【ラブライブ!1期】3話感想まとめ。―「スクールアイドル」の狼煙をあげろ!

アニメ2期放送直前、改めて1期を観直した私感をまとめてみました。μ'sの次の物語に備えて、1期を振り返る糧になれば幸いです。 ・今度は「スクール」が「アイドル」に歩み寄る番 ・海未ちゃんの「アイドル」化計画 ・海未への説得に見る、μ'sの目的性の変容 続きを読む
2
momorin @momorin_cloverZ

よしっ!1期観直し、第3話いきます!

2014-04-01 21:56:05
momorin @momorin_cloverZ

3話はズドーンとくるからなぁ…

2014-04-01 21:56:56

今度は「スクール」が「アイドル」に歩み寄る番

momorin @momorin_cloverZ

2話は「アイドル」サイドの人間であることり・穂乃果が「スクール」性へと引っ張られるお話でしたが、3話は逆に、「スクール」サイドの海未が「アイドル」性へと引っ張られるお話です。主役は海未ちゃん。羞恥との闘い。定番です。#lovelive http://t.co/GSlB5hMZOQ

2014-04-01 22:07:32
拡大
momorin @momorin_cloverZ

「スクール」性を得たことりと穂乃果は、練習を経て着実に力をつけていきます。「ことりちゃん左手!」と指導する穂乃果には、現実主義的な身体性への自覚が芽生えています。夢見るだけだった少女が、だいぶ現実的になったわけです。#lovelive http://t.co/E5fz8CWTm0

2014-04-01 22:21:06
拡大
momorin @momorin_cloverZ

2話と3話を併せて、「スクール」性と「アイドル」性の架け橋となった3人のなかに「スクールアイドル」が立ち上がるわけですが、そこには思いもよらぬ展開が待っていました。しかし、それは意図せざる帰結として、より彼女達の「スクールアイドル」性を際立たせることになります。#lovelive

2014-04-01 22:11:55

海未ちゃんの「アイドル」化計画

momorin @momorin_cloverZ

ことり・穂乃果の「スクール」性の欠如がだいぶ補われた。そうなると焦点は、翻って、海未の「アイドル」性の欠如に。「スクール」性を盾にひた隠しにしてきた海未の“人前が苦手”という根本的な問題がついに矢面に立つわけです。#lovelive http://t.co/eLKG14KVAL

2014-04-01 22:25:51
拡大
momorin @momorin_cloverZ

象徴的なのが、「海未ちゃん…私が階段5往復できないって言ったとき何て言ったっけ?」と詰め寄る穂乃果。練習の辛さを乗り越えて「スクール」性を体得した穂乃果は、形勢逆転とばかりに、海未に「アイドル」性を要求するわけです。#lovelive http://t.co/1rzkokPfvU

2014-04-01 22:29:16
拡大
momorin @momorin_cloverZ

最終話でも当時の穂乃果への恨みが吐露されますが、海未は、「アイドル」への純粋な憧れはあるものの、それでは打ち破れないほどの羞恥心に苛まれています。海未の“人前が苦手”という欠点はアイドルとしてかなり致命的なはずです。#lovelive http://t.co/6f9B4qaOTU

2014-04-01 22:34:18
拡大
momorin @momorin_cloverZ

あまりにも「スクール」性に土着した“人前が苦手”な海未の性格は、ことりのつくった衣装のスカート丈によってついに窮地に立たされます。絶対反対を訴える海未に対して穂乃果がとった手段は、実に大きな飛躍を含んだものでした。#lovelive http://t.co/O8qRGLTUiB

2014-04-01 22:39:55
拡大

海未への説得に見る、μ'sの目的性の変容

momorin @momorin_cloverZ

穂乃果は、スカート丈に怒る海未に対して語りかけます。 「だってしょうがないよ アイドルだもん」 「だって成功させたいんだもん」 穂乃果の無自覚な「アイドル」性が海未を捕えます。そして、次の言葉で大きな飛躍を見せます。#lovelive http://t.co/SFS8dSnryt

2014-04-01 22:43:53
拡大
momorin @momorin_cloverZ

穂乃果は「3人でやってきてよかったって そう思いたいのー!!」と絶叫するのです。ここで疑問が浮かびます。…あれ?ライブを成功させたいのは廃校阻止のためだったんじゃ?と。ここが、3話の結末に結び付く大きな転換点でした。#lovelive http://t.co/dNl7CqgvYA

2014-04-01 22:47:33
拡大
momorin @momorin_cloverZ

穂乃果は、ライブを成功させることに「3人でやってきてよかった」という想いを求めます。ここに、スクールアイドルをやることの目的性の変容が示唆されているように思います。むしろ、廃校阻止はもはや説明論理でしかなくて、本当の目的が顕在化してきただけなのかもしれません。#lovelive

2014-04-01 22:52:32
momorin @momorin_cloverZ

そして海未は「いつもいつもズルいです…」と折れます。海未はこれまでも、ことりと穂乃果の「アイドル」性に絆され屈服させられてきたのでしょう。現実的な理屈に生きる「スクール」性の人間にとって、「アイドル」はズルいのです。#lovelive http://t.co/flJRParq5o

2014-04-01 22:59:30
拡大
momorin @momorin_cloverZ

こうして、ステージに立つ「アイドル」性への覚悟を決めた海未が揃って、「スクール」性と「アイドル」性を束ねた3人は、「スクールアイドル」としての切符を手にします。神田明神に揃う3人のシルエットは、大事な時に登場します。#lovelive http://t.co/4KyYDUhRns

2014-04-01 23:11:16
拡大

海未の抱える羞恥心の正体とは?―「スクール」サイドの女の子として

momorin @momorin_cloverZ

とはいえ、海未の抱えるステージへの苦手意識は簡単には払拭できません。穂乃果は、半ば無理やりな手段で、海未を「アイドル」性へと“脱皮”させるわけですが…。このあと、海未の抱える羞恥心の正体がちらりと見えてきます。#lovelive http://t.co/Yj0RDLbfrV

2014-04-01 23:21:51
拡大
momorin @momorin_cloverZ

海未の羞恥心に対して、穂乃果は興味深い問いかけをします。 「こうして並んで立っちゃえば 恥ずかしくないでしょ?」 つまり、「スクール」性の女の子(海未)が抱える羞恥心とは、同質性から浮いてしまうところにあるのです。#lovelive http://t.co/nl5wmhMAhH

2014-04-01 23:24:32
拡大
momorin @momorin_cloverZ

「スクール」性の女の子たる海未の羞恥心は、同質性のなかで自分だけが浮いてしまうところに生じます。だから海未は同じスカートでも、制服は平気だけどアイドル衣装は無理なのではないでしょうか。そして、同じ衣装を身に着けた3人が並ぶことで、その羞恥心を克服し得るのです。#lovelive

2014-04-01 23:27:55
momorin @momorin_cloverZ

だからこそ、また1人で鏡に向かうときには「やっぱり恥ずかしい…」とつぶやくのです。みんなと同質であることに安堵し、そこから浮くことに羞恥心を抱く。そんな海未の羞恥心の正体を考え直してみると、彼女の魅力も増してきます。#lovelive http://t.co/xH4MktC10d

2014-04-01 23:30:58
拡大

挫折。

momorin @momorin_cloverZ

そしてスタンバイ。番号を点呼して笑いあう3人。このあとの展開を知らない、つかの間の「アイドル」性への憧憬が残っています。「μ’sのファーストライブ、最高のライブにしよう!」という言葉は、意図せざる帰結を迎えます。#lovelive http://t.co/9OBwOmmCt6

2014-04-01 23:35:17
拡大
momorin @momorin_cloverZ

無人の客席を前にして、2話・3話で描かれた「スクール」性と「アイドル」性を繋いできた日々が蘇ります。「3人でやってきてよかった」という想いさえ、結局叶わないのか。すべてが無に帰してしまうのか。μ’sは生まれないのか。#lovelive http://t.co/eJ7Ipn8ZhD

2014-04-01 23:41:05
拡大