元就活ライターの大学教授が激白 就活生が鵜呑みにする「就職ナビサイト」の危険性 かつて私も書いた“提灯記事”

関東学院大学文学部教授・新井克弥さんにご寄稿いただいた記事の要約。
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「学生と企業の橋渡しをしてくれる、なんて人のよい企業なんだろう! しかもサービスを無料で提供してくれる! 」……もちろん、そんなことはない。そのシステムを知れば、カネ儲け至上主義であることがハッキリする。 http://t.co/1xjTIyQuyD 「就職ナビサイト」の危険性

2014-04-14 12:42:39
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リクルート企業は一般の民間企業をクライアントとし、学生に向けた企業紹介を提案。契約が成立すれば、企業側から資料やデータが提供される。企業で働く人材もインタビューの対象として提供を受ける。もちろん、編集方針等のリクエストも受け付ける。 http://t.co/1lX98HZFZ9

2014-04-14 12:45:44
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リクルート企業はこれら資料を基に記事を作成。企業側から最終的なチェックを受けて完成となる。当然ながら、この記事は「営利」に基づいて作成される。媒体によっては客観的記述のような体裁を装っているが、そこには金銭の授受が介在している。 http://t.co/KHYySRoh0s

2014-04-14 12:47:21
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リクルート企業は、一般企業の紹介記事を受注している。企業はクライアントゆえ、本当に客観的なコンテンツを書くことなど不可能。むしろ企業のお気に召すよう、美辞麗句で埋め尽くされた 「提灯記事」 になる。 http://t.co/VLQr4PLavh かつて私も書いた“提灯記事”

2014-04-14 12:49:06
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かつて私はライターとしてこの業界から仕事を受けていたが、企業体質には「明るい未来が開けている」「風通しがよい」「グローバル化を推進」…、インタビューでも「やる気満々」「充実した企業ライフ…」という記述を要請されたことを覚えている。 http://t.co/3SszN41KUx

2014-04-14 12:51:30
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フリーランスの身ゆえ、これに従わないと即刻クビという匕首が突きつけられていた。美辞麗句の盛り方は、ある意味「カネ次第」。カネを盛ると話も盛られるという構図が出来上がっている。 http://t.co/AtYeKTyYKC 「就職ナビサイト」の危険性 かつて私も書いた“提灯記事”

2014-04-14 12:52:47
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優良企業もブラック企業も、みんな「すばらしい会社」と評論される。リクルート企業が作り出すヴァーチャルな企業イメージによって、実際の学生と企業が被害を受けるという事態が生じている。現在、新人の入社3年後の離職率が3割を超えているのだ。 http://t.co/lW2SFVtmlm

2014-04-14 12:54:02
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若手の人材を適切な場所に配置を旨とするはずのリクルート企業が、営利を優先するがゆえに人材配置のミスマッチを生む。実質性を失い、旧態依然とした様式美だけがゾンビのように生き続けているような人材配置システムは「百害あって一利無し」である。 http://t.co/8xDJnycZAg

2014-04-14 12:57:00
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ネット上での適性診断→説明会参加・エントリー→入社試験→不採用→適性診断→説明会参加・エントリー→入社試験→不採用……多くの就活学生が、この「無間地獄」に陥っている。「ヘタな鉄砲も数打ちゃ当たらない」という悲惨な「循環」が続くのだ。 http://t.co/XFGsBOTPhq

2014-04-14 12:58:03
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で、なんとか幸運にもゲットできた就職先。ホッと一息というところになるのだけれど(ならない学生も多い)、冷静になった時、ふと思い返すのだ。「なんで、この会社に、いくんだろう? 」就活システムに振り回される若者の姿が、ここにある。 http://t.co/LvmAWynq3m

2014-04-14 12:58:54
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悪循環を断ちきるには、先ずリクルート企業側は企業のみならず学生もクライアントに加えることだ。つまり、学生から利用料金を徴収して中立な立場から企業の吟味を行い、ブラック企業を排するなど企業の「ホントのところ」をインフォメーションする。 http://t.co/6OE4i25ncF

2014-04-14 13:01:38
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一方、学生側については、大学が「就職リテラシー教育」を実施すべき。「紹介する企業からカネをもらっているので、都合の悪いことは書かれていない」と明確に示し、リクルート企業が提供するサービスの「たかが、されど」的な使いこなし方を指導する。 http://t.co/jlEjpCJl51

2014-04-14 13:04:26

元記事はこちら

リンク WEDGE Infinity(ウェッジ) 就活生が鵜呑みにする「就職ナビサイト」の危険性 かつて私も書いた提灯記事 「カネを盛ると話も盛られる」。そんな企業の紹介記事を信じてしまう学生。人材配置のミスマッチを生む就活の悪循環を断ち切るには&