も 経って、一次データを 自らが 集めないといけない 状態なのですから、もう 理解の 範囲を 超えています。 自分が どれだけ 被ばくしたかについても、住民は 誰も 知らないのでは ないでしょうか」(荒木田岳さん)
2014-03-07 15:01:52「もう一点、私が 問題にしたいのは、事後的に ルールを 変えてしまう やり方です。 食品の 安全基準、児童の 被ばく線量限度 年間 20mSv も 含め、みんな そうです。 事故が おこってから、安全基準を 変えました」(荒木田岳さん)
2014-03-07 15:05:07「本来、こういう 場当たり的な 対応 (権力の 濫用) を 封じるために、事前に 基準を 作っているのです。 その 基準を、緊急時を 口実に 変えてしまうという、前近代的というか、驚くようなことが 起こっています」(荒木田岳さん)
2014-03-07 15:08:12「結局、終わりのない トンネルの なかに 3年 いるという 感覚です。『普通に やってください』という 言葉しか 浮かばない。 情けないですよ」(荒木田岳さん)
2014-03-07 15:12:03