見栄で車を買おうとした未成年が社会の鉄槌を受けた件

自動車購入をとある中古屋で決意して契約したものの未だ納車されない未成年者は、実はとんでもない勘違いを犯していたのだった。工学的・法学的観点から、若者に蔓延る"見栄の自動車"の危険性を告発するッ!
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ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

後、見栄張る為に車を買うのは車に対して超絶失礼です。丸で、見栄を張る為に彼女作るのと同じです。相手が可愛そうです。そう云う考えをしている以上は、車を買うのをやめた方が良いですね。事故が怖い。 http://t.co/rYMlfWklLq

2014-04-16 13:01:08
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

そう云う外見しか見ていない所を見透かされて、逆に足元を見られたのだと推察。要するに"虚仮にされた"のは"車屋"ではなく"車"だったんですね。店員さんにとっては。だから、"暴走族"みたいな奴と同等と思.. http://t.co/qNnar0F7fX

2014-04-16 13:03:26
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

ここではっきりと云って置きます。自動車にしろ、自転車にしろ、パソコンにしろ、携帯にしろ、スマホにしろ、機械は"見栄"で買われると非常に迷惑がります。機械に嫌われます。買った以上は機械を"愛して"下さ.. http://t.co/qrsKFvidmP

2014-04-16 13:05:27
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

一寸思い当たる事が色々あったので、ここで少し書き連ねて行こうと思う。"機械を見栄で買おうとした為に足元を見られた未青年"がいた為だ。

2014-04-16 13:09:00
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

先ずはこのまとめを見て戴こう -> 未成年が中古車を買おうとしたら店員の嘘で納期延期になる粗相 - Togetterまとめ http://t.co/KDzX4GUgGl

2014-04-16 13:09:42
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

こう云う事態を生み出す切っ掛けには、"見掛け"即ち"外見"が大きく絡む要素となる。この当事者は、中古自販店員から、"暴走族か何か"と胡散臭がれ、危惧されたのか?何れにしろ、身元証明書類をもう一通提出する事態になった。

2014-04-16 13:11:43
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

概して若年の若葉運転者は、自動車の購入基準を"性能"ではなく"外見"で選択する傾向が強い。所謂"見栄購入"だ。ところが実はここに大きな落とし穴がある。"自身の身体的能力"との相関関係が"壊滅的に合わない"事だ。

2014-04-16 13:13:32
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

"見栄"で購入しようとした車には、概して"シートが不適合"とか"ハンドルの位置が合わない"とか"内装が想像と違う"とかの"不適合"が発生する。特に注意しなければならないのは、"シート"と"ハンドル(ステアリングウィール)"との相関位置関係だ。

2014-04-16 13:15:35
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

こう云う"見栄っ張りの車"は概して"車高は低い。シートは硬い。ハンドルは小さい。"の"設計三悪"を抱えている。これらを工学的見地から説明していこう。何故見栄での車輌購入は危険かを。

2014-04-16 13:17:03
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

先ず、車高が低い。これは、車高が低いと云うより、所謂"シャコタン"詰まり、"サスペンションを短くしてある"可能性が高い。サスペンションは"緩衝装置"の名前の如く、"路面から受ける衝撃を緩和する"と云う重要な役割がある。そして通常は"油圧式"が多用される。

2014-04-16 13:18:56
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

"油圧式"サスペンションシリンダは、油が入ったシリンダ内をピストンが行き来する時に油の粘性で衝撃を和らげるもので、その緩衝率は、ピストンの工程距離(ストローク)と使用する油の粘性によって左右される。若し同じ油を用いるなら、ストロークの長い方が緩衝には適している。

2014-04-16 13:21:10
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

これはどう云う事かと云うと、仮に地面から受ける衝撃で車体が浮き上がるとしよう。その浮き上がる高さが高ければ高い程、車体の受ける衝撃は大きくなる。この衝撃を和らげる為に必要なシリンダの長さも必然的に長くなる訳だ。駄菓子菓子、シリンダを短く切ってしまえば、この衝撃を和らげられない。

2014-04-16 13:23:06
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

衝撃を和らげられなければどう云う事になるか?車体に掛かる衝撃は車体剛性とそして今度はシートの緩衝能力にその衝撃緩和を委ねることになる。詰まり、この場合、路面から受ける衝撃は車体が諸に引き受け、運転者へ直接伝わる事になる。それを和らげる為には、シートがその機能を持たねばならない。

2014-04-16 13:25:03
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

詰まりこの時点で、シートに適当な柔らかさがないとその衝撃を吸収し切れなくなるのだ。だが、良く思い出して欲しい。今の設定前提は、"短いサスペンション"と"硬いシート"だ。取りも直さず短いサスペンションが耐え切れず受け流す衝撃はそのまま硬いシートに伝わる。そうなると直に運転者へと…

2014-04-16 13:27:26
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

これは、"乗り心地"が劣悪になるだけでなく、"耐衝撃性能"も劣悪になり、ひいては運転者の生命と健康に大きな被害を齎す。ダンパの吸収出来ない分の過剰衝撃はそのままシートでも吸収出来ず、運転者の体に直接乃至は間接的にダメージを与える。だから悪路走行など出来なくなる。

2014-04-16 13:30:05
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

所謂"シャコタン車"のもう一つの問題点として"ロードクリアランスの問題"が出る。要するに、"車の底を摺る"事だ。これは、実は車体底部に設けられているあらゆる部品機構に対して大きなダメージを齎す結果となる。そして、その最も危険な部位は、"駆動系"が一番被害に遭う。

2014-04-16 13:32:21
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

自動車の駆動系とは、"プロペラシャフト"、"変速機"、"エンジン"、"冷却機"、"緩衝器"、"差動機"等。電装系も含めればとんでもないものが自動車車体下部に装備されていて、それらが走行時に路面を摺る事でダメージを食らい破壊を受ける事につながる。走る事即ち壊す事となってしまう。

2014-04-16 13:35:31
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

それ故に道路交通法等の交通法規では、危険行為の一つとして"車体の緩衝機構を改造する"シャコタン改造を禁止している。あれは格好だけの見掛け倒しで結局は車を壊す原因になってるだけなのだ。それを知らないと、見栄だけでシャコタン車を選びとんでもない散財につながる。

2014-04-16 13:37:27
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

後、小径ステアリングは、見た目にはレースカーの様に見えるし、実際レースカーが採用しているから一般者でも大丈夫の様な感を受ける。然し実はここにも落とし穴が口を開けて待ち受けている。それは、"小径であるが故に回転角度を大きく取られる"と云う事実だ。

2014-04-16 13:39:22
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

この場合の"大きく取られる"は"可能"の"取られる"ではなく、"受動被害"としての"取られる"を意味する。詰まり、車を大きく曲げようと思えば、当然の如くハンドルを大きく回すが、殊小径ハンドルは実はこの際の微調整が出来なくなる。詰まり、"ハンドル誤操作"の原因になりやすい。

2014-04-16 13:41:26
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

これは実際に図を書かなくても直感的に判ると思うが、円の回転角度は外周と半径とで一定の比率を保つ。詰まり、半径が小さければ、同じ角度回そうとした場合、外はそれに対応して少しだけしか回せなくなる。詰まり、緊急時の微調整がし難くなる。そして、ハンドル操作を誤っての事故へとつながる。

2014-04-16 13:43:38
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

更に云うと、一般公道に於ける旋回動作の際には、精々60km毎時と云う速度が制限となる。高速道路などでは100km毎時は当たり前だが。唯、これは旋回動作のもう一つの要因"遠心力"と"向心力"に関わる。実は、曲がっている時の車体の"遠心力"と"向心力"は釣り合っているのだ。

2014-04-16 13:46:07
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

そして、遠心力と向心力の双方は実は、車体の実進行速度に比例する。つまり車体の速度が速ければ速い程この二者の力は大きくなる。そして、旋回時にハンドルを動かす事は、実はこの二つの力の均衡を崩す事なのだ。それで無ければ旋回半径を変更等出来なくなるからだ

2014-04-16 13:48:00
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

詰まり、旋回半径を大きくしようとするなら、遠心力をそれに見合った分大きくして、向心力がそれに釣り合う迄外に車を膨らませる。逆に、旋回半径を小さくしたいなら今度は向心力を遠心力以上に大きくする。向心力と遠心力が釣り合う迄車は中に潜り込む…と云うからくりが成り立っている。

2014-04-16 13:49:42
ちいさいおおかみ〜クリアカード編〜 @siu_long

ここで大事なのは、この遠心力と向心力のバランスを取る役目が前輪に与えられている点である。前輪は向きを変える事で、遠心/向心力のバランスを変更する。その際にその回転角度を操作するものがステアリングウィル、通称ハンドルなのだ。そしてその回転角は前輪の回転角に対比する。

2014-04-16 13:52:07