【ラブライブ!1期】2話感想まとめ。―「アイドル」性に先立つ「スクール」性とは

アニメ2期放送直前、改めて1期を観直した私感をまとめてみました。μ'sの次の物語に備えて、1期を振り返る糧になれば幸いです。 ・まだ足並みの揃わない3人。 ・「アイドル」性(ことほの)VS「スクール」性(うみ) ・「アイドル」が「スクール」へ歩み寄る―象徴としての『笑顔で腕立て』 続きを読む
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momorin @momorin_cloverZ

わーお!いいとも最終回の余韻に浸ってたらもうこんな時間…! 1期観直し、第2話に進みます!

2014-04-01 00:43:34

まだ足並みの揃わない3人。

momorin @momorin_cloverZ

第2話は、講堂使用許可を取りにくることほのうみVS絵里の構図から始まります。しかしまだ3人の足並みは揃いません。2話は、まだ歯車がガッタガタで名もない3人が、μ'sという名を得るまでの、あっという間の物語です。#lovelive http://t.co/L8D0Jzn5gs

2014-04-01 00:51:27
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momorin @momorin_cloverZ

当然3人を突き返す絵里。しかし、希にはカードのお告げが。でも、この希のタロット占いってホントなんでしょうか?スピリチュアルガールという着ぐるみを被った女の子なのでは?…というお話は、また、あの海岸でのひとコマで。#lovelive http://t.co/YvftTyHmLm

2014-04-01 00:56:26
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「アイドル」性(ことほの)VS「スクール」性(うみ)

momorin @momorin_cloverZ

2話で一番感じたのは、実は「ことほのVSうみ」というμ's内での構図でした。これは「アイドル性VSスクール性」という、スクールアイドルの根幹を成す、アイドルらしさと学生らしさのせめぎ合いであると感じています。#lovelive http://t.co/lVG7XILk00

2014-04-01 01:04:41
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momorin @momorin_cloverZ

「アイドル」性=理想、夢、精神性 「スクール」性=現実、実在性、身体性 という感じで、ことりや穂乃果は「アイドル」サイド、海未は「スクール」サイドの人間として描かれ、そのせめぎ合いのなかで「スクールアイドル」が立ち上がってくる、っていうひとまずの単純な構図です。#lovelive

2014-04-01 01:32:32
momorin @momorin_cloverZ

夢を見て想いを巡らせる「アイドル」側のことりと穂乃果。対して、部活もしており学校という場所に根を張った現実主義的な「スクール」側の海未。名もなき3人の活動は、海未ちゃんをアイドル側に引っ張りこむ作業から始まります。#lovelive http://t.co/wX5zzfnmHy

2014-04-01 01:13:47
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「アイドル」が「スクール」へ歩み寄る―象徴としての『笑顔で腕立て』

momorin @momorin_cloverZ

でも実は、第2話では、海未ちゃんを「アイドル」側に引っ張り込むよりも先に、ことりと穂乃果が「スクール」側の現実的な事情を体感することから始まっていきます。そこが「スクールアイドル」を描く上でのミソなのでしょう。「練習」から描かれていくところがその象徴です。#lovelive

2014-04-01 01:18:23
momorin @momorin_cloverZ

練習場所探しでは空き教室に鍵がかかってることすら知りませんでした。「アイドル」へのぼんやりした夢や理想は膨らめど、それを実際に叶えていく現実的な手段、自分が身を置く「スクール」性への理解に、まだとにかく乏しいんです。#lovelive http://t.co/2heOPAGofh

2014-04-01 01:21:45
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momorin @momorin_cloverZ

その象徴として描かれるのが、練習です。「アイドル」を叶えるには身体を鍛えなければいけない、現実的な問題があります。そのリアルな課題にことりと穂乃果を引っ張るのが、部活を通して「スクール」性にしっかり身を置く海未です。#lovelive http://t.co/oZ62RjdPp1

2014-04-01 01:26:43
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momorin @momorin_cloverZ

「アイドル」性に先立って必要になる、現実主義的な「スクール」性。それを示す象徴として描かれたのが『笑顔で腕立て』だと思います。笑顔を魅せるうえで必要な身体性があることを、「アイドル」側にいる人間にわからせるための明快な手段を、「スクール」側の海未は提示しました。#lovelive

2014-04-01 01:42:32
momorin @momorin_cloverZ

「アイドル」性に身を置いて妄想していた2人は、現実的な「スクール」性へと目覚めます。2話で描かれたのは「アイドル」→「スクール」の動き。もちろん3話はその逆が描かれ、はじめて「スクールアイドル」が立ち上がるわけです。#lovelive http://t.co/q2zO6K0G8W

2014-04-01 01:47:09
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「アイドル」2人の大きな違い―自覚的/無自覚的

momorin @momorin_cloverZ

ただ、ひとくくりに「アイドル」サイドの人間として語れることりと穂乃果ですが、その間には大きな違いがあると思います。それは、その「アイドル」性を持つ自分に対して、自覚的か非自覚的か、という点だと思っています。#lovelive http://t.co/NY8yHbtSgJ

2014-04-01 01:50:38
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momorin @momorin_cloverZ

物事を「鳥瞰」し客観視するのが得意なことりは、「アイドル」性についても自覚的で、服飾への興味やメイドのバイトなど、魅せることに意識的なタイプだと思います。対して天然な穂乃果は無自覚で、自身のもつ「アイドル」性を無意識で出す側面があると思います。大きな違いです。#lovelive

2014-04-01 01:58:21
momorin @momorin_cloverZ

おそらく雪穂も、ことりと同じく、魅せる「アイドル」性に自覚的なタイプだと思います。美へのあくなき追求…すごいです。だからこそ、穂乃果とは対照的な面が多く見られます。1話で描かれる対立は、伝統志向VS伝統離脱志向だけでなく、価値観の違いも存在していると思います。#lovelive

2014-04-01 02:02:41

真姫ちゃんの心を動かす!

momorin @momorin_cloverZ

そんな、「アイドル」性に天然で無自覚的な穂乃果だからこそできたことが、真姫ちゃんへの歩み寄りです。ただし、1回目は失敗。「学校に生徒を集めるため」なんて上っ面の説得論理では、オコトワリシマス!しか生まれません。#lovelive http://t.co/NzXH0sj8Kg

2014-04-01 02:05:53
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momorin @momorin_cloverZ

真姫への2度目の説得で、穂乃果の無自覚の「アイドル」性が発揮されます。説得のための説明論理ではなくて、「西木野さんの歌声大好きなんだ!」という感情の吐露こそが相手を揺れ動かす、穂乃果の天性の落とし神センスでしょう…。#lovelive http://t.co/wEImhoav6d

2014-04-01 02:09:20
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momorin @momorin_cloverZ

ちなみに、真姫の説得にも『笑顔で腕立て』。アイドルを「うすっぺらくて嫌い」と一蹴する真姫に、「アイドル」に先立つ「スクール」性を体感させる。自分がついさっき学んだことを惜しげもなく誰かにやっちゃうのも、穂乃果らしさ。#lovelive http://t.co/7hu19o4Mlu

2014-04-01 02:12:57
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アイドルに向けて、ブースト!ブースト!!

momorin @momorin_cloverZ

「アイドル」性に先立つ「スクール」性を学んでいくうち、周囲にも押されて3人はどんどんアイドルとしてもブーストがかかっていきます。一番は、名前を得たこと。3人はアイドルとして、文字通り名乗れるようになりました。#lovelive http://t.co/cIM6eMjNj1

2014-04-01 02:16:22
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momorin @momorin_cloverZ

ブーストさせた存在として、かよちん推しとしてはこのシーンも特筆しておきたいです。花陽の応援を受けた穂乃果の表情は、もうかなりアイドルらしくなってきてます。アイドルは、誰かに呼びかけられて初めて、アイドルになっていく。#lovelive http://t.co/5v283YcwBl

2014-04-01 02:19:29
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