まどかはほむらに覚えてほしかった辺りの話

このたるさんのまどマギ呟きまとめ
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このたる @kareruanteru

一昨日(だっけ?)のまどかはほむらに覚えていて欲しかった云々の流れで思ったこと。予め一応断っておくと誰かの考えに対しての意見ということではありません。自分があれはこういうことだと思うよ、というお話。多分、それなりに長い。#madoka_magica

2014-04-18 13:47:48
このたる @kareruanteru

前提として、まどかに記憶を残す残さないの選択権があったのかは不明なので、まどかが意図的に残したのかどうかには今回は触れない予定。放映終了当時は唯一本当の奇跡が起きた、という言い方を公式がしていた。参考までに。#madoka_magica

2014-04-18 13:50:59
このたる @kareruanteru

話したいのはそこではなく、その奇跡が物語の中でどんな意味があったのか、ということ。#madoka_magica

2014-04-18 13:52:19
このたる @kareruanteru

ほむらがまどかのことを覚えているというのは、まどかとほむら二人の間に収まる話ではないだろう、と私は考えている。12話最後の英文はまどかとほむら両方に言えることでもあるが、視聴者に向けたものでもあったのではないだろうか。#madoka_magica

2014-04-18 13:54:23
このたる @kareruanteru

“Don't forget. Always,somewhere, someone is fighting for you. ――As long as you remember her, you're not alone."#madoka_magica

2014-04-18 13:59:28
このたる @kareruanteru

(ちなみにTV版のガイドブックの副題は『you're not alone』。劇場版は『with you』叛逆は『only you』である)#madoka_magica

2014-04-18 14:00:06
このたる @kareruanteru

見ている我々は鹿目まどかという女の子が神様になるまでの過程を知っており、その生き様の好き嫌いはともかく、彼女の守りたかった世界で私たちは生きている…あの最終話を見たときにそういう感動や感慨やカタルシスと呼ばれる類の思いが溢れた。#madoka_magica

2014-04-18 14:01:07
このたる @kareruanteru

リアルタイムで見ていなかった方にはピンと来ないかもしれないが、英文は震災に遭った日本を元気づける為に急遽付けられたのではないかと囁かれたほど、画面のこちら側に向けられたメッセージと感じた人は少なくなかった。#madoka_magica

2014-04-18 14:03:00
このたる @kareruanteru

メインキャラ視点では苦さを伴うあの結末は、何も知らないあの世界の多くの人間を救っていて、それを知っているのはあの世界ではほむらだけだが、こちら側ではみんな知っている。少女達も知らない彼女達の弱さや強さを我々は知っている。#madoka_magica

2014-04-18 14:05:52
このたる @kareruanteru

>「全部まどかのおかげなんだよ」  >まどか教 (こんな反応もあったわけです) #madoka_magica

2014-04-18 14:07:50
このたる @kareruanteru

話してて当時の感覚思い出してなんか泣きたくなってきた…

2014-04-18 14:08:54
このたる @kareruanteru

登場人物の中だけに収まらない何かを感じ取って、自分のこととしてあの話に胸を焼かれた人達はたくさんいたし、私もその一人だった。特別な少女達の遠いどこかの世界のお話として見ていたいわけじゃない。あの作品に触れることはある種の自分の体験だった。#madoka_magica

2014-04-18 14:10:29
このたる @kareruanteru

(放送が終わった後も誰かと語り合いたいとTwitter始めたのもそういう体験と気持ちに依るものだった)#madoka_magica

2014-04-18 14:11:24
このたる @kareruanteru

「ほむらが覚えていて、まどかがそんなほむらのことを知っている」というのが、彼女と我々に重なるという構図。あの英文は我々とあの世界を繋ぐ役割もあったと思う。まどかだけではなく、他の子の頑張りや痛みも、君が忘れても知っているよ、覚えているよ、と。#madoka_magica

2014-04-18 14:14:23
このたる @kareruanteru

まどかとほむらだけの話ではない、という主張はこの点だけではない。今まで語ってきたのは見る側の思い入れの話だが、キャラの立場にに立ってみてもあの作品の「覚えている」事の重要性はまどかとほむらに限定された話とは思えないのだ。#madoka_magica

2014-04-18 14:18:19
このたる @kareruanteru

4話でまどかがマミの為に泣くのは、その死だけの為ではなかった。誰もマミの活躍を知らないし本当の姿を理解しないということだった。魔法少女の最期はそういうものと諦めるほむらに、まどかは自分が覚えているという答えを出す。ほむらのことだって忘れないと。#madoka_magica

2014-04-18 14:21:53
このたる @kareruanteru

ほむらはマミが羨ましいと言う。まどかはほむらの事も忘れないと言うけれど、過去のループでの思い出はほむらの記憶にしかない。まどかにとって知らない記憶は、ほむらにとっては自分が忘れさせた記憶だ。二人は違う時間を生きている。#madoka_magica

2014-04-18 14:25:31
このたる @kareruanteru

「違う時間を生きている者は本当の気持ちを伝えられない。理解し合えない(11話)」と考えているほむらと、「本当の姿を知られない孤独は自分が覚えていることでせめてもの報いにしよう」と考えているまどか。「覚えている」と「本当を知っている」。#madoka_magica

2014-04-18 14:30:21
このたる @kareruanteru

魔法少女の孤独や戦いを誰かが知っていて覚えていることが救いになるという考えは、4話の時点で二人の中にあった。最後にほむらがまどかを忘れず、まどかがほむらの本当の姿を知った事は、全ての魔法少女の過酷な運命に対する答えの一つでもあるのだ。#madoka_magica

2014-04-18 14:31:38
このたる @kareruanteru

世界改変される際のまどかとほむらの会話はそれまでのやりとり受けてのものなのだ。まどかはほむらの本当の姿を知り、ほむらはまどかを忘れたくないと言う。#madoka_magica

2014-04-18 14:40:04
このたる @kareruanteru

叛逆のほむらがあそこまで内罰的になってしまうのは、その大切な記憶を一時とはいえ失っていたということもあるだろう。まどかの(ほむらにとっては)犠牲を忘れ茶番に現を抜かしてたというのは、ほむらにとっては度し難い裏切り行為なのだ。#madoka_magica

2014-04-18 14:40:58
このたる @kareruanteru

貰ったリボンも外していたしね。#madoka_magica

2014-04-18 14:44:36
このたる @kareruanteru

まどかを忘れることはまどかを孤独にすることでもある。ほむらは十字路でさやかが前の世界を覚えていると知って目が潤んでしまう(叛逆)。自分も信じられなくなっていた記憶が真実だった嬉しさ。そしてさやかが覚えていればその分だけまどかは孤独でなくなるのだ。#madoka_magica

2014-04-18 14:45:40
このたる @kareruanteru

更に言えばほむらにとってみればまどかを知らないさやかは自分の知るさやかではない。世界と矛盾している記憶にこの美樹さやかは何者だという疑念と同時に、ほむらにとってはこのさやかこそ自分の知るさやかに近いと言える。#madoka_magica

2014-04-18 14:53:39
このたる @kareruanteru

マミの為に泣いたまどかが泣いた理由、ループ中に気持ちを伝えられなかった孤独を知っているほむらにとって、まどかを覚えていない(知らない)世界を肯定するのは色んな意味で難しい。それでもほむらが覚えているなら、とまどかは言った。#madoka_magica

2014-04-18 14:59:33