【実況】ネオサイタマ・イン・フレイム(3):アンド・ユー・ウィル・ノウ・ヒム・バイ・ザ・トレイル・オブ・ニンジャ #4 (発掘)
- shallecobe88
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第一巻「ネオサイタマ炎上」 最終エピソード「ネオサイタマ・イン・フレイム」 #3「アンド・ユー・ウィル・ノウ・ヒム・バイ・ザ・トレイル・オブ・ニンジャ」-4
2011-05-21 14:35:36「六」!ひときわ巨大な両開き式のドア……いや、これはもはや門である……をニンジャスレイヤーは前にしていた。シックスゲイツ最後の一人がこの奥に待ち受ける。それは果たしていかなるニンジャであろうか?
2011-05-21 14:44:34ニンジャスレイヤーが手をかけるまでも無く、巨大な門は音を立てて開いた。まるで誘うように!「よかろう」ニンジャスレイヤーはツカツカと歩を進める。立ち止まり警戒する時間も理由も無い。行く手を阻むニンジャは全て殺し、最後にラオモトの脳天をチョップするだけだ。
2011-05-21 14:48:59後にしてきたトレーニンググラウンド・アスレチックエリアのように、フロアは断崖めいた吹き抜けとなっていた。フォレスト・サワタリとの戦闘も遠い昔のようだ。ニンジャスレイヤーの足元は崖めいており、トリイがその先の道を示唆している。手すりの無い、人二人がすれ違う事も難しそうな、狭い橋だ。
2011-05-21 14:58:36手すりの無い橋めいたコンクリートの足場は、そのまま吹き抜けの対岸まで伸びている。そこにもやはりトリイがある。不気味にライトアップされたそのトリイの奥には、おそらくさらに上階へ向かう出口があるはずだ。
2011-05-21 15:03:29ドオン、ドオン、ドオン。巨大な太鼓音が鳴り響く。ニンジャスレイヤーはジュー・ジツの構えを取った。対岸のトリイの奥から一人のニンジャが姿をあらわし、この一直線の橋めいた足場を進み出てくる。数フィートごとに橋の側面に設置されたボンボリが、ミラーめいたニンジャ装束を照らす。
2011-05-21 15:18:46「ドーモ。ニンジャスレイヤー=サン。ゲイトキーパーです」ミラーめいたニンジャ装束のニンジャは自信に満ちたオジギでアイサツした。「ドーモ、ゲイトキーパー=サン。ニンジャスレイヤーです」ニンジャスレイヤーはオジギを返した。「オヌシが最後の一人だ。ニンジャ殺すべし」
2011-05-21 15:21:19「……実に残念だ」ゲイトキーパーは言った。「まさか私が手を汚す事態にまでなろうとは。ヘルカイト=サンは抜け目ない男であったが」「……」「私がシックスゲイツの創設者だ。君がシックスゲイツのニンジャを殺すたび、私は心を痛めてきた」
2011-05-21 15:25:05ここに来て大物登場!ゴウランガ!#njslyr でもダークニンジャ=サンはもとより、ブラックヘイズ=サンとの決着もついてないのに!
2011-05-21 15:28:03#NJSLYR ああ、ヘルカイトさんの最古参ってのは、こいつを除けばってことね……まあ創設者を除けばってのは自然な略し方ではあるけど……
2011-05-21 15:29:23「その心配も今日で終わりだ。私がオヌシをジゴクへ送る」「……ラオモト=サンは完璧な統治者だ」ゲイトキーパーは静かに続けた。ニンジャスレイヤーはゲイトキーパーの殺気を察知している。これまでのニンジャとの格の違いは明白。無闇に襲いかかるべきではない。まずは耳を傾けながら隙を探るべし。
2011-05-21 15:42:03「君には想像できないのだろう。ラオモト=サンの統治力こそ、混迷のネオサイタマが必要とするものだ。弱者は強者の絶対権力の繁栄下にあって、初めて、生きながらえる事ができるのだ。君の想像力の欠如は、完成されつつある正義の統治をいたずらに乱すテロリズムだ」「……」
2011-05-21 15:47:25#njslyr ビホルダー(敬称略)尋問時のシックスゲイツがバンディット、アースクエイク、ヒュージシュリケン、ヘルカイト、ダイダロスで正しいなら、ゲイトキーパーは一線を退いてたのが復帰してきたのかな?
2011-05-21 15:47:42「私は確固たる理念の元でシックスゲイツを創設した。シックスゲイツは秩序だ。ニンジャに憑依され、ともすれば無軌道な暴力に駆られてしまう者たちに、目的と秩序を与える。そう、ラオモト=サンという、清濁併せ呑む大樹のごとき器のもとで」「……」
2011-05-21 15:53:49#NJSLYR ゲートキーパー=サン……w いや、流石にそれはちょっと……w /てか作中で「完璧過ぎる男」ダークニンジャ=サンにも否定されちゃったし……w
2011-05-21 15:54:39「私は哀しくてならない。君のような愚かなイレギュラーが、我が組織を乱し、この私みずからが事態の収束に務めねばならないという、このマッポー的な現実そのものが」「くだらん感傷の垂れ流しはいつまで続くのだ、ゲイトキーパー=サン」ニンジャスレイヤーが遮った。
2011-05-21 15:58:09「……私は長らくシックスゲイツの名誉構成員であった。今こうして再び暴力の現場へ降りる事には大変な抵抗がある。だが、」「オヌシの目は節穴だ。世界を数字でしか見ない愚か者の目だ。オヌシが片付ける無機質な数字の中に、私の妻子の、センセイの死が隠れている。憎き敵。殺すべし」「……狂人め」
2011-05-21 16:03:59ゲイトキーパーは腰のホルスターから二本の得物を同時に引き抜いた。鋼鉄のトンファーだ!両腕を伝って暗い紫の輝きが流れ込み、不吉なオーラとなってトンファーを包む!「ミヤモト・マサシ曰く、死人に口なし!望み通り君の相手をしてやろう。だが残念ながら死ぬのは君だ!」
2011-05-21 16:11:55「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーの両腕がムチのようにしなり、二枚のスリケンが口火を切った。「イヤーッ!」ブゥン!トンファーが回転し空中でスリケンを粉々に砕く。「来い!君のカラテを評価してやろう!」「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーが仕掛ける!槍のごときサイドキックだ!
2011-05-21 16:16:26