サターン、V-2etc…宇宙ロケットの”翼”に迫る
さて、イスラエルのShavitが空力操舵という話をもっと調べようとしていると、面白い資料に行き当たりました。
これに関連して、ロケットの空力制御や尾翼の話を調べていたら…おあつらえ向きの資料を発見しました。 http://t.co/vBjF1twH56 V-2にレッドストーン、サターンにパーシング…ロケットの翼の思想と実例が出るわ出るわのすごい資料です。
2014-04-12 00:17:39こちらはおなじみV-2ロケットの空力表面。固定翼に加えてジェットベーンと空力舵面がありますが、実はピッチ、ヨーだけならばジェットベーンでいいらしい。 空力舵面を翼先端に付けたのは「ロール制御力不足」を補うためだった。 http://t.co/onfswjs0RZ
2014-04-12 00:25:09そして面白いのがレッドストーン。 私今までレッドストーンの制御ってV-2と同じく機体後部のジェットベーンと空力舵面だけだと思ってたんですが、 実は前方にもAir Veneがあり、さらにこれがRCSのノズルも兼ねていて可動する! http://t.co/aFnW6eQmVc
2014-04-12 00:30:37そして知らなかったサターンロケットの空力ギミックの数々。 サターンIは空力不安定で、それを抑え込もうとすると第1段のノズルジンバル制御角が過大。というわけで尾翼をつけることに。
2014-04-12 00:38:02しかし何を思ったか、尾翼は大きな尾翼4+スタブウィング4とし、さらに底面熱輻射を防ぐため外側エンジンの排気ダクトをスタブウィングの先から吹く謎仕様。おかげでタービン可とう管が必要に…。 http://t.co/CNheOE0iCt
2014-04-12 00:42:23さて、大型化したSaturnIBでは、尾翼は同じ大きさのもの8枚となりかなりすっきり。 初期のAS-201-202では排気ガスをスタブから吹く仕様はそのままでしたが… http://t.co/4EsjBBjHmv
2014-04-12 00:45:32後期型では外側エンジンの排気ガスはノズルスカートのフィルム冷却に使われることになりました。これでエンジンから機体に廃ガス配管を取回す必要もなくなってすっきり。 http://t.co/ZsSMSNJk9V
2014-04-12 00:46:57その点Saturn-Vは洗練されている…のですが、こんな面白いアイデアもありました。 スパイラルストレーキ http://t.co/SqbgUvP9PG
2014-04-12 00:49:51地上では、円筒のロケットにたいし風が吹き付けると、ロケットの後流側交互に渦が発生します。(と書いてあるけど早い話がカルマン渦ですよね) この励振力がロケット機体に過負荷を与えるのです。 風洞実験の結果このストレーキは大きな効果が! らしいですが、これ飛ばしたらロールしそうな気が…
2014-04-12 00:53:41しかし実際、地上風はロケット機体の強度を決める要因となっていて、 H2Aでは、機体とMLの間に機体支持機構(あのタワーと機体をつなぐ赤色のアームです。)を設けている理由もそれだったりします。 https://t.co/rtOYpWQpua
2014-04-12 01:03:00