こじらせオタク達の生きざま

あまりまとめるつもりはなかったのですが、盛り上がったのでそれらしいタイトルを付けてまとめてみました。 中身はオタク教養主義に偏りやすい傾向の人間の生態や自分が見た実話についてあれこれ語りました。
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きっかけはこのつぶやきから

てりあ @TERIAf1

ライトノベルについてあーだこーだ言ってしまうが、「ラノベの対象年齢」から外れているのを考えると「黙ってろよ、おっさん」と思われても仕方がない。しかしこれだけは言わせくれ。ラノベ業界を支えている真の購買層は、我々のようなラノベを卒業しないといけないおっさんラノベ読みであることを。

2014-04-13 19:12:00

ラノベ読みの恐怖を知ってる私があれこれ

むしろ、この人に昔僕がラノベについて話してる時に色々言われたことがあって「ラノベ読みって怖いなぁ…」と思っていたので、その話を少しした。

三沢文也 @tm2501

僕がガイナックスオタクの次に怖いと思っているのは、おっさんラノベ読みです。地雷だと知ってても酷い目に遭うと知っていてもラノベを全部読み抜くあのタフネスを真似できるオタクは最近ではなかなかお目にかかれない。ガイナックスオタクが怖い理由は元ネタがどれだけ昔でも入手困難でも知ってるから

2014-04-13 21:13:16
大盛かんでぃ @kandiohmori

@tm2501 おっさんラノベ読みが「ラノベ黎明期(ソノラマ文庫・角川お家騒動以前の角川・富士見」からの読者ならいろんな意味で最強ですね。ガイナックスオタクが怖い理由の「元ネタがどれだけ昔でも入手困難でも知っている」の条件満たしますし。

2014-04-13 21:15:51
三沢文也 @tm2501

@kandiohmori うわ…オタク教養主義+黎明期からの熟成は危ない…その危ない組み合わせを経て完成したのがガイナックス関係のオタや製作者だけど、ラノベ読みでもそういう人種がいるなら確かに危ないです。どっちが危ないとかじゃなくて、両方怖いです

2014-04-13 21:21:14
ardbeg32(酒好き @ardbeg32

@tm2501 いや最近は財布も厳しければ時間もないので出来る限り厳選の方向に走ってます<おっさんラノベ読み 昔取った杵柄で、数分の立ち読みで当たり外れを判断できますし。最悪、続刊が10を超えた時点で買えばいいことだし

2014-04-13 21:41:56
drifter_N @drifter_N

知人にガチのおっさんラノベ読みがおるが、ひと月に出る新刊の半分以上は買うとる様子で、残りもチェックは入れた上で買わんのだそうな…流石に厳選してかんと床が抜ける、ちう理由で(´Д` )

2014-04-13 21:19:05
三沢文也 @tm2501

@ardbeg32 聞いてる限りそうみたいですね。でも、ラノベ読みの方から「地雷っぽいから買わない」と言ったら、「地雷だとわかってても踏めよ!男の子だろ!」と二年前に怒られたことがあるので、それ以降、ラノベ読みの上位層は教養主義者だと思うようにしてます。(実際蔵書数がすごいかった

2014-04-13 21:44:52
三沢文也 @tm2501

この間、監督不行届に出てきた「日本のオタク四天王」のうち二人はガイナックス関係者だもん。そして、そいつらは僕よりも30も上のおっさんだから僕から見て入手困難で生まれる前の作品知識があるのは当然なんだよ?でも、何が怖いかというとファンもスタッフもネタの知識をつけて追いかけるとこ!

2014-04-13 21:17:49
三沢文也 @tm2501

アオイホノオの中に岡田斗司夫さんが出てきた時に、本棚の山が出てくるんです。蔵書量が一学生が所有してる量じゃないぐらい出てくるんです。ラノベ読みに関するツイートや、新月お茶の会に行って万単位アニメイトで使う人を見てたら「ああ、盛った話じゃないんだ」という現実感を感じますぜ☆

2014-04-13 21:24:19

オタク教養主義の話

三沢文也 @tm2501

何でもかんでも教養主義というのは最終的に「物量や歴史が多すぎて個人の力ではとてもそれだけの量の作品や知識を調べきれません」という事情で終わるんです。終わるんだけど、序盤の方は作品が少ないから作品を片っ端まで網羅する教養主義者が生まれ、彼らは人々から尊敬される。だから怖いのよ。

2014-04-13 21:27:07
三沢文也 @tm2501

でも、面倒なのは「教養主義は圧倒的物量の前に消え去る」のがオタクの歴史だけど、世が世なら教養主義に近い形をとっていたであろう「こじらせオタク」は生き残り続けるわけ。論評が好きで、作品・演出知識をつけることにも関心がある人はね。だから教養主義者を尊敬したり、目指す流れは消えない

2014-04-13 21:30:29
三沢文也 @tm2501

こじらせオタクが教養主義を尊敬したり、目指したりするのはだいたいにわかの間なんです。なんでかというと、知識をつけていくうちに無理だと悟るから。無理だと悟ったこじらせオタクが向かう方向は専門化するか、学問側に偏る。ある分野にだけは詳しい教養主義者であるか、論評する力そのものに向かう

2014-04-13 21:34:26
ねりま@BOOTHで個人誌頒布 @AmberFeb201

@tm2501 横から失礼します。教養主義とオタクの関係について以前ブログで言及したことがあるのですが、その時は、教養主義的オタクがにわかオタクを攻撃している、という構図なのかな、と考えていました。教養主義を目指しているのは所謂にわかオタクとは呼べないのではないでしょうか。

2014-04-13 21:38:25
三沢文也 @tm2501

@AmberFeb201 構図としては合っているのですが、心理としては攻撃された人が「攻撃する側に回りたい」とか思うのです。部活動の先輩になった途端に悪しき伝統にふんぞり返って後輩をいびる中坊と同じ構造です。先輩にはなりたくないけど、威張る側には回りたい的な…

2014-04-13 21:42:59
ねりま@BOOTHで個人誌頒布 @AmberFeb201

@tm2501 「攻撃する側に回りたい」とは、知識による「象徴的暴力」を振るう側に立ちたい、ということだと思うのですが、そうした欲望は「にわかの間」のだけでなく「こじらせ」ていても不図頭をよぎる瞬間があるのではないかなー、と思うのですが…。

2014-04-13 21:48:10
三沢文也 @tm2501

@AmberFeb201 確かににわか以外の人にもある現象なのですが、にわかの人と違って細分化されていくため、分類が必要なのです。オールジャンルの知識に優れた教養主義者と、一部の作品/ジャンルに特化したマニア、そして経験や学術的な知識で語る評論家と。目指す方向や選択がもっと具体的

2014-04-13 21:51:25
ねりま@BOOTHで個人誌頒布 @AmberFeb201

@tm2501 なるほど。教養主義者とマニアと評論家、という3類型は確かになという感じです。ただ、にわかオタクをなんというか排除していくような語りには違和感があります。誰しもが、「にわかオタク」的な側面から逃れられないと考えているので…。

2014-04-13 21:59:17
三沢文也 @tm2501

@AmberFeb201 それはたしかに正しいです。排除しちゃいけないものですし、誰もが弱い分野に関してはにわかです。ただ、物を知らないなら知らないなりの言い回しをおとなになったり、その世界にのめり込むと覚えていくもので、それがわからない人と会話してキレる人が出るのもまた道理かと

2014-04-13 22:02:03
ねりま@BOOTHで個人誌頒布 @AmberFeb201

@tm2501 最初のお話からだいぶ飛んでしまいましたが、にわか的な人に対する思いは三沢さんに同意です。なんだかまとまりのない議論をふっかけてしまって申し訳ありませんでした。

2014-04-13 22:07:09
三沢文也 @tm2501

@AmberFeb201 いえいえ、僕自身考えの及んでいない部分を考えたり、言っていることをまとめるいい機会になったのでむしろ感謝しています。ありがとうございました

2014-04-13 22:09:05
三沢文也 @tm2501

僕が「こじらせ系男子」と名乗ってるのは、そういうこじらせオタクがたどり着く道筋の一つとして「僕みたいな奴になるぞ」というメッセージなんです。教養主義にもなれず、萌えることだけでも満足できないこじらせオタクが向かう先は知識欲と好奇心で自分の調べたいことを調べて、書く。そうなるぞ!と

2014-04-13 21:38:35
三沢文也 @tm2501

今度一度「こじらせ系男子ってなんぞ?」という記事を書こうかな。理系や哲学系に多い扱いづらいけど、知識量や熱意だけは高い人種についてあれこれかこうか…

2014-04-13 21:47:49